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欧米為替見通し:上値の重い展開か、底堅い米雇用統計も110円前半の売りを意識

2020/2/7 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:上値の重い展開か、底堅い米雇用統計も110円前半の売りを意識 7日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想する。今晩発表の米雇用統計が底堅い内容となれば拡大期待のドル買いに振れやすい。ただ、米株高の一服で、ドルは110円前半に観測される売りに一段の上昇を阻止される可能性があろう。 新型コロナウイルスの感染拡大に再び懸念が広がりつつある。香港から横浜に到着したクルーズ船の乗客に感染者が確認された問題で厚生労働省は本日、新たな感染者を確認したと発表。市場はそれに反応し、日経平均株価の反落を受けたリスク回避的な円買いでドル・円は110円付近から109円80銭付近まで弱含んだ。また、上海総合指数は連休明けの3日に大幅安となった後、6日まで値を戻す展開となった。その後円買いは一服したが、欧米株式先物のマイナス圏推移で主要通貨の対円での戻りは鈍い。 この後の海外市場では、22時半の米雇用統計が焦点。失業率は50年ぶりの低水準が続くほか、非農業部門雇用者数と平均時給は前回から改善が予想される。今週発表されたISM製造業景気指数やADP雇用統計など予想外に強い指標が相次ぐなか、今晩の統計が底堅い内容となれば米国経済の評価を見直す機運が高まりドル買いを誘発しそうだ。ただ、ウイルス感染への警戒感から、最高値更新中の米国株はいったん調整が見込まれる。ドル・円は110円台に再浮上する可能性はあるものの、110円30銭付近に強い売り圧力に上昇を抑制されるとみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・22:30 米・1月非農業部門雇用者数(予想:+16.3万人、12月:+14.5万人) ・22:30 米・1月失業率(予想:3.5%、12月:3.5%) ・22:30 米・1月平均時給(前年比予想:+3.0%、12月:+2.9%) ・22:30 カナダ・1月失業率(予想:5.7%、12月:5.6%) ・24:00 米・12月卸売在庫改定値(前月比予想:-0.1%、速報値:-0.1%) ・05:00 米・12月消費者信用残高(予想:+150.00億ドル、11月:+125.13億ドル) 《FA》