トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
NYダウ
11/25
44,736.57
+440.06
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 4:44:19
14,114,720
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(4):◆ドル円108円の攻防◆
2018/1/28 10:15
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*10:15JST 【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(4):◆ドル円108円の攻防◆ 〇通商問題でのドル安思惑、円高加速〇 ムニューシン米財務長官が「弱いドルは米国にとって良い事」と ダボス会議で発言し、ドル売りが加速している。NY時間でドル円 は一時108.97円、4ヵ月ぶりの水準、ユーロ/ドルは1.2415ドルと 3年1ヵ月ぶりの水準。英ポンドは16年6月のブレグジット以来の水 準となる1.42ドル台。昨年10月頃、ユーロ高で始まったドル安が、 全面安状況となって来た。 トランプ大統領の「米国第一」姿勢で通商問題は目立った成果を挙 げて来なかったが、前日の洗濯機と太陽光パネルにセーフガード発 動などで、貿易赤字是正に取り組み始めたとの見方が背景にある。 通商規制とドル安の相乗効果で成果が出易くなる。 ドル円は17年9月107.83円、4月108.4円と108円近辺で円高ゾーンを 形成しているため、まずは108円の攻防が焦点になる(正しくはオプ ション権利行使価格のある107.5円)。この水準であれば、110~115 円ゾーンに戻るとの見方で、企業業績への懸念は限定的となろう。 その下は16年8月の100.2円。心理的には105円もフシ目と思われるが、 当時はブレグジットの余波で止まらなかった。16日時点のIMM通貨先 物建玉は11万9350枚の売り越しで、これが一気に解消されるイメージ になる。110円台を回復したのは11月で、3カ月程度は我慢の局面か。 1990年代以降「強いドルは国益」(当時のルービン財務長官)だった。 これは、プラザ合意以降の大幅ドル安で、米国債消化で海外資金を呼び 込むことに不安があったためだ。財政事情は日本より米国の方が悪く、 4割強程度は海外資金に依存している。 端的に言えば、ドル金利が上昇してくれば歯止めになる。昨日の米10年 物国債利回りは2.65%台。2.7~2.8%台に跳ね上がる公算はある。既に ドル安を投影して原油相場が上昇、WTIは66ドル台/バレルを付けた。 来週にも米財務省は四半期の国債発行計画を発表する。観測では、前年 の倍以上の1兆ドル超、2010年以来の大きさになると見込まれている。 JPモルガンの予想は1兆4200億ドル前後(昨年は約5500億ドル)。10年 債利回りは年末までに2.9%に達する予想。障害があっても、金利差が大 幅に拡大すれば、投資魅力を増そう。 昨日、貿易統計速報で17年輸出額は前年比11.8%増の78兆2897億円。ア ジア向けが15.7%増の42兆9252億円、中国向けは20.5%増の14兆8914億 円と共に過去最大。台湾TSMC董事長の発言として5年ぶり水準にある 台湾ドル高に警戒コメントがあるなど、通貨高はアジアに広がる。米国 向け輸出が現実に停滞することになれば影響は広がるが、当面はアジア 貿易の活況度が下支えになる公算があろう。 以上 出所:一尾仁司のデイリーストラテジーマガジン「虎視眈々」(17/1/25号) 《CS》
関連記事
1/28 10:05 FISCO
【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(3):◆現状維持策の功罪◆
1/27 14:47 FISCO
日米欧の注目経済指標:米政策金利は据え置きの公算
1/26 22:45 FISCO
政治から読み解く【経済と日本株】社民党:第2次安倍内閣以降、総理が外遊した際の諸外国への援助合計額は円借款などを含め54
1/26 12:47 FISCO
J-REITを巡る環境は好転してきている、SMBC日興証券(花田浩菜)
1/26 10:49 FISCO
(中国)上海総合指数は0.36%安でスタート、利益確定売りが継続