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アシックス、いすゞ自、木村化工など

2021/5/14 15:42 FISCO
<6378> 木村化工 870 +140大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は19億円で前期比8.5%増益となった。直近で大幅な上方修正を発表済みであり、実績値に関してはサプライズなし。一方、22年3月期は19.2億円で同1.1%増益の見通し。前期上振れの反動減などガイダンスへの警戒感も強まっていたとみられ、買い安心感が強まる状況にもなっているもよう。水素関連銘柄として、先行きの業容拡大期待も根強いもようだ。 <6417> SANKYO 2605 -256大幅続落。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は65.9億円で前期比47.5%減益、2月26日の下方修正値60億円をやや上回った。22年3月期は89億円で同35.1%増益に転じる見通し。販売タイトルの増加などによる効果を見込んでいる。ただ、今期はV字型の回復が期待されていたため、想定よりも回復は緩慢との見方が優勢に。年間配当金は前期比50円減の100円としており、上場来初の減配も計画する。 <6952> カシオ計 1763 -114大幅続落。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は154億円で前期比47.1%減となり、コンセンサスを15億円程度下回る着地になった。また、22年3月期は265億円で同72.4%増益を見込むが、市場予想は50億円近く下回る。戦略投資の投下などを想定しているもようで、「攻め」への転換を評価する声もあるが、前期実績・今期見通しともにコンセンサスを下振れていることをマイナス視する動きが先行。 <3923> ラクス 2035 +235大幅反発。前日に21年3月期決算を発表、先の修正値通りに営業利益は39億円で前期比3.3倍となった。一方、22年3月期上半期は4.5億円で前年同期比73.8%減と大幅減益を見通す。ただ、もともと積極的な費用投下が示されており、足元では警戒感が高まっていたことから、ネガティブに捉える動きは限定的。年間配当金の増配を示していること、高い中計目標を掲げていることなどをポジティブ視する動きが優勢に。 <7013> IHI 2328 +188大幅反発。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は280億円となり、先の上方修正値270億円をやや上回った。22年3月期計画は700億円で同2.5倍の見通し。産業システム・汎用機械セグメントの収益拡大、航空・宇宙・防衛セグメントの赤字幅縮小などを見込む。固定資産売却益などの計上も想定しているが、積極的な資産リストラとしてポジティブ視。航空機分野の回復遅れが懸念された中、安心感が強まる形に。 <7731> ニコン 1068 +77大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業損益は562億円の赤字となり、先の上方修正水準での着地となっている。構造改革や減損などの一時的費用を除けば、ほぼ収支均衡水準であったようだ。一方、22年3月期は200億円の黒字に転換する見通しで、ほぼ市場想定線とみられる。一時的費用の減少もあり、全セグメントの改善・黒字化を見込んでいる。本日は半導体関連株が総じて反発に転じていることも支援材料に。 <6709> 明星電 902 +150ストップ高比例配分。IHIが株式交換で完全子会社化すると発表している。株式交換比率は1:0.42とされており、前日のIHIの終値をベースとすると、理論株価は899円程度になる。前日終値に対するプレミアムは19.5%となっている。さらに、IHIは好決算発表で本日急伸しており、同社も交換比率にサヤ寄せを目指す動きとなる形に。なお、同社株は7月29日付で上場廃止となる。 <3925> Dスタンダード 4080 +700ストップ高比例配分。前日に21年3月期決算を発表、営業利益は11.1億円で前期比0.7%増、従来計画の12.5億円は下回ったが、第3四半期累計2ケタ減益から増益転換を果たす。22年3月期は16億円で同44.3%増と大幅増を見込み、年間配当金も前期比15円増配となる70円を計画する。足元は先行き懸念から株価の下落ピッチが速まっていただけに、大幅増益・増配見通しを受けて買い安心感が一気に高まった。 <7202> いすゞ自 1302 +232大幅反発。前日に21年3月期の決算を発表、営業利益は957億円で前期比31.9%減益、ほぼ想定通りの着地になっている。一方、22年3月期は1700億円で同77.6%増と大幅増益見通し。市場コンセンサスを300億円程度上振れている。また、新規中期計画を発表、26年3月期営業利益3000億円を目標としているほか、配当性向40%や機動的な自社株買い実施などの株主還元策拡充を示している。 <7936> アシックス 2178 +400ストップ高。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は146億円の黒字となり、前年同期9億円の赤字から急回復、50億円程度の黒字だった市場コンセンサスも大幅に上回っている。海外の販売拡大が好調に推移、米国の営業利益も黒字転換を果たしているもよう。通期予想は70-100億円のレンジから115-135億円のレンジに上方修正。想定以上のペースでの収益回復にポジティブなサプライズが先行。 《ST》
関連銘柄 10件
3923 東証プライム
2,043
11/22 15:30
+79(%)
時価総額 370,224百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
3925 東証プライム
1,590
11/22 15:30
+23(%)
時価総額 21,592百万円
HTML情報活用等のビッグデータ関連事業、本人認証サービスや不正アクセス対策サービス等のサービス企画開発事業を手掛ける。取引先企業数は140社超。SBIファイナンシャルサービシーズと資本業務提携。 記:2024/08/05
6378 東証スタンダード
966
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 19,900百万円
1924年創業の総合プラントエンジニアリング会社。兵庫県尼崎市に本社。化学プラントや原子力装置の設計・製作、メンテナンス等を行う。阪本薬品工業などが主要取引先。化工機事業はメンテナンス工事などが順調。 記:2024/08/27
6417 東証プライム
2,155.5
11/22 15:30
+40.5(%)
時価総額 560,430百万円
パチンコ・パチスロ機メーカー大手。カードシステムや補給機器、喫煙ブース、内装施工等も。配当性向40%目安。パチンコ新台「Pフィーバー三国戦騎7500」の導入を開始。27.3期売上高2200億円目標。 記:2024/06/18
6709 東証2部
1,054
7/28 15:00
-4(%)
時価総額 13,997百万円
気象観測装置や宇宙観測機器、防災・減災関連機器を展開。小惑星探査機「はやぶさ2」に納入実績。21.3期通期は高速道路気象観測設備、三次元レーザーレーダーが売上増。同社株は21年7月29日付けで上場廃止へ。 記:2021/06/13
6952 東証プライム
1,076.5
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 268,071百万円
「G-SHOCK」シリーズなどの時計事業、関数電卓や電子辞書などのEdTech事業が柱。電子ピアノなどの電子楽器、電子文具等も。関数電卓は世界で高シェア。時計事業では直営店、直販ECビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
7013 東証プライム
8,529
11/22 15:30
-192(%)
時価総額 1,319,266百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7936 東証プライム
2,861.5
11/22 15:30
+46.5(%)
時価総額 2,173,258百万円
スポーツ用品メーカー。各種スポーツ用品の製造・販売等を行う。ランニングシューズに強み。オニツカタイガーブランドなども展開。海外売上高比率が高い。パフォーマンスランニング部門では高付加価値商品に注力。 記:2024/07/07