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新興市場見通し:不安定感強いが売買は徐々に増加、9月IPOも続々発表

2019/8/17 14:42 FISCO
*14:42JST 新興市場見通し:不安定感強いが売買は徐々に増加、9月IPOも続々発表 先週の新興市場では、日経平均と同様にマザーズ指数や日経ジャスダック平均も下落が続いた。米中摩擦などを背景とした世界経済の減速懸念が金融市場に広がり、米国では長短金利の逆転が起きた。新興市場も株式相場全体の地合いを睨みながらの不安定な展開で、主力株を中心にリスク回避目的の売りが優勢となった。ただ、決算発表シーズンの最終盤で見直し買いが向かう銘柄も散見された。なお、週間の騰落率は、日経平均が-1.3%であったのに対して、マザーズ指数は-2.2%、日経ジャスダック平均は-1.7%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で7.5%安、そーせいグループ<4565>が同9.0%安と軟調だった。しかし、決算発表のミクシィ<2121>は同5.4%高。第1四半期こそ大幅減益だったが、第2四半期の回復に期待する声が出ている。第1四半期決算が計画を上回ったラクス<3923>は同18.2%高となった。売買代金上位ではバンク・オブ・イノベーション<4393>やインパクトHD<6067>のように大きく値下がりした銘柄も多く、アドベンチャー<6030>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、ジーエヌアイグループ<2160>やKudan<4425>が決算をきっかけに大きくリバウンド。また、Lib Work<1431>が上昇率トップとなった。値動きの軽い小型材料株が物色を集めやすかった面もあるようだ。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同2.6%安、セリア<2782>が同5.3%安と軟調だったが、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は底堅さを見せ同8.4%高となった。売買代金上位ではセプテーニ・HD<4293>が利益確定売りに押され、LCHD<8938>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。反面、業績修正のアエリア<3758>が買いを集め、UTグループ<2146>も見直し買い優勢。また、マジェスティ ゴルフ<7834>が上昇率トップとなった。 今週の新興市場は、引き続き不安定な相場展開を強いられそうだ。米中摩擦を筆頭に不安材料が多く、個人投資家の警戒ムードも容易には払拭されないだろう。ただ、新興市場でもマザーズ指数が800pt台半ばまで下落する場面では押し目買いの動きが見られる。決算発表シーズンを終えて、値幅取り狙いの物色が再び中小型株に向かい始め、新興市場の売買代金も回復しつつある。まずはマザーズ指数が上値を抑えている5日線を突破できるか注目したい。 UTグループは第1四半期決算の発表直後こそ売られたが、証券各社が上位レーティングを据え置いたこともあり、一転して見直し買いが広がった。決算発表が一巡し、好業績銘柄には評価引き上げの動きも出てくるだろう。また、アエリアなどゲーム関連株の一角が物色を集めるなか、9月12日からの「東京ゲームショウ2019」への関心も高まってきそうだ。ブシロード<7803>、CRI・ミドルウェア<3698>などが出展を予定しているという。 IPO関連では、Chatwork<4448>(9月24日、マザーズ)など4社の新規上場が発表されている。9月のIPO件数は現時点で5社。ビジネスチャットツールのChatworkに加え、電子ギフトのギフティ<4449>(9月20日、マザーズ)など注目度が比較的高いベンチャー企業の上場が相次ぐ。ただ、公開規模も大きいため、相応の需要を集められるか注視したい。 《FA》
関連銘柄 20件
1431 東証グロース
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時価総額 16,863百万円
注文住宅の建築請負が柱。デジタル集客に強み。建売住宅も。AI活用の工務店向け住宅プラン提案ツールなどを育成中。24.6期上期は計画比上振れ。通期増収増益を計画。土が主原料の3Dプリンタハウスの建築に成功。 記:2024/03/07
2121 東証プライム
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時価総額 191,744百万円
「モンスターストライク」が主力のスマホゲームが収益の柱。写真共有アプリやSNSの運営も。24.3期3Q累計は前期に大型IPとのコラボがあった「モンスト」の反動減が痛手に。育成中のスポーツ事業は赤字幅縮小。 記:2024/04/12
2146 東証プライム
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2160 東証グロース
2,441
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時価総額 115,918百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
2782 東証スタンダード
2,794
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時価総額 211,897百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3698 東証グロース
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時価総額 4,401百万円
音声や映像のミドルウェア製品を開発。ゲームや家電、動画配信、医療・ヘルスケア、自動車、組み込み機器向けを展開。組込みソフトの受託開発にも実績。アールフォース社の利益剥落が響き、24.9期1Qは足踏み。 記:2024/02/09
