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後場に注目すべき3つのポイント~決算のほか中小型株の出遅れ修正に注目

2019/10/28 12:57 FISCO
*12:57JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算のほか中小型株の出遅れ修正に注目 28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、決算のほか中小型株の出遅れ修正に注目 ・ドル・円は伸び悩み、米追加利下げを意識 ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は続伸、決算のほか中小型株の出遅れ修正に注目 日経平均は続伸。61.78円高の22861.59円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えた。米中貿易交渉については、貿易問題をめぐる閣僚級の電話協議で今月、一部の分野で合意した内容を正式な文書にする作業を進め、中国側は「技術的にはおおむね完成した」と発表しており、作業が順調に進んでいるという認識を示している。貿易問題をめぐる主要な論点は先送りされたままではあるが、一先ず慎重姿勢は和らぐ格好となった。25日の米株高やシカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行した日本株市場は、寄り付き直後に22891.62円まで上げ幅を広げている。その後は高値圏でのもみ合いとなっているが、22800円を上回っての推移に。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、海運、ゴム製品、鉱業、非鉄金属、電気機器、鉄鋼、ガラス土石が堅調。半面、保険、水産農林、食料品、不動産、サービス、電力ガス、陸運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>、オムロン<6645>、エーザイ<4523>が堅調。一方で、信越化<4063>、オリンパス<7733>、リクルートHD<6098>が冴えない。 先週末に決算を発表した信越化は、一時12320円まで上昇して10月16日以来の年初来高値を更新したが、その後は下げ幅を広げてきており、本格化する決算を前に足元で強い値動きを見せていた銘柄へは利益確定の動きがみられている。一方で本日決算発表が予定されているファナック、レーザーテック<6920>などは強い値動きをみせており、ショートカバーとみられる動きもあるようだ。決算内容のほか、決算後の株価反応を見極める必要はあるものの、需給妙味のある銘柄などについては、ショートカバーが入りやすいだろう。 また、戻りの鈍さが意識されていたマザーズ指数は先週からのリバウンドが継続しており、これまで上値を抑えられていた75日線レベルを回復してきている。週間形状では26週線に接近してきており、もう一段のリバウンドをみせてくるようだと、相対的に出遅れている中小型株への見直しの動きが意識されてくる可能性もありそうだ。先物主導によるグロース株優勢の相場展開の中、中小型株の不安定な値動きは個人投資家のセンチメントに影響を与えていただけに、ここからのリバウンドを見極めたいところでもあろう。 ■ドル・円は伸び悩み、米追加利下げを意識 28日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本株や中国株の上昇で円売りに振れやすい地合いとなったが、米追加利下げを意識した売りに押された。 ドル・円は、「合意なき」ブレグジット回避や米中貿易協議での進展などへの期待感から、日経平均株価や上海総合指数の上昇を手がかりにドル買い・円売りに振れた。ただ、輸出企業の売りが一段の上昇を抑えた。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いとなり、目先の日本株高継続への期待感からやや円売り方向に振れやすい。ただ、明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げが意識され、ドル買いは抑制されよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円67銭から108円81銭、ユーロ・円は120円42銭から120円56銭、ユーロ・ドルは1.1077ドルから1.1087ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・三桜工業<6584>、トレードワークス<3997>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「中国との交渉は順調に進んでいる、中国は貿易協定合意を切に望んでいる」 「株式相場は順調、好景気」 ・フランス政府 「3カ月の英国の欧州連合(EU)離脱延期を阻止」 ・米通商代表部(USTR) 「米中、通商合意の部分成立間近」 ・ビルロワ・ドガロー仏銀総裁 「低金利に関する懸念を理解する」 「英国の欧州連合(EU)離脱、合意したものの不透明感は継続」 「長期にわたる不透明感で、金融緩和政策が必要」 ・ラガルド次期ECB総裁 「政策の有効性やリスクを判断していく」 【経済指標】 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:95.5 (予想:96、速報値:96) 米・10月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.5% (速報値:2.5%) 米・10月ミシガン大学5?10年期待インフレ率確報値:2.3% (速報値:2.2%) 米・9月財政収支:+828億ドル (予想:+830億ドル、18年9月:+1191.16億ドル) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 12件
3997 東証スタンダード
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時価総額 2,808百万円
システム開発会社。証券やFX等の金融に特化し、ネット取引や情報システム等の開発や保守のサービス、パッケージ製品を提供する。23年12月期は新NISAシステムが堅調も、セキュリティ強化等の先行投資が重し。 記:2024/04/12
4063 東証プライム
5,906
4/26 15:00
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時価総額 11,954,470百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4523 東証プライム
6,240
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時価総額 1,850,578百万円
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6,641
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+125(%)
時価総額 11,262,870百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6584 東証プライム
1,115
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-20(%)
時価総額 41,380百万円
自動車部品メーカー。ブレーキ配管や燃料配管、シートベルト、熱交換等の関連製品を手がけ、車両配管で世界2位。流体解析や振動解析など解析技術に定評。半導体不足とサプライチェーン混乱解消で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
6645 東証プライム
5,273
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+44(%)
時価総額 1,087,530百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。24.3期3Q累計はヘルスケア事業が堅調。中国におけるネブライザの需要増などが寄与。 記:2024/02/13
6762 東証プライム
7,312
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時価総額 2,842,701百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
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時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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時価総額 3,213,267百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7733 東証プライム
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4/26 15:00
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時価総額 2,796,172百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24