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ユーロ週間見通し:もみ合いか、域内経済減速の懸念残る

2019/5/11 14:58 FISCO
*14:58JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、域内経済減速の懸念残る ■強含み、ドイツ鉱工業生産の増加などが好感される 先週のユーロ・ドルは強含み。ドイツやユーロ圏の4月サービス業改定値が上方修正されたことや、ドイツの3月鉱工業生産の予想外のプラス継続が好感された。米中貿易摩擦の長期化を警戒したユーロ買い・米ドル売りも観測された。取引レンジ:1.1159ドル-1.1254ドル。 ■伸び悩みか、ユーロ圏域内総生産などの経済指標が手掛かり材料に 今週のユーロ・ドルは伸び悩みか。ユーロ圏の鉱工業生産や域内総生産(GDP)改定値などの経済指標が手掛かり材料となりそうだ。市場予想を下回った場合、ユーロ圏の経済回復の遅れを嫌気したユーロ売りにつながりそうだ。 予想レンジ:1.1100ドル−1.1300ドル ■弱含み、米中貿易摩擦激化を警戒したユーロ売り 先週のユーロ・円は弱含み。米中通商摩擦が激化するとの懸念が再浮上したことから、世界的に株安が広がり、リスク回避的なユーロ売り・円買いが優勢になった。英国の欧州連合(EU)離脱に関する与野党の協議がまとまらず、国内政治不安が台頭したことから、ポンド売り・米ドル買いが強まり、この影響でユーロ・ドルの取引でもユーロ売りが優勢となった。取引レンジ:122円49銭−124円30銭。 ■もみ合いか、域内経済減速の懸念残る 今週のユーロ・円はもみ合いか。3月鉱工業生産や1-3月期域内総生産改定値などのユーロ圏の経済指標が予想を上回った場合、ユーロを買い戻す動きが広がりそうだ。ただ、欧州委員会は欧州経済に弱気な見方を示しており、リスク選好的なユーロ買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・14日:3月鉱工業生産(前月比予想:-0.3%) ・15日:1-3月期域内総生産改定値(前年比予想:+1.2%) 予想レンジ:122円00銭−125円00銭 《FA》