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米国株見通し:ブレグジットめぐる懸念ムードやや勝る

2019/12/17 18:03 FISCO
*18:03JST 米国株見通し:ブレグジットめぐる懸念ムードやや勝る S&P500先物  3195.75(-2.75) (17:40現在) ナスダック100先物  8606.25(+0.25) (17:40現在)  17時40分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小幅高安まちまち。NYダウ先物は40ドル安ほどで推移している。欧州株式市場はほぼ全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、17日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。  米中貿易協議の第1段階合意については、前週末のNY市場では先行き不透明感やらで素直に好感できないようなムードがあったが、前日は「先行き不透明感が後退、投資家心理が改善」などの受け止め方がみられ、好感ムードに傾いている。ただ、現時点では、「ジョンソン英首相がEU離脱への移行期間延長を回避するための法改正を計画」との報道が注目され、懸念ムードがやや勝っているようだ。NY原油先物は、需要回復期待や米在庫減少予想から強含みの展開が見込まれる。  本日発表となる米国の経済指標は、11月住宅着工件数、11月住宅建設許可件数、11月鉱工業生産、11月設備稼働率、10月JOLT(求人労働移動調査)求人件数。住宅は着工件数が増加予想も、建設許可件数が減少予想。鉱工業生産はプラス転換、設備稼働率は上昇予想だが、JOLT求人件数は2カ月連続の減少予想であり、全体的に強弱まちまちとなりそうであり、株式市場にはやや中立的な材料になる可能性がある。 《KK》