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後場に注目すべき3つのポイント~IPO好調で膨らむマザーズ株高

2019/12/18 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~IPO好調で膨らむマザーズ株高 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、IPO好調で膨らむマザーズ株高 ・ドル・円は弱含み、日本株安受け円買いに ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は反落、IPO好調で膨らむマザーズ株高 日経平均は反落。86.15円安の23979.97円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米株式市場でNYダウは31ドル高と5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。米中が貿易協議の「第1段階」で合意して投資家心理が上向いており、11月の住宅着工・建設許可件数や鉱工業生産が市場予想を上回ったことも好感された。ただ、ジョンソン英首相が英国の欧州連合(EU)離脱について、通商協議の動向に関わらず2020年末までに完了する方針を示し、今後の混乱を予想する見方から上値は限られた。前日に年初来高値を更新した日経平均だが、本日は利益確定の売りが先行し42円安からスタート。米株高が心理的な支えとなったものの、高値警戒感から積極的な買いは乏しく、24000円を挟みもみ合う展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の7割強、対して値上がり銘柄は2割強となっている。 個別では、任天堂<7974>が利益確定売り優勢で2%超下落し、一部証券会社の投資判断引き下げが観測されたSUMCO<3436>は4%近い下落。第一三共<4568>は4%超の下落となったが、前日のR&D(研究開発)説明会を受けて短期的な材料出尽くし感が広がったようだ。その他では東エレク<8035>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>などがさえない。前日に社長逮捕を受けて売り気配のままストップ安比例配分となったプレサンス<3254>は本日、ストップ安水準で売買成立すると下げ渋ったが、前引け時点で東証1部下落率トップとなっている。一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%超上昇し、画像診断機器事業の売却が報じられた日立<6501>は3%超の上昇。その他ではJT<2914>も堅調で、メガバンク株は小高い。また、今期業績予想を上方修正したCDS<2169>や決算が好感されたアスクル<2678>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、その他製品、不動産業などが下落率上位。半面、証券、鉱業、情報・通信業などが上昇率上位だった。 前日の米主要株価指数が連日で過去最高値を更新したにもかかわらず、本日の日経平均は利益確定売りに押され反落している。ただ、今のところ節目の24000円を大きく割り込むような展開とはなっておらず、前日までと状況に大きな変化はないと考えてよいだろう。米中協議の「第1段階」の合意への期待などから24000円台回復まで急ピッチの上昇だったため、過熱警戒感も意識されるところ。一段の上値追い材料待ちとなり、目先の利益を確定する売りが出ているようだ。英国のEU離脱を巡り、円相場が下げ渋っている点もやや気掛かり。反面、米国株は堅調で、アジア株も値を崩しておらず、積極的に売る材料は見当たらない。前引けの東証株価指数(TOPIX)下落率は0.31%で日銀による上場投資信託(ETF)買い実施は期待されず、後場弱含む場面が出てくる可能性はあるが、下値では押し目買いの動きもあるだろう。 新興市場ではマザーズ指数が1%超の下落となっている。サンバイオ<4592>は取引時間中としては3日ぶりに売買成立したものの、大幅に4日続落。その他では本日上場したJTOWER<4485>やマクアケ<4479>、フリー<4478>といった直近IPO(新規株式公開)銘柄が活況で、マザーズ指数の押し上げには寄与していない。ただ、本日のJTOWERも含め初値好調なIPO銘柄が相次いでおり、IPOラッシュが一巡する年末以降、資金還流によるマザーズ銘柄の再上昇に期待する向きが多いようだ。今週あたりから先取りする動きが出てくる可能性もあるだろう。 ■ドル・円は弱含み、日本株安受け円買いに 18日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本株安を背景に円買いに振れ、ドルは109円50銭を下回る水準に落ち込んだ。 前日からブレグジットの不透明感の再燃やトランプ米大統領のドル高けん制発言を受け、ドル売り・円買いに振れやすい地合い。また、日経平均株価は24000 円を割り込み、円買いが主要通貨を下押しした。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、日経平均は後場も大台を下回る可能性からやや円買い方向に振れやすい。また、米株式先物のマイナス圏推移や米10年債利回りの低下もドルの下押し要因。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円41銭から109円55銭、ユーロ・円は121円86銭から122円16銭、ユーロ・ドルは1.1134ドルから1.1154ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ストリームメディアコーポレーション<4772>、東邦金属<5781>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ムニューシン米財務長官 「中国との第1段階の合意は正しい方向の一歩」 「トランプ政権が望むのは中国との公平な競争の場」 【経済指標】 ・日・11月貿易収支:-821億円(予想:-3555億円、10月:+172憶円←+157億円) <国内> ・日銀金融政策決定会合(19日まで) <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 20件
2169 東証スタンダード
1,781
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時価総額 12,332百万円
取扱説明書やマニュアルなどの制作が柱。FAロボシステムや三菱自工向けシステムの開発も。24.12期はドキュメント制作の伸長を想定。システム開発も伸びる見通し。だがFAロボ関連の苦戦を見込む。連続増配予定。 記:2024/04/12
2678 東証プライム
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オフィス用品通販で成長。個人向けEC「ロハコ」も。ヤフーLINEの傘下。24.5期3Q累計はロハコが足踏み。だが法人向け通販の粗利率改善や物流効率化などで増収増益に。損害賠償金特益。総還元性向45%目安。 記:2024/04/09
2914 東証プライム
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大手たばこメーカー。未開放の中国市場を除けば世界トップ3級。世界で複数のタバコブランドを展開し、国内では紙巻たばこと加熱式たばこに注力。医薬品や加工食品も事業領域。23.12期売上収益は過去最高を更新。 記:2024/02/23
3254 東証スタンダード
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3436 東証プライム
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時価総額 866,683百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4478 東証グロース
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時価総額 163,009百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
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時価総額 8,195百万円
応援購入型クラウドファンディングサイトを運営。ユーザーデータを用いた大企業向け新商品開発コンサルティングも展開。応援購入総額は増加。プロジェクト単価は引き続き上昇。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/02/10
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通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
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時価総額 10,769,045百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4592 東証グロース
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時価総額 31,638百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
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+2(%)
時価総額 16,458百万円
K-POPアーティストのIPを活用したビジネスを展開。韓流放送チャンネルの運営も。韓国企業傘下。大型コンサートの開催等でエンターテインメント事業は伸長。23.12期通期は黒字転換。24.12期は増収計画。 記:2024/04/07
5781 東証スタンダード
1,877
4/16 14:59
+1(%)
時価総額 4,388百万円
タングステン、モリブデン、超硬合金、レアメタル合金の製造・研究開発などを行う。タングステン・モリブデン製品は増収確保。24.3期3Q累計は小幅増収。太陽鉱工がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/02/26
6501 東証プライム
14,445
5/17 15:00
+135(%)
時価総額 13,991,023百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
72,880
5/17 15:00
-280(%)
時価総額 17,724,999百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,597
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-13(%)
時価総額 4,640,888百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7974 東証プライム
8,503
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時価総額 11,042,761百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
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時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,010
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時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10