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後場に注目すべき3つのポイント~一段の株高には米国株のけん引必要か

2019/7/2 12:39 FISCO
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~一段の株高には米国株のけん引必要か 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続伸、一段の株高には米国株のけん引必要か ・ドル・円は伸び悩み、次の材料待ちで買い進まず ・値上がり寄与トップは、東エレク<8035>、同2位はトレンドマイクロ<4704> ■日経平均は小幅続伸、一段の株高には米国株のけん引必要か 日経平均は小幅続伸。24.82円高の21754.79円(出来高概算4億7000万株)で前場の取引を終えている。 週明け1日の米株式市場でNYダウは117ドル高と続伸した。6月29日の米中首脳会談で通商協議の再開で合意し、トランプ政権が中国からの輸入品への追加関税発動を見送ったことから買いが先行。しかし、今週4日には独立記念日の祝日が控えており、買いが一巡すると閑散取引のなか上げ幅を縮小する展開となった。日経平均は前日に454円高と令和に入り最大の上げ幅を記録しており、本日は米国株の伸び悩みなどを背景に利益確定の売りが先行し、30円安からスタート。寄り付き後は押し目買いが入りプラスに切り返す一方、米通商代表部(USTR)が欧州連合(EU)に対する追加関税のリストを発表したなどと伝わったことから上値も重かった。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割弱、対して値下がり銘柄は4割弱となっている。 個別では、東エレク<8035>が5日続伸し、3%近い上昇。米中摩擦の緩和期待が続くほか、半導体製造装置メーカーのM&A(合併・買収)が伝わり、業界再編の動きをポジティブ視した買いも入ったようだ。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>などが小じっかり。日立<6501>は2%高と堅調ぶりが目立った。業績上方修正のSI<3826>や第1四半期決算が良好だったダイセキS<1712>が買われ、業績下方修正を発表した象印マホービン<7965>も悪材料出尽くし感から急伸。また、東証2部への指定替え猶予期間から解除された鋳鉄管<5612>はストップ高を付けた。一方、ソニー<6758>や村田製<6981>が小幅に下落し、ファーストリテ<9983>はさえない。前日上げの目立ったZOZO<3092>や太陽誘電<6976>だが、本日は利益確定売りに押され、揃って3%超の下落。また、アジア投資<8518>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、保険業、卸売業などが上昇率上位。反面、鉱業、石油・石炭製品、化学などが下落率上位だった。 前日の日経平均は米中首脳会談の結果を好感し、日足チャート上では窓を開けての急伸となった。21600円台に位置する200日移動平均線を5月7日以来、およそ2カ月ぶりに上回り、市場のムードの好転に期待する向きは多い。会談前は手控えムードが強かっただけに、この上昇に乗り遅れた投資家は多いとみられ、下値では押し目買いが入りやすいだろう。ただ上値が重いところを見ると、やはり一段の株高には米国株のけん引が必要といったところか。 市場では米中摩擦の激化懸念が後退し、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ期待が後退するとの見方もある。金融政策の行方を占ううえで、今週5日に発表予定の米6月雇用統計の内容を見極めたいなどとの思惑も出てきそうだ。米欧の貿易摩擦懸念が再浮上してきたことも気掛かりとなる。日経平均は目先、節目の22000円手前で一進一退の展開となる可能性がある。 ■ドル・円は伸び悩み、次の材料待ちで買い進まず 2日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。朝方の円買い後はドルは値を戻したが、具体的な材料が乏しく積極的なドル買いは手控えられた。 米通商代表部(USTR)による欧州連合(EU)の大型民間航空機への補助金をめぐる追加関税の可能性が報じられ、ドル・円は朝方の取引で108円20銭台に軟化する場面もあった。ただ、その後は朝方の高値を上抜けた。 ランチタイムの日経平均先物は下げに転じ、日本株高継続への期待感を背景としたリスク選好的な円売りは後退。一方、米株式先物はプラス圏を維持しており、米中対立回避を受けたドル買い基調は維持されよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円28銭から108円47銭、ユーロ・円は122円17銭から122円43銭、ユーロ・ドルは1.1280ドルから1.1290ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・カワセコンピュータサプライ<7851>と日本鋳鉄管<5612>、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、東エレク<8035>、同2位はトレンドマイクロ<4704> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・6月マネタリーベース:前年比+4.0%(5月:+3.6%) <国内> 特になし <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.25ポイント引き下げ予想) ・15:00 独・5月小売売上高(前月比予想:+0.5%、4月:-1.0%) ・15:00 英・6月全国住宅価格(前月比予想:+0.2%、5月:-0.2%) ・OPECプラス会合 《HH》
関連銘柄 17件
1712 東証スタンダード
918
5/2 15:00
+35(%)
時価総額 15,447百万円
ダイセキ傘下の土壌汚染調査・処理会社。廃石膏ボードリサイクルやバイオディーゼル燃料の製造販売も。24.2期3Q累計は中京・関東・関西で土壌処理・工事や調査案件が好調。高付加価値案件も増えて大幅増収増益に。 記:2024/03/08
3092 東証プライム
3,356
5/2 15:00
+29(%)
時価総額 1,045,877百万円
日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
3826 東証スタンダード
367
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 4,066百万円
独立系のソフトウェア開発会社。ERPやECサイト構築に強み。AI事業やプログラミングスキル判定サービス等も。24.2期3Q累計は大幅増益。ERP事業が牽引。電帳法対応ソリューションの販売などが増加。 記:2024/02/03
4704 東証プライム
7,855
5/2 15:00
+22(%)
時価総額 1,105,960百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
5612 東証スタンダード
1,325
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 4,363百万円
上下水道・ガス用ダクタイル鋳鉄管を製造・販売。鉄管リサイクル、マンホール蓋の点検・調査DXツールアプリ「だいさくくん」等も。24.3期3Q累計は大幅増益。販売価格の改定に加え、コスト削減などが寄与。 記:2024/04/14
6501 東証プライム
14,455
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 14,000,708百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6976 東証プライム
3,604
5/2 15:00
-103(%)
時価総額 469,306百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,798
5/2 15:00
-77.5(%)
時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7851 東証スタンダード
223
5/2 14:59
+2(%)
時価総額 1,151百万円
ビジネスフォーム事業が主力。データプリントサービス、バリアブル印刷、クラウド情報処理などを手掛け、データ入力から処理、印字、発送までの一貫処理に強み。情報処理事業の好調で、24.3期3Q累計は増収確保。 記:2024/03/25
7965 東証プライム
1,540
5/2 15:00
-39(%)
時価総額 111,804百万円
調理家電メーカー。炊飯ジャー、電気ポット、オーブントースター、ホットプレート、オーブンレンジに加え、リビング製品や生活家電も展開。ステンレススープジャーやステンレスポットの好調で、23.11期は増収増益。 記:2024/02/27
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8518 東証スタンダード
229
5/2 15:00
-1(%)
時価総額 4,095百万円
日本とアジアの中堅・中小企業が投資対象の独立系ベンチャーキャピタル。24.3期3Q累計は株式やプロジェクトの売却が少ない。事業継承ファンドを総額51億円で組成完了。来年2月竣工を目指して物流施設を建設へ。 記:2024/04/12
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10