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22日の米国市場ダイジェスト:NYダウ54ドル安、米中交渉の行方を注視

2019/11/25 8:07 FISCO
*08:07JST 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウ54ドル安、米中交渉の行方を注視 ■NY株式:NYダウ54ドル安、米中交渉の行方を注視 米国株式相場は上昇。ダウ平均は109.33ドル高の27875.62、ナスダックは13.67ポイント高の8519.89で取引を終了した。米中協議を巡り、習近平国家主席やトランプ大統領が協議進展に前向きな発言を行い、買いが先行。一方で、米連邦通信委員会(FCC)が米企業に対して中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)の製品に連邦補助金を使用することを禁じたことから、上値は限られた。セクター別では、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で不動産やエネルギーが下落した。 百貨店のノードストローム(JWN)は、決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。アパレルのギャップ(GPS)は、決算内容が好感され、堅調推移。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)は、電動ピックアップトラックを発表したものの、複数アナリストが斬新デザインに懸念を示し、下落。スニーカー小売のフットロッカー(FL)は、通期見通しを引き下げ、軟調推移となった。 携帯端末のアップル(AAPL)が10月末に発売したノイズキャンセリング対応の新型ワイヤレスイヤホン「AirPodsPro」の需要が堅調となり、「Airpods」製品の出荷台数は前年比2倍の6000万台となる見通し。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米国PMIなどの上振れ改善を好感してドル買い優勢に 22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円52銭から108円73銭まで上昇し、108円66銭で引けた。米国の11月PMI速報値の予想を上回る上昇や11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値の上方修正を好感して、全体的にドル買いが優勢になった。 ユーロ・ドルは1.1061ドルから1.1015ドルまで下落し、1.1021ドルで引けた。ユーロ・円は120円13銭から119円66銭まで下落した。 ポンド・ドルは1.2864ドルから1.2824ドルまで下落。英国PMIの悪化や受けたポンド売りも継続した。ドル・スイスフランは0.9940フランから0.9980フランまで上昇した。 ■NY原油:反落で57.77ドル、ドル高による割高感が売り圧力に NY原油先物は反落(NYMEX原油1月限終値:57.77↓0.81)。58.74ドルから57.50ドルまで下落した。米国の11月PMI速報値や11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値の改善を受けて、ドル高による割高感が売り圧力になった。また、トランプ米大統領の発言のなかで「米中交渉成立の判断はまだしていない」を材料視した面もあったもよう。終盤に、米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数が5週連続の減少となり、一時58ドル台を回復する動きがみられた。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 33.18ドル +0.34ドル(+1.04%) モルガン・スタンレー(MS) 49.25ドル +0.41ドル(+0.84%) ゴールドマン・サックス(GS)220.28ドル +2.05ドル(+0.94%) インテル(INTC) 57.61ドル -0.61ドル(-1.05%) アップル(AAPL) 261.78ドル -0.23ドル(-0.09%) アルファベット(GOOG) 1295.34ドル -6.01ドル(-0.46%) フェイスブック(FB) 198.82ドル +0.89ドル(+0.45%) キャタピラー(CAT) 143.88ドル +0.52ドル(+0.36%) アルコア(AA) 20.56ドル +0.41ドル(+2.03%) ウォルマート(WMT) 119.36ドル -0.50ドル(-0.42%) スプリント(S) 5.74ドル +0.11ドル(+1.95%) 《SF》