3758 東証スタンダード
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時価総額 8,206百万円
スマホゲーム開発やITサービスを展開。女性向けゲームに強み。アフィリエイト広告や決済代行、不動産投資等も。特別利益は増加。法人税等は減少。23.12期通期は大幅最終増益。24.12期は大幅営業増益計画。 記:2024/03/31
3923 東証プライム
1,557
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時価総額 282,153百万円
経費精算クラウド「楽楽清算」や明細発行のソフトウェアを手掛けるBtoB・SaaS企業。中堅中小企業向けのバックオフィス業務効率化クラウドを展開。IT人材派遣も事業領域。業容好調で3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/28
4293 東証スタンダード
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時価総額 92,242百万円
大手インターネット広告代理店。デジタル広告の販売と運用、マーケティング支援等が主力。就職・採用プラットフォーム事業等も。デジタルマーケティング事業は既存案件が拡大。23.12期通期純利益は会社計画超過。 記:2024/03/04
4385 東証プライム
1,783.5
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時価総額 286,913百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4,000
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時価総額 15,804百万円
スマホ向けゲームアプリを開発。グーグルやアップルのプラットフォームを通じてRPGゲームを提供。「ミトラスフィア」が代表作。新作大型RPG2本を世界的ヒット目指して開発中。先行投資傾注し、1Qは利益足踏み。 記:2024/03/28
4425 東証グロース
1,701
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時価総額 16,787百万円
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4565 東証プライム
1,495
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時価総額 122,475百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。契約一時金及びマイルストン収入は伸び悩む。23.12期通期は医薬品販売が増収。M&A効果等が寄与。 記:2024/02/13
6030 東証グロース
3,375
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時価総額 25,316百万円
旅行サイト運営会社。格安航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営。航空券の検索や予約、販売等のサービスを提供。積極的な広告投資継続。アプリは2000万DL超。M&A効果等で、24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/03/04
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時価総額 30,105百万円
小売業やサービス業の店舗・店頭に特化したマーケティング支援を展開。覆面調査や営業支援、ASP提供も手掛ける。23.12期1Qは業績足踏み。MBO成立により、同社株は23年6月29日付けで上場廃止予定。 記:2023/06/03
3,810
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時価総額 366,960百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
7564 東証スタンダード
3,915
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時価総額 320,431百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
7803 東証グロース
368
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時価総額 27,373百万円
ゲームコンテンツ制作会社。トレーディングカードゲームやオンラインゲームの開発に加え、新日本プロレスやスターダムによるスポーツ興行も展開。エンターテイメント事業の伸び悩みもあり、24.6期中間期は足踏み。 記:2024/03/31
7834 JQスタンダード
194
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時価総額 3,342百万円
ゴルフクラブの製造販売等を手掛ける。「マジェスティ」が旗艦ブランド。マジェスティ・ゴルフ・コリアのTOB成立。同社株は株主総会を経て上場廃止予定。新商品発売でラインナップ拡充。19.9期3Qは増収。 記:2019/10/30
599
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時価総額 5,422百万円
事業継承ビジネス会社。医療関連に特化し、病院経営支援や不動産バリューアップ、コンソリデーション支援等のサービスを行う。今期3Q累計は医療関連事業が足踏みとなった。連結子会社の貸倒引当金も重しとなった。 記:2024/04/03