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前場に注目すべき3つのポイント~引き続きこう着感の強い相場展開に

2019/7/16 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~引き続きこう着感の強い相場展開に 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:引き続きこう着感の強い相場展開に ■前場の注目材料:東宝、1Q営業利益25.4%増、コンセンサス上回る ■日立、インド開拓、中国需要減少で重点市場に ■引き続きこう着感の強い相場展開に 16日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場は、NYダウは最高値を更新しているが、27ドル高と小幅な上昇にとどまっている。中国の4-6月期GDP成長率が27年ぶりの低成長となり、貿易摩擦の影響が懸念されたほか、本格化する4-6月期決算発表を前に見極めムードが強まっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の21595円。円相場は1ドル107円80銭台と、やや円高に振れて推移していることも重石になりそうだ。 また、トランプ米大統領は、祖先が国外出身の野党・民主党の女性議員らに「アメリカから出て行っても良い」と改めて攻撃したことに批判が集まっているほか、ロス商務長官の解任を検討していることも報じられており、政権運営への先行き不透明感が高まりつつあることも手掛けづらくさせそうだ。 一方で足元の日経平均は21500円処での底堅さが意識されており、下を売り込む流れにはなりづらいだろう。今週末に迫った参院選については、自民、公明両党は改選124議席の過半数63議席を超える勢いをみせているとの世論調査の結果が伝えられていることも安定政権運営への期待にもつながりそうであり、これが下支えとなる。ETFの決算に伴う分配金捻出のための機械的な売りは一巡しているため、売り圧力といった需給は軽くなるだろう。 もっとも、引き続き市場参加者は限られている。先週末はミニとは言え、SQながらも東証1部の売買代金は2兆円に届かず、これで9営業日連続での2兆円割れとなっている。まずは出来高が膨れてくる環境を待ちたいところであろう。7月限オプションSQ概算値21742.57円が心理的な抵抗としても意識されやすいだろう。 その他、米国では主要企業の決算が本格化するが、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど金融の決算についてはそれ程期待も高くなく、アルコアの決算についても米中摩擦の影響から慎重な見方であろう。その為、決算を嫌気した流れも限られると考えられる。一方で、マイクロソフトやネットフリックスなどの決算が期待されそうだ。 なお、本日16日より株式等の決済期間短縮化(T+2化)により、株式等の受渡日が1営業日早まることとなる。流動性が増すとの見方があるが、一方でシステム障害等などが警戒されている。資金回転がより早まることから、中小型株の値動きの荒さも意識されそうである。 ■東宝、1Q営業利益25.4%増、コンセンサス上回る 東宝<9602>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比2.3%増の677.42億円、営業利益が同25.4%増の159.88億円だった。コンセンサス(145億円程度)を上回る。通期計画に対する進捗率は35%となる。映画事業では「名探偵コナン」や「ドラえもん」の新作が好調だったほか、「キングダム」がヒット。不動産事業は全国に保有する物件の貸し出しが堅調に推移している。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(21685.90、+42.37) ・NYダウは上昇(27359.16、+27.13) ・ナスダック総合指数は上昇(8258.19、+14.04) ・SOX指数は上昇(1515.92、+11.64) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・日銀追加金融緩和への期待 ・株安局面での自社株買い ・米早期利下げ観測 ・日立<6501>インド開拓、中国需要減少で重点市場に ・DMG森精<6141>攻勢、欧に中国生産の工作機械輸出 ・椿本チ<6371>埼玉にテンショナー生産の新棟、12月から量産 ・JDI<6740>800億円調達にめど、中国ファンドが増額 ・任天堂<7974>携帯用に特化の家庭用ゲーム機 ・かんぽ生命保険<7181>、2600万人に意向確認、全顧客の保険契約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合議事録等(2009年1-6月開催分) <海外> ・10:30 豪準備銀行が7月理事会議事要旨公表 《SF》
関連銘柄 7件
6141 東証プライム
4,704
5/8 10:39
-68(%)
時価総額 592,488百万円
日系4大工作機械メーカーの一角。NC旋盤・マシニングセンタでトップ級で、高生産性旋盤に定評。グローバル展開積極化。工作機械受注に占める自動化案件比率は37%。コスト構造改善効果で、23.12期は増収増益。 記:2024/02/22
6371 東証プライム
5,340
5/8 10:30
-90(%)
時価総額 204,421百万円
世界トップの産業用スチールチェーンや自動車エンジン用チェーンに強み。減速機や搬送システムも。24.3期3Q累計は産業用チェーンや減速機が足踏み。だが自動車用チェーンが伸びて増収増益に。配当性向は3割目安。 記:2024/04/12
6501 東証プライム
14,425
5/8 10:39
-245(%)
時価総額 13,971,651百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6740 東証プライム
20
5/8 10:35
±0(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。スマホや車載、医療向けに中小型液晶ディスプレイを開発。24.3期2Qはスマートウォッチ・VR等が増収。新モデル向けスマートウォッチ用OLEDディスプレイなどの販売が増加。 記:2024/01/16
7181 東証プライム
2,828
5/8 10:39
-75(%)
時価総額 1,130,335百万円
日本郵政グループの保険会社。郵便局を通じて保険商品の販売を行う。第一生命と提携。新契約年換算保険料は個人保険、第三分野ともに回復傾向。保険金等支払金など経常費用は減少。24.3期2Qは大幅経常増益。 記:2024/01/27
7974 東証プライム
7,456
5/8 10:39
-303(%)
時価総額 9,683,033百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9602 東証プライム
5,141
5/8 10:37
+17(%)
時価総額 958,750百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作、配給、「TOHOシネマズ」の運営に加え、映像ソフトやテレビ映画の提供、不動産賃貸等も行う。今期3Q累計は配給作品等のヒットが寄与した。アニメも増加した。 記:2024/02/01