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個人投資家・有限亭玉介:バイオ株と上昇トレンドを見込む銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】

2019/11/30 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:バイオ株と上昇トレンドを見込む銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2019年11月27日11時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 この度は『バイオ株と上昇トレンドを見込む銘柄群』というテーマで寄稿させて頂きますよ。 さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。 まずご紹介致しますのはジーエヌアイグループ<2160>です。中国での特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の売上好調により9月6日に19.12期業績予想の上方修正を発表。営業利益見通しを7.57億円から前期比2.01倍となる11.68億円まで押し上げ、チャート(日足)は窓を開けて上昇し、年初来高値を更新しました。 その後株価の勢いは調整中とみられるものの、「アイスーリュイ」による利益拡大は今後も続くと見られており、そのポテンシャルは十分ではないでしょうかねぇ。AI診断等のサービスへの投資や香港市場上場の可能性なども考えると、同社の実力はまだまだ計り知れない気がしますな。 2つ目の銘柄は再生医療関連からジーンテクノサイエンス<4584>です。同社は9月20日、腎性貧血治療薬「ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)」のバイオ後続品について国内製造販売が承認されたと発表し、その後株価は上値を伸ばしました。さらに10月7日、同社子会社が住商ファーマインターナショナルと歯髄間葉系幹細胞の分譲に関する契約締結を発表しています。 業績は赤字が続いていますが、11月5日に発表された昭和大学と歯髄幹細胞の再生医療事業化に向けた産学提携契約や、同月22日に発表された慶応医学部発のベンチャー企業Heartseedへの出資が材料視され、チャート(週足)は上昇トレンドへ入っている模様です。研究成果1つで業績回復もあるバイオ株は、今後も慎重に監視を続けたいですな。 3つ目の銘柄はペプチドリーム<4587>です。ペプチドの研究から創薬事業を展開する同社は9月20日に特殊ペプチドの共同研究でJSR<4185>と契約した他、富士通<6702>とも創薬プロセスの効率化へ向けた共同研究を行っております。 11月12日発表の19.12期1Q(7-9月 ※今期より決算期変更)決算は赤字となりましたが、成長期待が高いにも関わらず株価が下落した事で、11月19日いちよし証券は、同社の目標株価を6000円に据え置き、格付けをBからAへ引き上げました。これによりチャート(日足)は窓を開けて上昇。JCRファーマ<4552>との特殊環状ペプチドの創薬成功事例や、米国企業とのがん免疫治療薬共同開発等、豊富な材料性にも注目ですな。 4つ目の銘柄は電子コミック配信で国内最大級の「まんが王国」を運営するビーグリー<3981>です。電子コミック市場拡大により同社のユーザー数も順調に増加。8月に売上過去最高を更新した「まんが王国」は、オリジナルコンテンツや後払い決済を導入し、成長を続けております。 11月14日発表の19.12期3Q累計決算は経常利益が前年同期比2.16倍の6.10億円となり、チャート(日足)は電子コミック市場における同社の成長性に期待して上昇トレンドに入っています。スマホゲームではオルトプラス<3672>と共同開発中の「RenCa:A/N(レンカアルバニグル)」が事前登録者数7万人を突破するなど、市場期待の高さから監視を強めております。 5つ目の銘柄はヴィンクス<3784>です。キャッシュレス化によるQRコード決済システムや、消費税増税によるシステム改修が利益を押し上げているようです。11月7日には決算発表と同時に19.12期通期の経常利益見通しを従来の13.15億円から15.75億円へ上方修正しています。RPA導入案件やPOSシステムの受注も堅調に増加しました。 決算発表後は上値を大きく伸ばしたものの、利益確定売りを浴び終値は下落…しかし、11月18日に米国のセールスフォース・ドットコムと協業が伝わると株価は窓を開けて反発しました。さらに26日には今期配当見通しを1株あたり3円増配の8.00円へ修正し上昇しております。今後さらに利益を伸ばせるか注目ですな。 最後の銘柄は5GやHDDで使われるルテニウム等の高純度精製に強みを持つフルヤ金属<7826>です。9月よりチャートは綺麗な上昇トレンドに乗っており、9月10日実施の自社株買いや、同月30日に発表した京都大学などとの固溶ナノ合金の量産化技術確立で市場期待は高まっております。 11月5日発表の20.6期1Q決算では経常利益が前年同期比50.6%減の7.67億円だったものの、株価は決算後に大きく上昇。触媒や貴金属などの生産能力を上げる為、設備投資を計画しており、ルテニウムのリサイクル能力向上を見込んでおります。替えがきかない同社の技術力は、今後も存在感を増すと思われますねぇ。 と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《SF》
関連銘柄 10件
2160 東証グロース
2,178
5/17 15:00
-245(%)
時価総額 103,429百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
3672 東証スタンダード
135
5/17 15:00
+3(%)
時価総額 2,799百万円
IP保有会社との協業でスマホゲームを開発・運営。他社作品の開発・運営受託やゲーム開発人材の仲介も。24.9期1Qは運営タイトル数の整理を進めた影響で売上減。利益改善も黒字化には至らず。継続前提に疑義注記。 記:2024/02/14
3784 東証スタンダード
2,017
2/14 15:00
-1(%)
時価総額 35,737百万円
流通システム会社。流通向けの基幹システムやPOS等のプロダクトや、業務効率化やカードシステム、販促・集客等のサービスを提供する。今上期は基幹システムや自動発注システム、POSシステムが堅調に推移した。 記:2023/10/15
3981 東証スタンダード
1,104
5/17 15:00
+8(%)
時価総額 6,853百万円
電子コミック配信サービス「まんが王国」や小説投稿サイト「ノベルバ」を運営。女性向けコミック制作も。まんが王国は会員登録者数が800万人突破。特別損失のはく落等により、23.12期3Qは2桁最終増益。 記:2024/01/27
4185 東証プライム
4,335
5/17 15:00
-1(%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
4552 東証プライム
622
5/17 15:00
+6(%)
時価総額 80,665百万円
バイオ医薬品メーカー。独自のバイオ技術や細胞治療、再生医療技術により医薬品を開発。主力製品は成長ホルモン製剤「グロウジェクト」。血液脳関門通過技術J-BrainCargoに注力。3Q累計は増収利益急伸。 記:2024/02/29
4584 東証グロース
130
5/17 15:00
-3(%)
時価総額 4,850百万円
バイオ後続品やバイオ新薬を手掛ける北大発のバイオベンチャー。歯髄幹細胞の特徴を活かした再生医療にも注力。24.3期3Qは業績苦戦。一部バイオシミラー製品は納品が期ずれの可能性。GBS-010は製造順調。 記:2024/02/25
4587 東証プライム
1,843
5/17 15:00
-56.5(%)
時価総額 239,608百万円
東大発のバイオベンチャー。製薬会社との共同研究開発を中心に事業を展開。欧米大手製薬会社とも取引実績。放射性医薬品も事業領域。創薬開発プラットフォームに強み。複数の新規契約を締結し、23.12期は増収確保。 記:2024/03/29
6702 東証プライム
2,360.5
5/17 15:00
+28(%)
時価総額 4,888,850百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
7826 東証プライム
12,290
5/17 15:00
+430(%)
時価総額 104,010百万円
素材メーカー。イリジウムやルテニウムなど加工難易度の高い希少貴金属を手掛け、プラチナグループメタルを用いた工業製品を製造。医療用シンチレーター向けイリジウムルツボを拡販。ケミカル停滞で中間期は足踏み。 記:2024/03/25