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年度末接近ながらも押し目買い意欲は高まりやすい

2021/3/15 8:16 FISCO
*08:16JST 年度末接近ながらも押し目買い意欲は高まりやすい  15日の日本株市場は、利食い優勢ながらも底堅い相場展開が見込まれそうである。12日の米国市場ではNYダウが293ドル高と連日で最高値を更新する半面、ナスダックは下落した。1.9兆ドル規模の追加経済対策法案の成立後、バイデン大統領は11日夜の演説で5月1日までにワクチン接種の対象を全成人に拡大、独立記念日7月4日までには正常化を目指す方針を示したため景気循環株中心に買われた。一方で、長期金利が再び上昇したためハイテク株に売りが広がっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の29540円。円相場は1ドル109円00銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い優勢の展開から始まりそうである。しかし、先週末には500円を超える上昇をみせていたこともあり、一定の利益確定の流れは想定されるところであろう。長期金利上昇を警戒したハイテク株への利食いが意識されやすく、日経平均の重荷となりそうだ。しかし、先週のナスダックは12600Pt割れの水準から11日には13400Ptを超えるリバウンドをみせていたこともあり、上値抵抗として意識されていた25日線に接近していたことから、12日の下落については想定の範囲内であろう。また、VIX指数は低下していることもあり、売り一巡後は底堅さが意識されてくる可能性はあるとみておきたい。  日経平均は先週末の上昇で29700円を回復し、上値抵抗として意識されていた25日線を突破している。25日線は29500円近辺に位置していることもあり、まずは同線を支持線として機能させてくるかが注目されるところである。同線での底堅さが意識されるようであれば、年度末接近で積極的には手掛けづらいものの、押し目買い意欲は高まりやすいとみておきたい。また、週末にリバウンドをみせていたマザーズ指数は75日、25日線が射程に入ってきているが、米国の追加経済対策法案の成立によりロビンフッターと呼ばれる個人投資家の売買が再燃しやすいほか、ビットコインが高値を更新していることもあり、中小型株への物色が再燃しやすいところである。  また、FOMCや日銀会合を受けた市場反応を見極めたいとする模様眺めムードも意識されやすいなか、個人主体の資金は中小型株への物色に向かわせやすいだろう。 《AK》