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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米中協議にらみも米経済底入れ期待

2019/11/29 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米中協議にらみも米経済底入れ期待 29日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。引き続き米中貿易協議の行方が注目され、根強い警戒感がドル・円を下押しする可能性はあろう。ただ、堅調な米経済指標を受け景気底入れ観測が広がり、株高が続けばドル・円を押し上げる要因となりそうだ。 28日は米国市場が感謝祭のため休場となり、29日も株式市場などは短縮取引で薄商いが予想される。本日アジア市場は朝方から国内勢による月末のドル買いが先行し、ドル・円は109円半ばでやや上昇基調に振れた。しかし、日経平均株価や上海総合指数、ハンセン指数の軟調地合いとなり、リスク回避的な円買いがドル・円を下押し。クロス円もほぼ同様の値動きがみられた。もっとも、海外市場の休日モードで全般的に様子見ムードが広がり、狭いレンジ内での値動きが続いた。 この後の海外市場でも、積極的な売り買いは手控えられる見通し。米中貿易協議に関しては進展期待が続く半面、香港人権法成立による影響に懸念が根強く、円売りは抑制されよう。一方、今週発表された米国の7-9月期国内総生産(GDP)改定値は予想外に上方修正され、景気底入れが意識される。連邦準備制度理事会(FRB)当局者からは目先の景気を楽観視した発言も聞かれ、来月10-11日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け利下げ打ち止め観測がドルをサポートしそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:55 独・11月失業率(予想:5.0%、10月:5.0%) ・18:30 英・10月住宅ローン件数(中銀)(予想:6.54万件、9月:6.59万件) ・19:00 ユーロ圏・11月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.9%、10月:+0.7%) ・19:00 ユーロ圏・10月失業率(予想:7.5%、9月:7.5%) ・21:00 南ア・10月貿易収支(予想:-12億ランド、9月:+52億ランド) ・22:30 カナダ・7-9月期GDP(前期比年率予想:+1.3%、4-6月期:+3.7%) ・米国NY市場は短縮取引(金:12時半、株式:13時、原油:13時半、債券:14時終了) 《FA》