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前場に注目すべき3つのポイント~消費増税再先送りへの思惑が高まるか

2019/5/20 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~消費増税再先送りへの思惑が高まるか 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:消費増税再先送りへの思惑が高まるか ■前場の注目材料:北越コーポ、今期営業利益62.9%増見込み、コンセンサス上回る ■三星ベ、神戸拠点の設備増強、発電機用プーリー、量産へ布石 ■消費増税再先送りへの思惑が高まるか 20日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になろう。17日の米国市場は、中国政府が米国の交渉姿勢を批判し、協議再開に消極的な姿勢を示したことから売りが先行。ハイテク株を中心に弱含んでおり、NYダウは98ドル安、ナスダックは81Pt安だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の21225円。円相場は1ドル110円00銭台で推移している。 5月ミシガン大学消費者マインド指数が予想を大幅に上振れたほか、トランプ政権がカナダ及びメキシコへの鉄鋼・アルミニウム関税を撤廃するとの報道なども伝えられたが、華為技術(ファーウェイ)排除の動きからハイテク株の弱さが目立っており、方向感を掴みづらくさせるであろう。とは言え、米株安は想定されていた動きでもあり、米株安の影響が限られそうである。 テクニカル面では、日経平均は先週末の上昇で上値を抑えられていた5日線をクリアしてきている。一目均衡表では雲の中での推移となり、強弱感が対立しやすいところであるが、5日線が位置する21200円近辺での底堅さが意識されるようであれば、押し目拾いの動きも出てきそうである。 また、米中関係悪化が警戒されるが、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは解決することは考えづらく、過度な期待感は高まらない。一方で、G20通過後のアク抜けが意識されてくる可能性もあり、底堅さは出てくるとみておきたい。そうなると、先週の調整局面で付けた20750円処が目先的なボトムとして意識されてくることも考えられよう。 今週は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が予定されており、米国の金利政策に関心が集まりやすい。また、国内では1-3月GDP速報値が発表されるが、予想を上回るマイナスとなれば、今秋予定されている消費増税の行方も思惑視されてくる可能性があるだろう。夏の参院選を前に消費増税再先送りへの思惑が高まることも考えられ、相場の方向性に影響を与えるだろう。 ■北越コーポ、今期営業利益62.9%増見込み、コンセンサス上回る 北越コーポ<3865>の2020年3月期は、売上高が前期比3.3%増の2850億円、営業利益を同62.9%増の165億円を見込んでおり、コンセンサス(143億円程度)を上回る。2019年3月期に実施した価格改定の効果が期を通じて寄与することを見込んでいる。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(21250.09、+187.11) ・1ドル110円00-10銭 ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・追加金融緩和への期待 ・消費増税の延期観測 ・株安局面での自社株買い ・三星ベ<5192>神戸拠点の設備増強、発電機用プーリー、量産へ布石 ・IHI<7013>資源・エネ攻勢、ボイラや原動機、海外強化 ・アマダHD<6113>新型レーザー加工機披露、自社展始まる ・コマツ<6301>インドネシアで農業支援、ブルドーザー使い稲作、ノウハウ提供 ・ヤマハ発<7272>バイク定額貸し出しで脱じり貧、気軽にお試し ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 1-3月期GDP1次速報(前期比年率予想:-0.2%、10-12月期:+1.9%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 6件
3865 東証プライム
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時価総額 300,885百万円
製紙会社。新潟県を地盤とする。印刷紙や情報紙の洋紙の製造、販売を主力に、白板紙や特殊紙、パッケージを提供する。今期3Q累計は紙パルプやパッケージの価格改定が収益に寄与した。販売数量も堅調に推移した。 記:2024/04/12
5192 東証プライム
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10/10 15:00
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時価総額 130,090百万円
1919年創業の工業用ベルトメーカー。伝動ベルトやコンベヤベルト、エンジニアリングプラスチック素材、防水・遮水材等を手掛ける。自動車メーカーや家電メーカー等と取引。24年4月に米国シカゴに新事務所を設立。 記:2024/05/03
6113 東証プライム
1,519
10/10 15:00
+13(%)
時価総額 545,496百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6301 東証プライム
4,080
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時価総額 3,970,436百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
7013 東証プライム
7,966
10/10 15:00
+149(%)
時価総額 1,232,181百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7272 東証プライム
1,353.5
10/10 15:00
+8.5(%)
時価総額 1,422,057百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04