マーケット
7/5 15:15
40,912.37
-1.28
39,375.87
+67.87
暗号資産
FISCO BTC Index
7/7 19:50:22
9,269,483
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~短期的な戻りが期待される局面だが

2019/5/28 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~短期的な戻りが期待される局面だが 28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、短期的な戻りが期待される局面だが ・ドル・円は上げ渋り、日本株高も欧州通貨売りが下押し ・値上がり寄与トップは、東エレク<8035>、同2位は京セラ<6971> ■日経平均は続伸、短期的な戻りが期待される局面だが 日経平均は続伸。89.88円高の21272.46円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えている。 27日の米株式市場はメモリアルデーの祝日で休場だった。ただ、欧州市場ではドイツ株やフランス株が上昇。また、東エレク<8035>が大規模な自社株買い実施を発表したことも好感され、本日の日経平均は4円高でスタートすると、朝方には21297.70円(115.12円高)まで上昇する場面があった。しかし、前日の日米首脳会談でトランプ米大統領が貿易交渉について「8月にも発表できるだろう」などと述べたことから、交渉の行方を警戒する向きもあり、一段の上値追いの動きは乏しかった。東証1部の値上がり銘柄は全体の4割強、対して値下がり銘柄は5割弱となっている。 個別では、前述の東エレクが売買代金トップで3%近い上昇。1銘柄で日経平均を約15円押し上げた。寄り付き直後に一時6%超上昇したが、戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮めた。欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)による仏ルノーへの統合提案が注目され、日産自<7201>は2%超の上昇。その他売買代金上位では任天堂<7974>やソニー<6758>がしっかり。日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>は小幅高となった。5月既存店売上が好材料視されたクスリのアオキ<3549>は大きく買われ、トーセ<4728>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、楽天<4755>が軟調で、村田製<6981>やアドバンテス<6857>は小安い。ガンホー<3765>はスマートフォン向けゲームの国内サービス開始を発表し、材料出尽くし感から急落。また、レオパレス21<8848>は手仕舞い売りがかさみストップ安を付けた。セクターでは、精密機器、輸送用機器、電気機器などが上昇率上位。反面、鉱業、石油・石炭製品、空運業などが下落率上位だった。 前日の米英市場が休場だったため、前場は海外投資家の取引参加が引き続き少なかったとみられ、日経平均も朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。3連休明けの米国市場の動向を見極めたいなどとの思惑もあるだろう。ただ、アジア市場は中国・上海株を中心に総じてしっかり。新興市場ではSOSEI<4565>をけん引役としてマザーズ指数が1%を超える上昇となっており、個人投資家の物色意欲は底堅い。日経平均の日足チャートを見ると、本日の上昇で5日移動平均線を上抜けてきており、短期的には一段の戻りが期待される局面だろう。後場の日経平均は海外勢の参加とともに再び上値を試す場面もありそうだ。 しかし、大規模な自社株買いを発表した東エレクが戻り待ちの売りに押され伸び悩んだところを見ると、半導体関連や電子部品を中心に業績の先行き懸念が根強いことが窺える。また日米貿易交渉を巡っては、結論を参院選後の8月に先送りする見返りとしてトランプ米政権が対日要求を強めるのではといった懸念が燻っている。主力輸出株はまだ上値を追いづらい状況で、日経平均も短期的な戻りにとどまるとみておきたい。 ■ドル・円は上げ渋り、日本株高も欧州通貨売りが下押し 28日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。日本株高を背景にやや円売り基調に振れたが、軟調地合いの欧州通貨がドルを下押しした。 ドル・円は、日経平均株価や上海総合指数の堅調地合いでやや円売りに振れ、ドルは一時109円60銭台まで浮揚。また、欧米株式先物のプラス圏維持で今晩の株高を見込んだドル買い・円売りも観測された。 ランチタイムの日経平均先物や上海総合指数はプラス圏を維持しており、株高継続を見込んだ円売りが想定される。ただ、ユーロやポンドなど欧州通貨が対円で弱含み、クロス円の下げがドル・円をさらに下押しする可能性もあろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円42銭から109円63銭、ユーロ・円は122円35銭から122円70銭、ユーロ・ドルは1.1179ドルから1.1196ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・地域新聞社<2164>やダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、東エレク<8035>、同2位は京セラ<6971> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・中国銀行保険監督管理委員会主席 「米中貿易摩擦の中国金融市場への影響は、限定的」 <国内> 特になし <海外> ・14:45 スイス・1-3月期GDP(前年比予想:+1.0%、10-12月期:+1.4%) 《HH》
関連銘柄 17件
2164 東証グロース
552
7/5 15:00
+24(%)
時価総額 1,192百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌「ちいき新聞」の広告枠販売が柱。週間発行部数は約173万部。富裕層向け情報誌、子育て支援情報誌を発行。求人情報紙「Happiness」の需要が引き続き堅調。 記:2024/05/16
2,906
7/5 15:00
+0.5(%)
時価総額 274,902百万円
北陸最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営。グループ店舗数は900店舗超。調剤併設推進。株主優待制度を拡充。26.5期売上高5000億円目指す。調剤併設率は70%目標。 記:2024/04/29
2,829
7/5 15:00
+15.5(%)
時価総額 258,002百万円
オンラインゲーム大手。家庭用ゲームも展開。主力の「パズドラ」に加え、「ラグナロクオリジン」にも注力。海外売上比率は6割超。パズドラは安定。Ragnarok関連タイトルは好調。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/24
4565 東証プライム
1,608
7/5 15:00
+3(%)
時価総額 131,732百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4728 東証スタンダード
689
7/5 15:00
-31(%)
時価総額 5,349百万円
独立系受託開発企業。家庭用ゲームソフト、モバイルコンテンツの企画・開発・運営等を行う。家庭用カラオケ楽曲配信事業等も手掛ける。開発したタイトル数は2330本超。バンダイ、カプコンなどが主要取引先。 記:2024/05/08
4755 東証プライム
898.3
7/5 15:00
+12.4(%)
時価総額 1,851,405百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
703
7/5 15:00
+1(%)
時価総額 5,732百万円
自動車機器事業、パワーコンディショナ等のエネルギーソリューション事業、電子機器事業を手掛ける。自動車用点火コイルで世界シェア上位。28.3期ROE20%以上目標。自動車機器は収益構造改革等に取り組む。 記:2024/05/17
6758 東証プライム
13,985
7/5 15:00
+70(%)
時価総額 17,636,232百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
6,631
7/5 15:00
-145(%)
時価総額 5,080,467百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,917
7/5 15:00
-14(%)
時価総額 2,895,579百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
6981 東証プライム
3,581
7/5 15:00
-22(%)
時価総額 7,260,273百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7201 東証プライム
562
7/5 15:00
-15.5(%)
時価総額 2,372,042百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7974 東証プライム
8,897
7/5 15:00
+67(%)
時価総額 11,554,445百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
36,370
7/5 15:00
+520(%)
時価総額 17,153,292百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8848 東証プライム
517
7/5 15:00
-7(%)
時価総額 170,295百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸が主力。介護施設「あずみ苑」やレオパレスホテルズ、入居者向けブロードバンド等も。賃貸事業は堅調。家賃単価や入居率の上昇等が寄与。特別利益を計上。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
42,100
7/5 15:00
+270(%)
時価総額 13,397,104百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
11,225
7/5 15:00
+35(%)
時価総額 19,340,159百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17