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後場に注目すべき3つのポイント~先物売買に振らされた後は?

2020/1/7 12:40 FISCO
*12:40JST 後場に注目すべき3つのポイント~先物売買に振らされた後は? 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり大幅反発、先物売買に振らされた後は? ・ドル・円はじり高、日本株高で円売り基調に ・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は4日ぶり大幅反発、先物売買に振らされた後は? 日経平均は4日ぶり大幅反発。348.11円高の23552.97円(出来高概算5億4000万株)で前場の取引を終えている。 週明け6日の米株式市場でNYダウは反発し、68ドル高となった。米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を受け、中東情勢悪化への警戒感から一時200ドル超の下落となったが、引けにかけて上昇へ転じた。また、2019年12月の米サービス業購買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から上方修正されたこともあり、円相場は1ドル=108.40円近辺まで下落。前日に451円安と大きく下落していた日経平均だが、本日は米国株の反発や円相場の反落を受けて115円高からスタートした。寄り付き後も断続的に上げ幅を広げ、前引けにかけて23559.59円(354.73円高)まで上昇する場面があった。東証1部の値上がり銘柄は全体の9割弱、対して値下がり銘柄は1割未満となっている。 個別では、富士フイルム<4901>が5%超の上昇。米ゼロックスとの提携解消を評価する声が多く、投資判断引き上げの動きも散見されている。ソニー<6758>やOLC<4661>は3%超上昇し、その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>など全般堅調。象印マホービン<7965>は筆頭株主の保有比率上昇や保有目的変更を受けて思惑買いが向かい、日鋳鉄管<5612>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、SUMCO<3436>やZHD<4689>は小安い。また、ランニングシューズの競合懸念から売りが続くアシックス<7936>や、決算が嫌気されたマルマエ<6264>は東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がプラスとなり、精密機器、サービス業、その他金融業などが上昇率上位だった。 大発会の6日に451円安と波乱の幕開けとなった日経平均だが、本日はその下落分の8割弱を取り戻して前場を折り返した。東証1部銘柄の9割近くが値上がりする全面高の展開となっている。米軍がイラクでイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害し、中東情勢悪化への懸念はくすぶるが、米イランの戦争にまで発展するとの見方は少なく、前日の過剰反応を修正する動きとなっているようだ。6日の先物手口を見ると、日経平均先物でクレディ・スイス証券、東証株価指数(TOPIX)先物でシティグループ証券といった外資系証券の売り越しが大きかったが、こうした海外投資家が買い戻しを入れていると考えられる。 個別株でも、取引時間中の昨年来高値を更新したソニーや高評価が相次ぐ富士フイルムなどは賑わっている。ただ、ここまでの東証1部売買代金は9500億円弱と、日経平均の上昇幅からするとやや盛り上がりに欠ける印象だ。やはり日経平均は先物売買に大きく振らされているとみられる。株価指数に絡んだ売買を除くと、買いがソニーなど成長期待の高い銘柄に集中している感はある。低リスク銘柄としての位置付けが高いOLCが再び買われている点にも注目しておきたい。 今週は米国で2019年12月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数(7日)、雇用統計(10日)といった経済指標の発表が予定されており、国内では小売大手や安川電<6506>の決算が注目される。買い戻し一巡後はこれらの内容を見極めたいとのムードが広がる可能性もあるだろう。 ■ドル・円はじり高、日本株高で円売り基調に 7日午前の東京市場でドル・円はじり高。日経平均株価は前日比300円超高の堅調地合いとなり、リスク先行的な円売りでドルは108円半ばまで値を上げた。ただ、中東情勢など地政学リスクへの意識は根強く、目先のドルの上昇ペースは引き続き緩慢になりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円35銭から108円48銭、ユーロ・円は121円27銭から121円42銭、ユーロ・ドルは1.1189ドルから1.1197ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・倉元製作所<5216>、ニューテック<6734>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・12月マネタリーベース:+3.2%(1月:前年比+3.3%) <国内> 特になし <海外> ・16:30 スイス・12月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、11月:-0.1%) 《HH》
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半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
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ヤフー、LINEなどの再編により誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。コマース事業は堅調。アスクルグループ、ZOZOグループが売上増。戦略事業は売上伸長。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/22
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液晶ガラス基板加工が主力。カラーフィルタ基板や成膜ガラス基板の加工なども。23.12期は液晶関連が振るわず。新規事業の半導体装置関連も量産時期後ズレも響く。24.12期は黒字化を計画。継続前提に疑義注記。 記:2024/03/13
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上下水道・ガス用ダクタイル鋳鉄管を製造・販売。鉄管リサイクル、マンホール蓋の点検・調査DXツールアプリ「だいさくくん」等も。24.3期3Q累計は大幅増益。販売価格の改定に加え、コスト削減などが寄与。 記:2024/04/14
6264 東証プライム
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真空パーツやマシニング、門型加工の専門メーカー。精密部品の少量多品種受託加工に定評。半導体製造装置大手と取引。24.8期1QはFPD分野の受注高、売上高が伸長。G6・G8、OLED向け売上の回復が寄与。 記:2024/02/02
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7203 東証プライム
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7936 東証プライム
6,709
4/26 15:00
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時価総額 1,273,845百万円
スポーツ用品メーカー。スポーツシューズやウエア、スポーツ用具等を製造、販売。ランニングシューズに強み。日本はオニツカタイガーなどが販売堅調。23.12期通期は大幅増益。24.12期は増収増益見通し。 記:2024/02/24
7965 東証プライム
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時価総額 110,715百万円
調理家電メーカー。炊飯ジャー、電気ポット、オーブントースター、ホットプレート、オーブンレンジに加え、リビング製品や生活家電も展開。ステンレススープジャーやステンレスポットの好調で、23.11期は増収増益。 記:2024/02/27
7974 東証プライム
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時価総額 9,933,680百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10