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後場に注目すべき3つのポイント~需給イベント通過で出尽くし感も?

2019/9/27 12:48 FISCO
*12:48JST 後場に注目すべき3つのポイント~需給イベント通過で出尽くし感も? 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、需給イベント通過で出尽くし感も? ・ドル・円は下げ渋り、欧州通貨安がサポート ・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は大幅反落、需給イベント通過で出尽くし感も? 日経平均は大幅反落。268.25円安の21779.99円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。 26日の米株式市場でNYダウは反落し、79ドル安となった。トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談を巡る内部告発書で、政権側が会談記録を隠蔽したことが明らかとなり、政権運営の先行き不透明感から売りが出た。また本日、東京市場は9月末の配当等の権利落ち日で、配当落ち分は日経平均で160円ほどとなっている。しかし、中国が米産品の購入を増やす意向と報じられたことなどから、円相場が1ドル=107.90円台まで下落する場面があり、本日の日経平均はこれを支えに113円安からスタート。寄り付き後は為替相場がやや円高方向に振れたこともあり、日経平均は売りに押され下げ幅を広げる展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の8割強、対して値上がり銘柄は1割強となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%超の下落。出資先の米シェアオフィス大手の経営立て直しや、運用ファンドに出資するサウジアラビアなどの中東情勢を巡る不透明感が嫌気されているようだ。米半導体大手の決算がネガティブ視され、東エレク<8035>なども軟調。配当落ちに伴いソフトバンク<9434>などの下げが目立った。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などがさえない。また、中国ファンドが金融支援を見送ったJDI<6740>や決算発表のクスリのアオキ<3549>が急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、KLab<3656>が活況を見せて急伸。新作ゲームの好調な出足をはやした買いが入っているようだ。業界団体が工作機械受注見通しを下方修正したが、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、SMC<6273>といった関連銘柄はあく抜け感などから総じてしっかり。また、足元で人気のオルトプラス<3672>はストップ高水準での買い気配となっている。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、電気・ガス業、その他金融業、銀行業、空運業、鉄鋼などが下落率上位だった。 本日の日経平均は配当落ち分を考慮すると、朝方こそ底堅さが見られたものの、その後市場の想定以上に弱い動きとなった。ユーロ安に伴い、円が対ドルでも強含みに転じたことなどが背景として挙げられている。ただ、日経平均が下げ幅を広げたのには、需給イベント通過による材料出尽くし感などもありそうだ。当欄でも度々説明してきたとおり、株価指数連動型運用(パッシブ運用)での配当再投資に絡んだ先物買い需要が権利落ち前後(26日大引け~27日寄り付き)に6000~7000億円規模で発生するとみられていた。今週の市場トピックとして投資家の関心が高かったため、これを通過して短期筋を中心に目先の利益を確定する売りを出している可能性は十分にある。 東証の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は2~13日の2週間に日経平均先物を約4900億円、東証株価指数(TOPIX)先物を約8500億円買い越していた。売り方の買い戻しが大きいとみられるが、短期筋の買いも少なくないだろう。また、日経レバETF<1570>の信用売り残が足元で増えており、個人投資家の日経平均22000円水準での節目意識が根強いことも窺える。日経平均がここから持ち直し、22000円水準を明確に上抜けるには更なる好材料が必要となりそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、欧州通貨安がサポート 27日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株の下げ幅拡大に伴う円買いで107円60銭台に下げたが、欧州通貨安で下支えされた。 ドル・円は、朝方から狭いレンジ内での取引が続く。107円80銭台で寄り付いた後、日経平均株価の22000円割れや下げ幅拡大で円買いが強まり、ドルは107円60銭台に軟化。ただ、プラス圏推移の上海総合指数が円買いを弱めた。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続への警戒感から円買い地合いに変わりはなさそうだ。一方、ユーロ・ドルが2年超ぶりの安値水準に沈んでおり、ドルは目先も底堅さを維持するとみられる。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円67銭から107円85銭、ユーロ・円は117円45銭から117円79銭、ユーロ・ドルは1.0905ドルから1.0923ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・オルトプラス<3672>、アイスタディ<2345>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・クラリダ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長 「米インフレ期待はFRBの物価安定責務と一致するレンジで推移していると判断」 【経済指標】 ・日・9月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.5%(予想:+0.6%、8月:+0.7%) ・中・8月工業企業利益:前年比-2.0%(7月:+2.6%) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 14件
2345 東証スタンダード
246
5/17 15:00
+7(%)
時価総額 4,266百万円
M&Aでブロックチェーン関連が主力に。技術者派遣や暗号資産運用も。24.10期1Qはゲーム会社との協業によるNFTゲームの収益化を推進。5月に暗号資産「スケブコイン」を子会社運営の暗号資産交換所に上場へ。 記:2024/04/12
3,117
5/17 15:00
+118(%)
時価総額 294,862百万円
北陸で最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営する。調剤併設を推進。スーパーよどばしとヒバリヤの事業を譲受。11月の店舗数は918。今上期は生鮮導入改装や日用品施策が奏功。 記:2024/01/16
3656 東証プライム
244
5/17 15:00
-1(%)
時価総額 9,858百万円
ゲーム開発会社。モバイルオンラインゲーム開発やオリジナルIPの開発などを展開。メタバース向けコンテンツ事業や、「顔認証Web3ウォレット」の開発も展開。キャプテン翼の停滞もあり、23.12期は足踏み。 記:2024/03/27
3672 東証スタンダード
135
5/17 15:00
+3(%)
時価総額 2,799百万円
IP保有会社との協業でスマホゲームを開発・運営。他社作品の開発・運営受託やゲーム開発人材の仲介も。24.9期1Qは運営タイトル数の整理を進めた影響で売上減。利益改善も黒字化には至らず。継続前提に疑義注記。 記:2024/02/14
6273 東証プライム
81,860
5/17 15:00
+550(%)
時価総額 5,514,826百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6740 東証プライム
18
5/17 15:00
±0(%)
時価総額 69,847百万円
ディスプレイデバイスメーカー。スマホや車載、医療向けに中小型液晶ディスプレイを開発。24.3期2Qはスマートウォッチ・VR等が増収。新モデル向けスマートウォッチ用OLEDディスプレイなどの販売が増加。 記:2024/01/16
6758 東証プライム
13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
72,880
5/17 15:00
-280(%)
時価総額 17,724,999百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,597
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 4,640,888百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7203 東証プライム
3,436
5/17 15:00
+84(%)
時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,503
5/17 15:00
-97(%)
時価総額 11,042,761百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9434 東証プライム
1,919
5/17 15:00
-9.5(%)
時価総額 9,186,531百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10