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昨年来高値更新後はリバーサルの流れが中心【クロージング】

2020/1/17 16:08 FISCO
*16:08JST 昨年来高値更新後はリバーサルの流れが中心【クロージング】 17日の日経平均は続伸。108.13円高の24041.26円(出来高概算10億7000万株)で取引を終えた。米国ではモルガン・スタンレーが予想を上回る決算を発表。その他、台湾積体電路製造(TSMC)の設備投資計画など半導体の需要増の観測などを背景に半導体株が軒並み強い値動きをみせており、この流れを引き継ぐ格好となった。24000円を回復して始まった日経平均は、その直後には24115.95円まで上げ幅を広げており、昨年12月17日以来となる昨年来高値を更新した。しかし、積極的な上値追いとはならず、その後はこれまで同様、狭いレンジでのこう着相場が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、鉄鋼、海運、金属製品、輸送用機器、ゴム製品、証券が堅調。半面、電力ガス、水産農林、小売、食料品、情報通信が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、スズキ<7269>、信越化<4063>、日東電<6988>がしっかり。一方で、ファミリーマート<8028>、太陽誘電<6976>、第一三共<4568>が冴えない。 日経平均は昨年来高値を更新したが、TOPIXの戻りは弱く、全体としては手掛けづらい相場展開となっている。また、物色についても先行して上昇していたハイテク株などには利益確定の動きもみられており、出遅れ感の強い銘柄等、昨日同様、リバーサルの流れが中心だったようである。 また、中小型株についてもマザーズ指数は880-900Pt水準でのこう着が続いているほか、出来高が急増しているが、オンコセラピー・サイエンス<4564>が占めている状況。また、急伸している一部の銘柄に短期筋の資金が集中しているものの、割り切りスタンス的な物色といったところであろう。 来週は米国の他、日本でも決算発表が増えてくることもあり、決算を手掛かりとした個別物色の流れがより顕著に表れてきそうである。また、日経平均がこう着の中、テーマ性のある材料株などにも、循環的に資金が向かいやすいとも考えられる。 《AK》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
32
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 8,693百万円
がん分子標的治療薬の開発に適した標的遺伝子を同定し、創薬研究や開発を行う。遺伝子解析サービスなども手掛ける。高い技術力が強み。NIBIOHNとAIを活用した創薬基盤の開発と応用で共同研究契約締結。 記:2024/10/20
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07