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狭いレンジながらも日中を通じて底堅さが意識される【クロージング】

2019/9/24 16:17 FISCO
*16:17JST 狭いレンジながらも日中を通じて底堅さが意識される【クロージング】 24日の日経平均は小幅に続伸。19.75円高の22098.84円(出来高概算12億株)で取引を終えた。注目された米中の次官級通商協議については、中国の代表団が翌週に予定していた農家への視察を急遽中止したことが明らかになり、米中通商合意への期待が薄れた。これにより、20日の米国市場ではNYダウが159ドル安と続落となり、23日は14ドル高と小幅な上昇にとどまるなか、売り優勢の展開が見込まれていた。 しかし、中国代表団が米国の農場視察を取りやめたのは米国の要請によるものだったと伝えられ、過度な警戒感が和らぐ格好となった。22000円をキープして始まった日経平均は、前場半ばには一時22168.74円まで上げ幅を拡大させている。その後はこう着感の強い相場展開になったが、後場に入っても22000円を固める動きとなり、狭いレンジながらも日中を通じて底堅さが意識された。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、保険、小売、金属製品、陸運、空運、繊維が堅調。半面、鉱業、海運、証券、卸売、水産農林、その他金融が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、東エレク<8035>、スズキ<7269>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>がけん引。一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>が重石となっている。 ファーストリテ、ソフトバンクGが弱い値動きではあったが、日経平均は22000円をキープしており、TOPIX型の物色が中心であったようである。9月末接近により配当志向の物色のほか、配当落ち分の再投資に伴う需給要因も意識されているようである。また、コロプラ<3668>が「ドラクエウォーク」のヒットを背景に連日で強い値動きが続くなど、個人の物色意欲も根強く、センチメント改善につながりそうである。足元ではインデックス売買主導の上昇であり、主力処が中心になりやすいであろうが、個別材料株の一角への物色も持続するものがみられていることは安心感につながりそうである。 目先的には10月の米中協議や英国のブレグジット問題などが重石になるだろうが、総弱気のセンチメントが改善傾向になる中、巻き戻しの流れから、次第に押し目拾いながらも、新規の買いが意識されてくる可能性もありそうだ。日経平均の22000円固めは続きそうであるが、下値の堅さが意識される中、次第に4月の年初来高値水準への意識に変わる展開も期待したいところであろう。 《CN》
関連銘柄 9件
3668 東証プライム
617
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+3(%)
時価総額 80,200百万円
スマホゲーム制作会社。「魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」が代表作。位置情報集約分析サービスも展開。起業家やXR企業への投資も事業領域。前年の反動減やクローズタイトルの影響で1Qは足踏み。 記:2024/03/28
4063 東証プライム
6,039
4/30 9:29
+133(%)
時価総額 12,223,679百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
6857 東証プライム
5,182
4/30 9:29
-207(%)
時価総額 3,970,288百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,925
4/30 9:29
-2.5(%)
時価総額 2,907,662百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
7269 東証プライム
1,845.5
4/30 9:29
+31(%)
時価総額 3,625,643百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8035 東証プライム
35,240
4/30 9:29
+1,010(%)
時価総額 16,620,347百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,373
4/30 9:29
-7(%)
時価総額 10,076,179百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
42,090
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+700(%)
時価総額 13,393,922百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,878
4/30 9:29
+96(%)
時価総額 13,573,432百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10