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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ユーロ圏経済の早期回復への思惑後退
2019/11/23 14:45
FISCO
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*14:45JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ユーロ圏経済の早期回復への思惑後退 ■伸び悩み、ドイツ経済の持続的成長は難しいとの見方も 先週のユーロ・ドルは伸び悩み。11月22日発表のドイツ、ユーロ圏の11月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は市場予想を上回ったものの、ドイツ経済の持続的な成長は実現困難との見方が出ており、ユーロ買いは拡大しなかった。米中通商協議の行方は不透明であることもユーロの上昇を抑えた。取引レンジ:1.1015ドル-1.1097ドル。 ■もみ合いか、域内経済回復の有無を見極める展開 今週のユーロ・ドルはもみ合いか。11月29日発表のユーロ圏の失業率や消費者物価指数(CPI)が手掛かり材料になりそうだ。市場予想に届かなかった場合、域内経済の回復を見込んだユーロ買いは入りづらい。ただし、米長期金利が低下した場合、ユーロは下げ渋る可能性は残されている。 予想レンジ:1.0850ドル−1.1150ドル ■弱含み、ユーロ圏の成長見通し引き下げなどが嫌気される 先週のユーロ・円は弱含み。ポンド買い・円売りの取引拡大を意識してユーロ買い・円売りが先行した。ユーロ圏の製造業景況感の改善を好感したユーロ買いも観測されたが、ユーロ圏の成長やインフレ見通しについて弱気な見方が広がり、週後半はリスク回避のユーロ売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:119円66銭−120円69銭。 ■伸び悩みか、ユーロ圏経済の早期回復への思惑後退 今週のユーロ・円は伸び悩みか。米中通商協議における第1段階の合意形成への期待は失われていないが、ユーロ圏経済の早期回復への思惑は後退している。そのため、米中通商協議で新たな進展がなかった場合、リスク回避のユーロ売り・円買いがやや強まる可能性がある。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・29日:10月失業率(9月:7.5%) ・29日:11月消費者物価コア指数(10月:前年比+1.1%) 予想レンジ:119円00銭−120円50銭 《FA》
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