マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 6:56:36
15,205,241
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~短期変動は想定線、楽観なお尚早か

2019/7/19 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~短期変動は想定線、楽観なお尚早か 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり大幅反発、短期変動は想定線、楽観なお尚早か ・ドル・円は反発、買戻し一巡後はもみ合い ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位は東京エレク<8035> ■日経平均は4日ぶり大幅反発、短期変動は想定線、楽観なお尚早か 日経平均は4日ぶり大幅反発。347.99円高の21394.23円(出来高概算5億5000万株)で前場の取引を終えている。 18日の米株式市場でNYダウは3ドル高と3日ぶりに小幅反発した。動画配信大手ネットフリックスの決算が嫌気され、ハイテク株を中心に売りが先行。しかしNY連銀のウィリアムズ総裁が講演で「経済悪化の兆候を確認した場合、連邦準備制度理事会(FRB)は迅速に行動すべき」などと利下げに積極的な姿勢を示し、株価は下げ渋った。前日に422円安と令和最大の下げ幅を見せた日経平均も、米国株の底堅い動きを受けて本日は100円高からスタート。台湾積体電路製造(TSMC)が業績の先行きに前向きな見方を示したことから、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが入り、寄り付き後の日経平均は上げ幅を広げる展開となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の9割強と全面高になっている。 個別では、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>など売買代金上位は全般堅調。前述のとおり東エレク<8035>、SUMCO<3436>、SCREEN<7735>、アドバンテス<6857>といった半導体関連株の上げが目立つ。第1四半期減益との観測が報じられた東ソー<4042>、業績下方修正のKOA<6999>は悪材料出尽くし感から買い戻し優勢。また、経営再建への期待が高まっている曙ブレーキ<7238>や業績上方修正のレッグス<4286>が急伸し、半導体関連株とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではファーストリテ<9983>が利益確定売りに押され逆行安。Genky<9267>は朝方に発表した決算を受けて売りが先行し、東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がプラスとなり、水産・農林業、証券、非鉄金属、食料品、パルプ・紙が上昇率上位だった。 日経平均は前日から荒い値動きとなっている。前日については、キヤノン<7751>に関する報道などから企業業績の悪化懸念が台頭。本日は一転して半導体関連市場の底打ち期待が広がった格好だ。企業業績や事業環境を巡る材料に一喜一憂しているようにも見受けられる。しかし、市場では短期投資家の売買が中心との見方が多いようだ。前日の東証1部売買代金は2兆円あまりで、本日の前場も1兆円弱にとどまっており、取引参加者が増えている印象は乏しい。また、日経平均は前日までの3日間で640円近く下落しており、本日は週末を前に買い戻しの動きが出てきやすいことは想定内だ。日足チャートで21400円台前半に位置する25日移動平均線や75日移動平均線までの戻りにとどまれば、自律反発の域を出ないだろう。 「短期的に振らされる場面が出てくる」と一昨日に指摘したとおりの展開で、特段ポジティブにもネガティブにも捉える必要はないと考えられる。ただ、株価変動率(ボラティリティー)の高まりは株売りにつながる可能性もあるため注意しておきたい。また、ここまでに伝わっている業績観測報道は市場予想に対し強弱入り混じっている。米中通商協議の先行きも不透明で、外需株全般に強気に傾くのは時期尚早だろう。引き続き方向感の掴みにくい相場展開が続くとみておきたい。 ■ドル・円は反発、買戻し一巡後はもみ合い 19日午前の東京市場でドル・円は反発。NY連銀総裁の前日のハト派的見解が今月末の政策決定に必ずしも関連するものではないとの思惑から、ドルは買い戻された。 ウィリアムズNY連銀総裁は18日の講演で、各国・地域の中銀は経済に問題が生じている兆候があれば迅速に行動を起こすべきと発言。それを受け、今月末の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げに思惑が広がり、ドル売りに振れた。 ランチタイムの日経平均先物は強含んでおり日本株高継続を期待した円売りがドルを押し上げる展開のようだ。また、中国株や欧米株式先物の堅調地合いも、円売りを支援している。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円22銭から107円60銭、ユーロ・円は120円97銭から121円25銭、ユーロ・ドルは1.1224ドルから1.1241ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アクセルマーク<3624>がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位は東京エレク<8035>で2銘柄で約52円分押し上げ ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・6月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.6%(予想:+0.6%、5月:+0.8%) <国内> ・13:30 全産業活動指数(5月) 0.3% 0.9% <海外> ・特になし 《FA》
関連銘柄 16件
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3624 東証グロース
122
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 1,299百万円
広告配信プラットフォーム「AXEL MARK DSP」、アドネットワーク「ADroute」等の広告事業が主力。トレカ事業やIoT事業等も展開。ヘルスケア事業を推進。トレカ事業の自動販売機台数は拡大。 記:2024/06/18
4042 東証プライム
2,111.5
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 686,409百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4286 東証スタンダード
881
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 9,550百万円
プロモーションサービス等を手掛けるレッグス、マーケティング・コミュニケーションサービス等を手掛けるCDGなどを傘下に収める持株会社。エンタメ顧客向けOEMは順調。エクス・テインメント事業領域等に注力。 記:2024/07/01
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6999 東証プライム
998
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 40,399百万円
1940年創業の電子部品メーカー。長野県上伊那郡に本社。固定抵抗器で世界シェアトップクラス。温度センサ、ヒューズ、バリスタ等も手掛ける。海外売上比率は7割超。高電圧検出用デバイダーの売上拡大に注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7238 東証プライム
115
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 15,639百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
3,140
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 97,324百万円
北陸地盤のドラッグストアチェーン「ゲンキー」を中核とする持株会社。福井県坂井市に本社。店舗数は430店舗超。食品の売上比率が高い。25.6期は49店舗の新規出店を計画。既存店はスクラップ&ビルドを推進。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17