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注目銘柄ダイジェスト(前場):三井金、ツクイ、東芝プラなど

2019/11/12 12:10 FISCO
*12:10JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):三井金、ツクイ、東芝プラなど ツクイ<2398>:536円(+72円) 大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は18.1億円で前年同期比26.9%減益となった。ただ、第1四半期の7.6億円、同39.2%減益に対して、7-9月期は10.5億円で同14.0%減と減益幅が縮小しており、上半期実績は従来計画の17.2億円を上振れる着地に。販管費の削減が想定以上に進んだ。株価は安値圏での推移が続いていたため、目先のあく抜け感が先行する展開になっているようだ。 東芝プラ<1983>:2432円(+329円) 急騰。東芝<6502>が上場している子会社を完全子会社化し、親子上場の解消に乗り出す方向で検討に入ったと報じられている。同社や西芝電機<6591>などが対象とされており、西芝電機はストップ高買い気配となっている。東芝では、従来から議論しており、完全子会社化の選択肢を含め協議していることを明らかにしている。東芝による株式取得、それに伴う再編プレミアム付与への期待が先行している。 ダイフク<6383>:6200円(+200円) 大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業利益は173億円で前年同期比25.2%減益、通期予想を従来の460億円から390億円に下方修正しており、昨日は一時下げ幅を広げる場面も見られた。ただ、その後は下げ渋り、本日にかけて切り返す展開となっている。昨日の説明会を受けて、半導体メモリは案件に底打ち感が生じており、来年度の第2四半期以降には需要の回復が期待できるとの見方が優勢になってきているもよう。 三井金<5706>:2734円(-441円) 大幅続落。前日に上半期の決算を発表、経常利益は49.6億円で前年同期比55.0%減益となり、従来予想の55億円を下回った。金属価格の下振れ、それに伴う在庫要因の悪化などが背景に。また、通期予想経常利益は従来の260億円から140億円にまで下方修正、コンセンサスも30億円程度下回る水準になっている。引き続き金属価格下振れのマイナス影響に加えて、キャリア付極薄銅箔や電子材料用金属粉などスマホ向け製品の販売量減少なども響く。 太陽誘電<6976>:2954円(+15円) 小幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は107億円で前年同期比22.7%増益、市場予想を10億円程度上回る着地になった。通期計画の380億円、前期比7.8%増は、台風による浸水被害の影響を調査中として据え置いている。ここまでの株価上昇もあって、決算数値に大きなサプライズはないものの、主力のセラミックコンデンサの堅調維持など、底堅い決算を評価する動きがやや優勢に。 旅工房<6548>:1480円(+75円) 大幅に続伸。20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を前年同期比131.4%増の4.35億円と発表している。韓国や台湾、グアムなどへの旅行需要が好調だった。欧州など長距離も順調だったほか、企業の業務渡航やMICE案件の受注が伸長し、利益拡大に貢献した。通期予想は前期比8.6%増の3.51億円で据え置いた。第2四半期累計時点で既に上回っており、上方修正への期待が広がっている。 ピーバン<3559>:1030円(+51円) 大幅に4日続伸。株主優待制度を導入すると発表している。20年3月31日現在の株主を対象にQUOカード3000円分を贈呈する。20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を前年同期比10.6%減の1.23億円と発表している。事務所移転による一時的な賃料重複などが影響し、販管費が膨らんだ。通期予想は前期比9.3%減の2.69億円で据え置いた。進捗率は45.7%。 イノベーション<3970>:2175円(+28円) 大幅に3日続伸。20年3月期の営業利益を従来予想の0.50億円から1.00億円(前期実績0.16億円)に上方修正している。収益構造改善施策が当初計画より前倒しで進捗し、利益を押し上げる見通し。第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益は0.50億円(前年同期実績は非開示)で着地した。人材採用の強化と集客施策の実施で概ね計画通りに推移した。販管費の抑制などに努めたことも好調につながった。 《ST》
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