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個人投資家・有限亭玉介:2019年の注目テーマ・5G関連を改めてチェック【FISCOソーシャルレポーター】

2019/6/15 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:2019年の注目テーマ・5G関連を改めてチェック【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2019年6月11日11時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 この度は『2019年の注目テーマ・5G関連を改めてチェック』というテーマで寄稿させて頂きますよ。 さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。 まず初めに紹介させていただきますのは、5G関連の普及に不可欠な通信機器を手掛けるアンリツ<6754>です。4月にも紹介させていただきましたが、4月25日の決算発表では、19.3期は増収増益で着地したものの、20.3期の税引前利益は12.0%減の見通しとなり急落。しかし、78週線付近では反発し、ここ最近は25日線を上抜いてきております。 6月中旬に閣議決定される政府のIT戦略の概要では、「全国にある自治体設置の信号機約20万基をNTTドコモ<9437>など国内通信4社に開放、5G基地局として利用可能へ」との報道もあり、同社の5Gの端末向け計測器の需要があるのでは…との思惑がある模様です。米国のキーサイトテクノロジーズの好決算も5G関連銘柄全体に影響し、これから業界全体の需要拡大も見込めるのではとも考えます。 2つ目の銘柄は小型自動旋盤、研削盤などを主力とした精密工作機械メーカーのツガミ<6101>です。5月14日の決算発表では利益拡大の好業績から今期年間配当を3円増としております。それを受けチャートは急騰しましたが、調整を挟みながら自社株買いの影響などもあり75日移動平均線上を維持しております。 5G関連銘柄として、同社は基地局設備に使うコネクター部品加工用の自動旋盤について需要が期待されていますが、東京五輪までの普及拡大の思惑がある為、今後も業績は堅調なのでは…と見ています。現在はPERで見ると割安感もあり、株価も1,000円以下と手を出しやすいので、下値を狙ってみたいところです。 3つ目の銘柄はPALTEK<7587>です。高速大容量の多数同時接続を実現する5Gには、集積回路の設定を後から変更できる「Field Programmable Gate Array(FPGA)」が不可欠とされており、同社は半導体の自社開発やFPGAの取扱はもちろん、5Gの独自展開ルートを持つ事でも注目が高まっております。 また、子会社のエクスプローラが総務省の5G実証実験にて4Kコーデックシステムを提供しました。本実験では、基地局から走行中の電車のデコーダへの4K映像を伝送し、リアルタイムでの映像が配信・再生が成功したため、同社の5G関連銘柄としての期待も高まったのではと見ています。 5月9日の決算発表では、19.12期1Q経常損益500万円の赤字転落でしたが、FPGA関連における期待は相応に高いと思われます。まだ上値は重そうではありますが、25日線付近では拾ってみたいところです。 4つ目の銘柄はアルチザネットワークス<6778>です。基地局試験・評価の為の計測器を手掛けている同社は、東京五輪へ向け5Gネットワーク構築拡大への公算が大きく、ファーウェイ排斥の潮流も、国内と欧州に主要顧客を持つ同社としては追い風とも見る事が出来ます。基地局向け計測機器において国内に競合がいない状況でもありますが、ベースバンドの処理装置などには、高品質のFPGAを活用しており、寡占による技術的な品質低下などの諸問題は同社には無さそうです。 6月5日に発表した決算では19.7期3Qの連結経常損益は0.12億円の黒字となって翌日は急動意しましたので、今後は昨年受注した5G対応の基地局向け研究開発用テストシステムの売上高が決算に反映されれば…とチェック中です。 最後の銘柄は、日本ラッド<4736>です。5月13日に発表した決算の内容は冴えなかったものの、FPGA関連銘柄として注目され始め、5月24日から急騰しております。電気通信大学が開発したFPGAを用いた高速処理基盤の使用権を日本ラッドは得ており、産学連携でリアルタイムデータ処理の研究を進めております。 また、同社は産業用コンピュータトップの台湾のアドバンテック社とIoT分野での提携や、米国のAIベンチャーであるディメンショナル社との提携などで、今後もFPGAの開発研究の地盤を固めていく模様です。その上で社会が取り扱う情報量に比例して、同社はその活躍の裾野を広げていくのではと見ています。株価は急騰で年初来高値を更新しましたが、目先は調整に…25日線付近では押し目となるかと見ております。 と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《SF》
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6101 東証プライム
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11/25 15:30
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時価総額 70,850百万円
工作機械メーカー。自動旋盤や研削盤、マシニングセンタ、転造盤等の製造、販売を行う。自動旋盤は中国でトップシェア。生産システムのトータル提案に強み。アジア市場への生産、販売、アフターサービス体制を強化。 記:2024/10/28
6754 東証プライム
1,186
11/25 15:30
+4.5(%)
時価総額 161,143百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6778 東証スタンダード
585
11/25 15:30
+29(%)
時価総額 5,594百万円
通信計測器メーカー。基地局負荷試験機の開発・販売、通信インフラの保守、運用管理等を行う。通信事業者、通信機器メーカーが主要取引先。パケットキャプチャツール「etherExtractor」の販売等に注力。 記:2024/10/25
7587 東証2部
678
8/30 14:59
-1(%)
時価総額 8,034百万円
半導体関連の専門商社。半導体や関連製品の販売に加え、仕様設計、量産等の受託サービス、省力化等のソリューションも提供する。半導体事業は増収。FA向けメモリ製品などが堅調。21.12期2Qは大幅営業増益。 記:2021/08/17
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03