マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
37,903.29
+87.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/3 0:54:39
9,118,797
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~注目のFOMC前に小動き

2019/9/18 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~注目のFOMC前に小動き 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅に11日続伸、注目のFOMC前に小動き ・ドル・円はじり高、日本株高受け円売り継続 ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は小幅に11日続伸、注目のFOMC前に小動き 日経平均は小幅に11日続伸。11.40円高の22012.72円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米株式市場でNYダウは反発し、33ドル高となった。サウジアラビアが石油施設への攻撃で失われた石油生産量の7割を回復したと報じられ、また石油相が「月内に攻撃前の水準を回復する」と述べたと伝わった。原油相場の下落とともに消費関連株などが買われた。ただ、イラン最高指導者のハメネイ師がトランプ大統領との首脳会談に否定的な見方を示すなど、中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒感は根強く、明日発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑もあって方向感に乏しかった。本日の日経平均も13円高と小高くスタートしたが、やはり前日終値を挟み一進一退の展開となり、前場の上下の値幅は65円ほどにとどまった。東証1部の値上がり銘柄は全体の3割弱、対して値下がり銘柄は6割強となっている。 個別では、売買代金トップのリクルートHD<6098>や任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>などが堅調。前日は利益確定売りに押されたSMC<6273>だが、本日3%超高と急反発している。中小型株ではスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」の好調でコロプラ<3668>が引き続き賑わっており、GMOPG<3769>も日米がデジタル貿易で合意と伝わったことが刺激材料となって急伸し、ともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>は2%近い下落。ソニー<6758>は米ファンドが要求していた半導体事業の分離・上場を拒否すると発表し、2%超下落した。中小型株ではKLab<3656>が手仕舞い売りに押され急落し、大豊工業<6470>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、化学、その他製品などが上昇率上位。反面、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼などが下落率上位だった。原油相場の反落で関連セクターに売り買いが出た。 日経平均は前日終値を挟んだ小動きが続き、前場を折り返した。朝方から円相場がやや弱含みとなっており、前日の当欄で指摘したとおり、ここまでの株高に乗り遅れた投資家の押し目買いも入りやすいだろう。一方、日経平均は前日までの10日続伸で上げ幅が1400円近くに達しており、上値では目先の利益を確保する売りが出ているとみられる。アジア株はまちまちとなっており、積極的に上値を追う手掛かりは乏しい。もちろんFOMCの結果を見極めたいとの思惑も強いだろう。後場の日経平均は小幅高水準でこう着感を強めるとみておきたい。賑わっている材料株でも手仕舞いの売りが広がる可能性がある。 注目のFOMCでは、前回に続き0.25%の利下げが決まる見通し。ただ、金融市場は先んじて緩和期待を織り込んできており、こうした期待ほど米連邦準備理事会(FRB)がハト派姿勢を打ち出さないのではといった見方が根強くある。今後の方向性を占ううえで、FOMCメンバーの政策金利見通しやパウエルFRB議長の会見内容が非常に注目されるだろう。また、国内でも明日にかけて日銀金融政策決定会合が開かれる。世界的に緩和競争の流れとなるなか、追加緩和余地に乏しいとみられている日銀のスタンスにも注目しておきたい。 ■ドル・円はじり高、日本株高受け円売り継続 18日午前の東京市場でドル・円はじり高。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控え動きづらいなか、日本株高などを手がかりとした円売りでドルは底堅さを維持した。 前日海外市場でドル・円は108円台前半を中心とした値動きで、本日アジア市場もその流れを受け継いだ。今晩の米FOMCの政策決定を前に動きは鈍いが、ハト派姿勢は弱まるとの思惑でドル売りは後退している。 午前中は円売り先行で、ドルは一時108円25銭まで値を上げた。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で取引され、目先の日本株高継続への期待感からやや円売り方向に振れやすい。また、中国株高なども円売りを支援しているようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円09銭から108円25銭、ユーロ・円は119円67銭から119円82銭、ユーロ・ドルは1.1065ドルから1.1076ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・プロルート丸光<8256>、アイリッジ<3917>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・NZ・4-6月期経常収支:-11.06億NZドル(予想:-11.00億NZドル、1-3月期:+6.75億NZドル) ・日・8月貿易収支:-1363億円(予想:-3654億円、7月:-2507億円) <国内> ・日銀金融政策決定会合(19日まで) <海外> ・17:00 南ア・8月消費者物価指数(前年比予想:+4.2%、7月:+4.0%) ・17:30 英・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.9%、7月:+2.1%) ・17:30 英・8月生産者物価指数・産出(前年比予想:+1.7%、7月:+1.8%) 《HH》
関連銘柄 13件
3656 東証プライム
241
5/2 15:00
-3(%)
時価総額 9,737百万円
ゲーム開発会社。モバイルオンラインゲーム開発やオリジナルIPの開発などを展開。メタバース向けコンテンツ事業や、「顔認証Web3ウォレット」の開発も展開。キャプテン翼の停滞もあり、23.12期は足踏み。 記:2024/03/27
3668 東証プライム
608
5/2 15:00
-8(%)
時価総額 79,030百万円
スマホゲーム制作会社。「魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」が代表作。位置情報集約分析サービスも展開。起業家やXR企業への投資も事業領域。前年の反動減やクローズタイトルの影響で1Qは足踏み。 記:2024/03/28
7,250
5/2 15:00
-69(%)
時価総額 555,046百万円
EC業者に決済代行サービスを提供。後払い型決済などの金融サービスも。GMOグループ。決済代行事業は堅調。大型案件の決済端末は出荷高水準。23.9期通期は2桁の増収、営業増益。24.9期は2桁増収増益計画。 記:2024/01/27
3917 東証グロース
512
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 3,599百万円
スマホアプリの開発・運営支援を通じて実店舗の集客・販促を支援。24.3期3Q累計はデジタルマーケ関連が堅調。だが開発案件遅延に伴う原価増が発生。新製品の先行費用も利益の重石に。2月にJR西日本と業務提携。 記:2024/03/12
6,834
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 11,590,191百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6273 東証プライム
82,670
5/2 15:00
-240(%)
時価総額 5,569,395百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6470 東証スタンダード
864
5/2 15:00
-1(%)
時価総額 25,205百万円
トヨタ系列の自動車部品メーカー。エンジン用軸受に強み。ダイカスト製品なども。売上高の過半がトヨタグループ向け。24.3期3Q累計は中国が想定以下。だが得意先の増産が追い風。円安も寄与して増収・大幅増益に。 記:2024/04/09
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8256 東証スタンダード
1
1/5 15:00
±0(%)
時価総額 46百万円
総合衣料卸会社。アパレルや雑貨、インテリア用品等の卸売に加え、ヘアケア商品や研究用試薬等の販売も。自社D2Cサイトでは販売チャネルを拡大。ミライロ薬局は会員顧客が順調増。24.3期1Qは損益改善。 記:2023/11/12
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10