マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/19 9:26:17
10,430,783
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

パウエルFRB議長の議会証言の株価反応は限定的【クロージング】

2019/7/9 16:19 FISCO
*16:19JST パウエルFRB議長の議会証言の株価反応は限定的【クロージング】  日経平均は小幅に反発。30.80円高の21565.15円(出来高概算9億8000万株)で取引を終えた。8日の米国市場では早期利下げ期待の後退から売り優勢の展開となったが、為替市場では円安基調となり、これが下支え要因となった。昨日の大幅下落で日経平均は心理的な支持線レベルまで下げていたこともあり、自律反発の展開となった。ただし、寄り付き後に一時21687.29円まで上げ幅を広げる局面もみられたが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言を見極めたいところであり、方向感が掴みづらい中で後場寄り付き直後には、21508.22円と21500円割れが意識される局面もみられた。大引けにかけて短期筋のショートカバーもあってか、日経平均は後場の高値で引けている。  東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、石油石炭、水産農林、鉱業、食料品、精密機器、情報通信がしっかり。半面、海運、繊維、ガラス土石、化学、機械が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、KDDI<9433>が堅調。一方で東エレク<8035>、信越化<4063>、日東電<6988>が重石に。  日経平均は5日線に上値を抑えられる格好とはなったが、心理的な支持線となる21500円処で踏ん張りをみせている。明日はパウエルFRB議長の議会証言を受けた米国市場の動向次第といったところであるが、利下げ期待が再燃したとしても円高が重石となり、利下げ期待の後退による米株安としても、円安が下支え要因となるため、基本的には株価反応は限られそうである。  また、明日はETFの決算に伴う分配金捻出による売り需要が再び警戒されやすいところであるが、ピーク通過による機械的な売り需要が一巡するとの見方もされやすく、意外と下値の堅さは意識されやすいとも考えられる。とは言え、米決算も本格化してきており、決算を受けた関連企業への波及も意識されやすい。国内決算では製造業の方向性を探る上でも安川電<6506>の決算を見極めたいところであろう。そのため、大きなトレンドは出難い状況が続くとみられ、しばらくは個別材料を手掛かりとした短期的な値幅取り狙いの流れが続きやすい。 《CN》
関連銘柄 7件
4063 東証プライム
5,840
5/17 15:00
-90(%)
時価総額 11,820,878百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
6506 東証プライム
6,308
5/17 15:00
-165(%)
時価総額 1,682,281百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6988 東証プライム
12,220
5/17 15:00
-110(%)
時価総額 1,830,043百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム等で世界首位。24.3期3Qはインダストリアルテープの収益が堅調。ハイエンドスマホ向け組み立て用部材は需要増。 記:2024/04/07
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,332
5/17 15:00
+12(%)
時価総額 9,981,708百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27