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日ゼオン、富士通ゼ、キーエンスなど

2024/4/26 15:42 FISCO
<7276> 小糸製 2073.5 -140大幅続落。前日に24年3月期決算を発表。営業利益は560億円で前期比19.5%増となったが、1-3月期は大幅減益に転じ、市場予想も90億円程度下振れた。一過性費用が30億円程度あったが、想定以上の収益悪化と。また、25年3月期は580億円で同3.6%増の見通しだが、こちらもコンセンサスを90億円程度下振れる。前期配当起因上振れ、今期も増配計画だが、収益水準の大幅下振れインパクトが強い。 <3231> 野村不HD 4426 +298大幅反発。前日に24年3月期決算を発表、営業利益は1121億円で前期比12.6%増となり、従来予想の1090億円をやや上回った。25年3月期は1140億円で同1.7%増の計画で、ほぼコンセンサス水準。決算数値にサプライズは乏しいものの、期末配当金は従来計画の65円から75円に引き上げ、今期配当計画も前期比25円増の165円。株主還元の方針として、DOE4%下限を今回新たに追加している。 <6755> 富士通ゼ 1970 +145.5大幅続伸。前日に24年3月期決算を発表、営業利益は57.5億円で前期比61.9%減となったが、市場予想を10億円程度上回った海外で空調機事業の売上が想定以上に好調なもよう。25年3月期は120億円で同2.1倍と大幅増期見通し。コンセンサスは20億円程度下回るが、保守的な計画とみられているようだ。株価が安値圏で推移していた中、今後の回復確度の高まりを映して、見直しの動きが先行したようだ。 <4205> 日ゼオン 1590 +175.5急伸。前日に24年3月期の決算を発表している。営業利益は205億円で前期比24.6%減となったが、市場予想は20億円程度上振れ。光学樹脂の出荷が想定以上に好調だったもよう。年間配当金は40円から45円に引き上げ。25年3月期営業利益は265億円で同29.3%増の見通し。コンセンサス並みの水準とみられるが、年間配当金も47円に増配計画。また、100億円を上限とする自社株買い実施も発表している。 <4726> SBテク 2546 +500ストップ高比例配分。53%を出資している親会社のソフトバンクが同社を完全子会社化すると発表している。同社ではTOBに賛同している。TOB価格は2950円で前日終値に対して44%のプレミアムになり、TOB価格への完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。TOB期間は4月26日から6月11日まで。TOB成立後に同社は上場廃止となる。 <8155> 三益半導 3235 +503ストップ高比例配分。筆頭株主である信越化学工業がTOBを実施して完全子会社化することを発表。同社ではTOBに対して賛同の意見を表明している。TOB価格は3700円で前日終値に対して35.4%のプレミアムとなり、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きが強まる形に。TOBは7月下旬をめどに開始予定としているが、国内外の競争法に基づく必要な手続及び対応に一定期間を要することで正式には決まっていない。 <3064> MRO 1782.5 -150大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は89億円で前年同期比10.9%増となり、市場予想を小幅に上回った。販管費の削減効果などが想定以上に進んだもよう。一方、粗利益率は29.2%で前年同期比0.8ポイント低下し。会社計画も下振れたもよう。大企業からの受注が増加してPBのウェイトが低下したことが主因となっているもよう。株価は足元で高値圏にあり、粗利率低下をマイナスに捉える動きが優勢に。 <6702> 富士通 2425.5 -57大幅続落。前日に24年3月期の決算発表。営業利益は1603億円で前期比52.2%減となり、従来予想の2500億円を大きく下振れ。下振れ自体は想定線であったが、1-3月期の構造改革費用計上も重しとなった。25年3月期は3300億円で同2.1倍の見通し、ほぼコンセンサス水準。強気のガイダンス開示からスタンスは変更されているようだ。中計の株主還元施策に沿った形で、自社株買いの実施も発表されている。 <6861> キーエンス 69610 +5030大幅反発。前日に24年3月期の決算を発表、営業利益は4950億円で前期比0.8%減となり、市場予想は50億円強上振れたとみられる。人員増加がトップライン成長につながり、1-3月期は売上増ペースが拡大する形になっている。営業利益率も52.1%となり、前四半期50.5%から改善へ。25年3月期見通しは例年通り開示されていないものの、足元の底堅い業績推移を評価する動きが先行へ。 <4063> 信越化 5906 -402大幅続落。前日に24年3月期決算を発表、営業益は7010億円で前期比29.8%減となり、市場予想を300億円程度下振れた。機能材料事業での減損計上、電子材料や生活環境基盤材料などもそれぞれ想定を下回る。25年3月期第1四半期計画1650億円も、市場予想を200億円程度下振れのもよう。実績、見通しともに想定以下でネガティブに。なお、シリコンウエハー需要は1-3月期が底との見方を示している。 《ST》
関連銘柄 10件
3064 東証プライム
2,638
11/22 15:30
+144(%)
時価総額 1,322,564百万円
工業用間接資材のネット通販最大手。工具、部品、消耗品、事務用品等を扱う。取扱商品は2200万点超。登録会員数は960万口座超。圧倒的な品揃えが強み。顧客は中小企業が中心。テレビCMなどで認知度向上図る。 記:2024/10/11
3,702
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 679,032百万円
総合デベロッパーの野村不動産を中核とする持株会社。野村HDの持分法適用関連会社。「プラウド」ブランドなどを展開。マンション・オフィスビルの運営・管理等も。住宅部門、都市開発部門のさらなる拡大を図る。 記:2024/08/02
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4205 東証プライム
1,457.5
11/22 15:30
+24(%)
時価総額 334,517百万円
合成ゴム、高機能樹脂の製造・開発等を行う化学メーカー。レーザービームプリンター用レンズ材料、グリーン系香料等で世界トップクラスのシェア。27.3期売上高5100億円目標。電池材料などに新規投資を集中へ。 記:2024/06/07
4726 東証プライム
2,945
9/5 15:00
+1(%)
時価総額 67,022百万円
ICTサービス会社。通信やエンタープライズ、公共、個人向けにクラウドソリューション、セキュリティソリューション等の提供を行う。通信領域は生産性向上推進。ソフトバンクによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/07/02
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6755 東証プライム
2,083
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 227,755百万円
ルームエアコン等の空調事業が主力の電機メーカー。100カ国以上に空調機を提供。消防無線システム、電子デバイス等も手掛ける。海外売上高比率が高い。空調機は国内堅調、アジア向けの販売が拡大。経営効率化進める。 記:2024/10/17
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
7276 東証プライム
1,988.5
11/22 15:30
+34.5(%)
時価総額 612,126百万円
自動車照明器メーカー。1915年創業。トヨタ自動車が筆頭株主。自動車用ヘッドランプで世界トップシェア。航空機器部品、船灯・特殊機器等も手掛けう。配当性向40%以上目安。27.3期売上高1兆円以上目標。 記:2024/07/07
8155 東証プライム
3,690
11/11 15:30
-10(%)
時価総額 130,984百万円
半導体材料の加工・販売、計測器や試験機等の販売を行う。エンジニアリング事業なども手掛ける。再生ウエハーで世界トップシェア。信越化学によるTOBは成立、同社株は24年11月12日付けで上場廃止予定。 記:2024/10/27