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後場に注目すべき3つのポイント~米中動向に一喜一憂、安川電やファーストリテ決算控える

2019/10/10 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中動向に一喜一憂、安川電やファーストリテ決算控える 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、米中動向に一喜一憂、安川電やファーストリテ決算控える ・ドル・円は上げ渋り、米中協議の関連報道に反応 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は信越化学工業<4063> ■日経平均は反発、米中動向に一喜一憂、安川電やファーストリテ決算控える 日経平均は反発。99.29円高の21555.67円(出来高概算5億5927万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、中国が米農産物の購入拡大を提案する一方、制裁関税の一部撤回を米国に求めていることが報じられ、10日から始まる米中閣僚級協議への期待から主要3指数は揃って大幅に反発。一方、米中貿易問題を巡る次官級協議に関して、「2日間の議論では主要な問題点について進展がなかった」と日本時間朝方に伝わると、日経平均は売り先行でのスタートになった。その後、中国の劉鶴副首相が両国閣僚級協議のために11日までワシントンに滞在するとの報道が伝わると、海外短期筋などによる指数先物に対する買い戻しの動きが強まり、日経平均は前場中ごろにかけてプラスに転じた。 セクターでは、海運業が1%高になったほか、小売業、ガラス・土石製品、証券・商品先物取引業が上昇した一方で、保険業、その他製品、建設業はさえない。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、旭化成<3407>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、安川電機<6506>、花王<4452>、信越化<4063>が上昇。旭化成は、吉野名誉フェローがノーベル化学賞を受賞した流れで朝方にご祝儀的な買いが先行した。そのほか、前日に上半期決算を発表したイオン<8267>の6-8月期は同16%増益となり、第1四半期の前年同期比30%営業減益に対して想定以上の堅調さが確認されたことから、前日比6%高と大幅に反発。一方、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>、オリエンタルランド<4661>、三菱UFJ<8306>、ファナック<6954>などはさえない。 米国側が中国との部分的合意に通貨協定を含めることを検討しているといったヘッドラインが伝わり、1ドル=107円70銭台まで進行した円安も現状は一服しており、一段の上値追いに対する期待感は薄まっている。東京市場では、米中貿易摩擦に関連したニュースフローに振らされる場面が目立っており、前場の日経平均の上げ幅は一時100円を超えたが、その後一段の上値追いの動きには至っていない。本日から始まる米中閣僚級協議を前に強弱感が対立するなかで売買ポジションを傾けにくい状況となっていることに加え、大引け後にはファーストリテの期末決算や安川電機の上半期決算も控えている。 増税後の消費動向見通しなどが注目点となる小売株だが、9月既存店がマイナス転換となり相対的な伸び悩みが既に嫌気されているファーストリテに対するマイナスインパクトは限定的となる可能性がある。また、9月初旬から信用倍率1倍割れの売り長の需給状況の続く安川電機は、決算後のアク抜けの展開を見込む向きがあり、景気敏感株の7-9月期決算の行方を占ううえでも再注目されてこよう。本日の前場時点では、両社には買い戻しの動きが優勢となっているようだ。 ■ドル・円は上げ渋り、米中協議の関連報道に反応 10日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。注目の米中貿易協議で米国側の一部譲歩の報道を好感した円売りが強まったが、ドルは上昇一服後は失速した。 本日からワシントンで開催される米中貿易協議が最大の焦点。一部の米国企業に中国ファーウェイへの供給を米国側が許可すると報じられ、リスク選好的な円売りが優勢となりドルは107円70銭台に強含む場面もあった。 その後、ドルは失速。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続を期待した円売りの流れ。上海総合指数のプラス圏推移も円売りを支援した。ただ、米株式先物は軟調のため一段のドル買いは入りづらい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円04銭から107円77銭、ユーロ・円は117円58銭から118円43銭、ユーロ・ドルは1.0971ドルから1.0993ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・日本興業<5279>、イトーヨーギョー<5287>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は信越化学工業<4063> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・米国政府 「一部の米国企業に中国ファーウェイへの供給を許可」(米国メディア) ・ロス米商務長官 「関税は中国に対する注意喚起」 ・雨宮日銀副総裁 「LIBORの公表停止、アジア諸国の幅広い主体に影響が及ぶ」 「レポ市場海前に向けた取り組み強化は金融政策のさらなる実効性の向上につながる」 【経済指標】 ・日・9月企業物価指数:-前年比1.1%(予想:-1.1%、8月:-0.9%) ・日・8月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比-2.4%(予想:-1.0%、7月:-6.6%) <国内> ・特になし <海外> ・15:00 独・8月貿易収支(予想:+188億ユーロ、7月:+216億ユーロ) ・米中閣僚級貿易協議(ワシントン、11日まで) 《HH》
関連銘柄 17件
3407 東証プライム
1,032.5
6/27 15:00
+7.5(%)
時価総額 1,439,235百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
3436 東証プライム
2,296.5
6/27 15:00
-62.5(%)
時価総額 804,177百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4063 東証プライム
6,199
6/27 15:00
-18(%)
時価総額 12,547,538百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4452 東証プライム
6,718
6/27 15:00
-87(%)
時価総額 3,191,050百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4661 東証プライム
4,505
6/27 15:00
-19(%)
時価総額 8,192,122百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
5279 東証スタンダード
903
6/27 15:00
+3(%)
時価総額 2,767百万円
四国地盤のコンクリート二次製品メーカー。土木資材事業を中心に、景観資材事業、エクステリア事業も展開。積水樹脂の持分法適用関連会社。景観資材事業は売上増。透水タイプの舗装材、擬石ファニチュア製品等も堅調。 記:2024/05/20
5287 東証スタンダード
560
6/27 15:00
-1(%)
時価総額 1,998百万円
道路・上下水道向けコンクリ二次製品を製造・販売。建築設備機器関連事業や不動産関連事業も展開。ライン導水ブロックシリーズは引き合い順調。中計では27.3期売上36億円目指す。環境対策製品の規模拡大図る。 記:2024/04/29
6506 東証プライム
5,797
6/27 15:00
-52(%)
時価総額 1,546,002百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6758 東証プライム
13,530
6/27 15:00
+220(%)
時価総額 17,062,439百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
6,238
6/27 15:00
+16(%)
時価総額 4,779,362百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,320
6/27 15:00
-48(%)
時価総額 4,361,243百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,263
6/27 15:00
-13(%)
時価総額 53,235,803百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,598
6/27 15:00
-86(%)
時価総額 11,166,137百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8267 東証プライム
3,417
6/27 15:00
-53(%)
時価総額 2,979,368百万円
流通大手。総合スーパーを軸に食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを展開。アセアンなどアジアでも事業展開。連結配当性向は30%目標。ヘルス&ウエルネスの進化、アジアシフトの加速等に取り組む。 記:2024/05/06
1,664.5
6/27 15:00
+12.5(%)
時価総額 22,107,881百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9983 東証プライム
40,490
6/27 15:00
-810(%)
時価総額 12,884,768百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,135
6/27 15:00
+40(%)
時価総額 17,462,139百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17