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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米雇用統計は堅調でも利下げ観測で買い限定的

2019/6/7 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米雇用統計は堅調でも利下げ観測で買い限定的 7日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。今晩発表の米雇用統計が強い内容となっても、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測でドル買いは小幅にとどまる見通し。また、米トランプ政権の強硬な通商政策で、警戒の円買いは根強いだろう。 前日の海外市場では、欧州中銀(ECB)理事会で一段の利下げの意見は出たものの、ドラギ総裁の発言から想定ほどハト派的なトーンが示されなかったことでユーロ買いに振れた。ただ、ユーロ・ドルが1.13ドル台を回復した場面でも、ドル・円は下げ渋り108円台を維持した。本日のアジア市場でも、朝方の取引では週末要因によるドル売りが先行したが、その後は日経平均株価の堅調地合いを手がかりに底堅い値動きに。ただ、米トランプ政権の中国やメキシコに対する強硬な通商政策が嫌気され、欧米株高観測が広がるわりにドルの上昇は限定的となった。 今晩発表の米5月雇用統計は、失業率が3.6%(前回3.6%)、平均時給は前年比+3.2%(同+3.2%)、非農業部門雇用者数は前月比+17.5万人(同+26.3万人)と予想される。先行指標とみられる5日のADP雇用統計(民間雇用者数)が予想外の小幅な伸びとなり、非農業部門雇用者数は予想下振れが織り込まれている。そのため、想定内の内容であればドル売りは限定的になる見通し。逆に堅調な内容となってもFRBの年内1-2回の利下げの見方は払しょくされないだろう。米10年債利回りが2017年9月以来の低水準にとどまっており、ドル・円は雇用統計だけで109円台を回復するのは困難とみる。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・21:30 米・5月非農業部門雇用者数(予想:+17.5万人、4月:+26.3万人) ・21:30 米・5月失業率(予想:3.6%、4月:3.6%) ・21:30 米・5月平均時給(前年比予想:+3.2%、4月:+3.2%) ・21:30 カナダ・5月失業率(予想:5.7%、4月:5.7%) ・23:00 米・4月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.7%、速報値:+0.7%) ・04:00 米・4月消費者信用残高(予想:+130.00億ドル、3月:+102.81億ドル) 《FA》