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南アランド円は上値重く、戻り売り優勢か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2020/8/21 9:30 FISCO
*09:30JST 南アランド円は上値重く、戻り売り優勢か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アランド円についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、『南アフリカ中央銀行は7月、政策金利を0.25%引き下げ、3.50%とすることを決めた。0.25%の利下げは市場の予想通り。新型コロナウイルスの影響で景気後退が加速していることを受けた措置』と説明しています。 『南ア中銀は声明で「経済の縮小と緩やかな回復」により、インフレが低水準で推移すると予想した』とのことで、『今年通年の成長見通しは従来のマイナス7.0%からマイナス7.3%に下方修正。来年については3.8%増から3.7%増に、再来年は2.9%増から2.8%増に改定した』と伝えています。今年の消費者物価指数(CPI)上昇率については、『3.4%に据え置き。来年と再来年はそれぞれ4.4%から4.3%に修正した』と述べています。 続けて、『南アは昨年7~9月期以降、3四半期連続でマイナス成長となっている』として、『南アフリカ6月製造業生産は前年比−16.7%と予想-25.8%、前回-49.4%をいずれも上回った。ロックダウン(都市封鎖)解除を受けて良い内容となったようだ』と考察。『4−6月期国内総生産(GDP)の上昇に関係してくることから、南アランドの買いにつながった』と分析しています。 『新型コロナウイルスの感染拡大には注意を要する』と指摘しており、アフリカの感染状況について、『アフリカ連合(AU)の7日の集計では、アフリカ大陸全体の感染者は100万人を越え、約1カ月で倍増した。死者数は2万2千人を超えた。南アフリカではその5割を超える53万人を超え、米国、ブラジル、インド、ロシアに続いて多い』と述べています。 『行動制限をいったん緩めたことで感染封じ込めが遠のいたようだ』と考察し、『ただ、15日にはラマポーザ大統領が、新たな感染者の数が大きく下がりピークを越えたとして、経済活動に関する制限をほぼすべて緩和すると発表した。今後の感染者数が売ら付けるものとなればランドはさらに堅調に推移するだろう』と示唆しています。 今週の南アランド円については、『上値重く、戻り売り優勢か』と予想し、予想レンジを『5.80円~6.40円』としています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月18日付「【南アランド円、今週の予想(8月18日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《HH》