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後場に注目すべき3つのポイント~売り込む動きは限られ底堅さあるが

2019/8/21 12:50 FISCO
*12:50JST 後場に注目すべき3つのポイント~売り込む動きは限られ底堅さあるが 21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり反落、売り込む動きは限られ底堅さあるが ・ドル・円は小じっかり、過度なリスク要因は後退 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は第一三共<4568> ■日経平均は4日ぶり反落、売り込む動きは限られ底堅さあるが 日経平均は4日ぶり反落。80.30円安の20596.92円(出来高概算4億5000万株)で前場の取引を終えている。 20日の米株式市場でNYダウは4日ぶりに反落し、173ドル安となった。イタリアのコンテ首相が辞任を表明し、政局混乱への懸念から欧州株がほぼ全面安となり、米国株も売りが先行。一方で21日に発表される7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や、23日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長講演の内容を見極めたいとの思惑もあり、下値は限られた。為替相場は朝方、1ドル=106円台前半と前日より円高方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを引き継いで187円安からスタート。ただ、その後円相場の上昇が一服し、米株価指数先物が時間外取引で上昇すると、日経平均は寄り付き直後をこの日の安値に下げ渋る展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の8割強、対して値上がり銘柄は1割強となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで3%の下落となり、日経平均を約33円押し下げた。前日買われたZOZO<3092>が反落し、トヨタ自<7203>は小幅に下落。外資系証券のレーティング引き下げが観測されたキッコマン<2801>などは軟調ぶりが目立った。また、新株予約権の発行を発表したWSCOPE<6619>は希薄化懸念が先行し、ストップ安を付けている。一方、ファーストリテ<9983>やファナック<6954>が堅調。ファナックについては、一部証券会社が会社側の業績下方修正は保守的との見方を示している。新生銀<8303>が売買代金上位にランクインし、2%の上昇。大株主による株式売出しの価格が決まり、朝方は売りが先行したものの、価格決定による売り圧力の低下に期待した買いが入ったとみられる。任天堂<7974>やキーエンス<6861>は小高い。また、リリースが買い材料視されたスマバリュ<9417>が急伸し、GameWith<6552>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、電気・ガス業、繊維製品、ガラス・土石製品などが下落率上位で、その他も全般軟調。ゴム製品のみ小幅に上昇した。 米国株ほどの強い値動きではなかったが、日経平均もここ3営業日で270円あまり上昇しており、本日は米国株の反落を受けて売りが先行する展開となった。ただ、寄り付き後は円高一服とともに下げ渋る展開となり、日足チャート上で20500円台に位置する5日移動平均線水準を上回って前場を折り返している。米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB議長らの講演に市場の関心が集まっており、大きく売り込もうとする動きは乏しい。また、前日指摘したとおり各国の金融緩和や景気対策への期待が株式相場を支えている。 しかし、東証1部売買代金は連日で1兆5000億円台と低調に推移しており、本日もここまで7800億円程度にとどまっている。一段の戻りに期待した買いは限られるもようで、20日の空売り比率(東証)が43.4%まで低下したのを見ると、買い戻しの動きも徐々に鈍りそうだ。後場の日経平均は小安い水準でのもみ合いを想定しておきたい。なお、中小型の材料株には幕間つなぎ的な物色が向かいやすいだろう。ただ、本日は7月訪日外客数の発表が予定されているが、日韓関係の悪化などで関連銘柄には警戒感が広がる可能性がある。 ■ドル・円は小じっかり、過度なリスク要因は後退 21日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。過度なリスク要因の後退で株価の下げ幅縮小を手がかりに円買いは弱まり、ドルは106円半ばに浮揚した。 ドル・円は106円20銭付近で寄り付いた後、日経平均株価の下げ幅縮小を背景にやや円売り方向に振れ、ドルはクロス円の上昇に押し上げられた。イタリアの政局に関しては、政界再編で同国の財政再建への期待感もあるようだ。 ランチタイムの日経平均先物の軟調地合い継続で日本株の反転期待は弱まり、円売りは限定的。ただ、米株式先物がプラス圏を維持するほか、米10年債利回りは上昇方向に振れており目先は106円後半を目指す展開となりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円21銭から106円55銭、ユーロ・円は117円89銭から118円26銭、ユーロ・ドルは1.1091ドルから1.1104ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アテクト<4241>、ハエスポア<3260>がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は第一三共<4568> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ホークスビーNZ準備銀総裁補 「直近の大幅利下げの結果、非伝統的な金融政策が必要になる可能性が低下」 <国内> 特になし <海外> ・日米貿易交渉の閣僚協議(22日まで) 《HH》
関連銘柄 15件
2801 東証プライム
1,678.5
11/22 15:30
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時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
3092 東証プライム
4,751
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 1,427,552百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3260 名証ネクスト
3,695
11/22 15:30
+95(%)
時価総額 6,481百万円
宅地及び建売物件の販売等を行う開発・販売事業、賃貸・管理事業、不動産コンサルティング事業などを手掛ける。名古屋地盤。中古戸建のリフォーム販売、商業施設の賃貸等に注力。ストック事業の拡大などに取り組む。 記:2024/10/24
4241 東証スタンダード
461
11/22 15:07
+1(%)
時価総額 2,045百万円
半導体保護資材「スペーサーテープ」の製造・販売等を行う半導体資材事業、シャーレの製造・販売等を行う衛生検査器材事業が柱。スペーサーテープは世界トップシェア。衛生検査器材事業では生産合理化などを推進。 記:2024/08/13
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6552 東証スタンダード
232
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 4,257百万円
日本最大級のゲーム情報メディア「GameWith」の運営等を行うメディア事業が主力。プロeスポーツチームの運営、NFTゲーム等も。NFT・回線事業に経営資源投下。デジタルハーツの韓国子会社と資本業務提携。 記:2024/10/15
6619 東証プライム
327
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 18,031百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
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時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
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-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
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時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8303 東証スタンダード
2,766
9/27 15:00
-32(%)
時価総額 567,127百万円
旧日本長期信用銀行。消費者金融のレイクが主力。SBI傘下。法人業務はストラクチャードファイナンスに強み。法人業務では利息収入が増加。個人業務ではアプラスの割賦収益等が増加。24.3期1Qは黒字転換。 記:2023/08/16
9417 東証スタンダード
302
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 3,225百万円
地域社会の課題解決クラウドプラットフォーム「SMART L-Gov」、モビリティ特化のIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」等を手掛ける。デジタルガバメント部門は契約数が順調に増加。 記:2024/09/01
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17