マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 23:05:55
15,280,351
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~先物売買に振らされた後は?

2020/1/7 12:40 FISCO
*12:40JST 後場に注目すべき3つのポイント~先物売買に振らされた後は? 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり大幅反発、先物売買に振らされた後は? ・ドル・円はじり高、日本株高で円売り基調に ・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は4日ぶり大幅反発、先物売買に振らされた後は? 日経平均は4日ぶり大幅反発。348.11円高の23552.97円(出来高概算5億4000万株)で前場の取引を終えている。 週明け6日の米株式市場でNYダウは反発し、68ドル高となった。米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を受け、中東情勢悪化への警戒感から一時200ドル超の下落となったが、引けにかけて上昇へ転じた。また、2019年12月の米サービス業購買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から上方修正されたこともあり、円相場は1ドル=108.40円近辺まで下落。前日に451円安と大きく下落していた日経平均だが、本日は米国株の反発や円相場の反落を受けて115円高からスタートした。寄り付き後も断続的に上げ幅を広げ、前引けにかけて23559.59円(354.73円高)まで上昇する場面があった。東証1部の値上がり銘柄は全体の9割弱、対して値下がり銘柄は1割未満となっている。 個別では、富士フイルム<4901>が5%超の上昇。米ゼロックスとの提携解消を評価する声が多く、投資判断引き上げの動きも散見されている。ソニー<6758>やOLC<4661>は3%超上昇し、その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>など全般堅調。象印マホービン<7965>は筆頭株主の保有比率上昇や保有目的変更を受けて思惑買いが向かい、日鋳鉄管<5612>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、SUMCO<3436>やZHD<4689>は小安い。また、ランニングシューズの競合懸念から売りが続くアシックス<7936>や、決算が嫌気されたマルマエ<6264>は東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がプラスとなり、精密機器、サービス業、その他金融業などが上昇率上位だった。 大発会の6日に451円安と波乱の幕開けとなった日経平均だが、本日はその下落分の8割弱を取り戻して前場を折り返した。東証1部銘柄の9割近くが値上がりする全面高の展開となっている。米軍がイラクでイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害し、中東情勢悪化への懸念はくすぶるが、米イランの戦争にまで発展するとの見方は少なく、前日の過剰反応を修正する動きとなっているようだ。6日の先物手口を見ると、日経平均先物でクレディ・スイス証券、東証株価指数(TOPIX)先物でシティグループ証券といった外資系証券の売り越しが大きかったが、こうした海外投資家が買い戻しを入れていると考えられる。 個別株でも、取引時間中の昨年来高値を更新したソニーや高評価が相次ぐ富士フイルムなどは賑わっている。ただ、ここまでの東証1部売買代金は9500億円弱と、日経平均の上昇幅からするとやや盛り上がりに欠ける印象だ。やはり日経平均は先物売買に大きく振らされているとみられる。株価指数に絡んだ売買を除くと、買いがソニーなど成長期待の高い銘柄に集中している感はある。低リスク銘柄としての位置付けが高いOLCが再び買われている点にも注目しておきたい。 今週は米国で2019年12月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数(7日)、雇用統計(10日)といった経済指標の発表が予定されており、国内では小売大手や安川電<6506>の決算が注目される。買い戻し一巡後はこれらの内容を見極めたいとのムードが広がる可能性もあるだろう。 ■ドル・円はじり高、日本株高で円売り基調に 7日午前の東京市場でドル・円はじり高。日経平均株価は前日比300円超高の堅調地合いとなり、リスク先行的な円売りでドルは108円半ばまで値を上げた。ただ、中東情勢など地政学リスクへの意識は根強く、目先のドルの上昇ペースは引き続き緩慢になりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円35銭から108円48銭、ユーロ・円は121円27銭から121円42銭、ユーロ・ドルは1.1189ドルから1.1197ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・倉元製作所<5216>、ニューテック<6734>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・12月マネタリーベース:+3.2%(1月:前年比+3.3%) <国内> 特になし <海外> ・16:30 スイス・12月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、11月:-0.1%) 《HH》
関連銘柄 17件
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4661 東証プライム
3,382
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 6,150,001百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
4689 東証プライム
415
11/22 15:30
-3.4(%)
時価総額 2,967,084百万円
ヤフー、LINEなどの再編で2023年に誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。LYPプレミアムは有料会員の拡大図る。「LINE Pay」は25年4月末に国内サービスを終了予定。 記:2024/06/28
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5216 東証スタンダード
238
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 9,153百万円
ガラス基板加工メーカー。宮城県栗原市に本社。液晶パネル向けガラス基板加工事業が主力。石英ガラス加工等の半導体製造装置部品加工、不動産賃貸事業等も。25年2月にペロブスカイト太陽電池事業を開始予定。 記:2024/08/19
5612 東証スタンダード
1,126
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 3,708百万円
上下水道・ガス用資材のダクタイル鋳鉄製品、ポリエチレン管などの製造・販売を行う。1937年設立。JFEスチールグループ。クボタと製造合弁会社の設立検討。新商品の開発や拡販でコア事業の収益力強化を図る。 記:2024/10/09
6264 東証プライム
1,606
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 20,963百万円
半導体・FPD製造装置の部品の開発・製造等を行う。真空チャンバー、排気板、静電チャック等が主要製品。鹿児島県出水市に本社。太陽電池製造装置部品は引き合い継続。消耗品を強化。26.8期売上高120億円目標。 記:2024/10/29
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6734 東証スタンダード
1,549
11/22 14:46
-1(%)
時価総額 3,223百万円
ファブレス型のストレージメーカー。NASやDAS、ストレージサーバ、バックアップストレージ等を手掛ける。産業用PCやネットワーク製品等も。多彩な販売チャネルが強み。ミラーカードなどOEM製品の供給推進。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7936 東証プライム
2,861.5
11/22 15:30
+46.5(%)
時価総額 2,173,258百万円
スポーツ用品メーカー。各種スポーツ用品の製造・販売等を行う。ランニングシューズに強み。オニツカタイガーブランドなども展開。海外売上高比率が高い。パフォーマンスランニング部門では高付加価値商品に注力。 記:2024/07/07
7965 東証プライム
1,605
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 116,523百万円
1918年創業の家庭用品メーカー。炊飯ジャーなどで国内シェアトップクラス。調理家電の売上構成比率が高い。ステンレスボトル、ふとん乾燥機等も。配当性向は50%以上目安。価格競争力の強化などに取り組む。 記:2024/07/28
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17