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トヨタ自、SUMCO、王子HDなど

2020/2/22 20:26 FISCO
  <7203> トヨタ自 7837 +85続伸。為替相場での円安基調が継続、ドル円相場が一時1ドル=112円台にまで上昇し、19年4月以来以来の円安水準に。新型ウイルスの感染拡大ペース鈍化によるリスクオンの流れが背景とみられるが、一部では日本経済への影響深刻化による日本売りの動きとの見方もあるようだ。いずれにせよ、輸出比率の高い自動車株は円安による収益改善効果を期待する動きが優勢に。なお、同社の想定為替レートは108円設定のもよう。 <9416> ビジョン 1140 +25反発。本日、自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の1.89%に当たる90.9万株、10億円を上限としており、取得期間は2月25日から4月30日まで。新型コロナウイルス感染の広がりによるインバウンド需要の先行き懸念が強まる中、決算発表後は下げ幅を広げる展開になっていたが、安値圏では積極的な取得実施も期待されることで、当面の需給の下支え要因として注目される展開になっている。 <3681> ブイキューブ 766 +100連日のストップ高。昨年来高値を更新。新型ウイルスの感染拡大が広がる中、株主総会を支援する特別配信サービス、オンライン開催・完結が可能なライブ配信サービスなど、新たな取り組みを相次ぎ発表し、テレワーク関連として関心が高まる展開になっている。NTTグループに続いて、NECでも国内社員6万人が一斉にテレワーク実施などとも伝わっており、支援材料につながる形へ。 <2427> アウトソシング 979 +28反発。前日に5カ年の中期経営計画を発表している。最終年度である24年12月期の売上収益は8200億円(19年12月期実績3612億円)、営業利益は650億円(同155億円)を数値目標としている。高い成長目標を好感する動きが優勢になっている。また、連結子会社であるアウトソーシングテクノロジーが株式上場に向けた準備を開始するとも発表、含み益の拡大なども期待される状況とみられる。 <3436> SUMCO 1967 +98大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に目標株価も1700円から2400円に引き上げ、コンビクション・リストに新規採用としている。需要面と供給面から、ウエハ需給は持続的なリカバリー局面入りしたと判断し、業績予想を上方修正。来年度、再来年度の営業利益は市場予想を10%強上回る水準としているもよう。市場は中期的なウエハ需給の改善トレンドを織り込んでいないと指摘。 <3861> 王子HD 567 -30大幅反落。ドル円が1ドル=112円台にまで上昇、19年4月以来の円安水準に。円高メリットと位置付けられる製紙業界の売り材料となっているようだ。また、大和証券では投資判断「3」を継続で、目標株価を650円から620円に引き下げ。新型ウイルスの影響で中国のパルプ市況に不透明感があるなか、大幅なパルプ価格の反転を織り込むのは時期尚早とし、21年3月期営業利益は1200億円から1000億円に減額。 <5706> 三井金 2990 +69続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を3320円から3420円に引き上げている。インフラ投資増加による基地局向け高機能箔の増加、5G関連を含む半導体出荷増加局面での極薄銅箔増加を、5G関連で享受しうると想定している。「鉄鋼非鉄セクターにおける5G 最恩恵銘柄」と位置付けており、株価のアップサイドは大きくなっていくと想定しているようだ。 <3963> シンクロフード 410 -19大幅続落。計画は公表されていたが、本日立会外分売が実施されている。株数は134万株で分配値段は418円、前日終値から2.6%のディスカウントとなっている。顧客一人につき1万株が買い付け上限。株式分布状況の改善や流動性向上を図ることが分配実施の目的としている。足元で株価が下落基調を強めるなか、処分売りの動きも速まる形で、需給悪化が顕在化する状況となっている。 <2181> パーソルHD 1682 -61大幅続落。第3四半期決算発表後は下値模索の動きが強まっている。大和や野村に続いて、本日は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を2700円から2500円に引き下げへ。投資判断は「オーバーウェイト」継続ながら、景気減速影響が顕在化し、足元で利益成長は踊り場を迎えていると判断。派遣・BPO事業、リクルーティング事業で、今・来期の業績予想を下方修正しているもよう。 《US》
関連銘柄 9件
236.1
11/22 15:30
+2.6(%)
時価総額 550,585百万円
人材サービス大手。テンプスタッフ、ピープルスタッフが経営統合。人材派遣を軸に、人材紹介やBPO、製造・開発受託請負事業等も。配当性向は約50%目安。DX需要旺盛でIT・DXソリューション部門は堅調。 記:2024/06/25
2427 東証プライム
1,749
6/5 15:00
-1(%)
時価総額 220,288百万円
製造業向け人材派遣・業務請負が柱。M&Aを活用して国内外で事業拡大。昨年12月に発表したMBOの一環として米投資ファンドのベインが1株1755円でTOB実施。今年3月にTOBが成立し、同社株は上場廃止へ。 記:2024/04/10
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3681 東証プライム
226
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 5,954百万円
汎用Web会議システムの販売等を行うエンタープライズDX事業、セミナー配信プロダクトの提供等を行うイベントDX事業が柱。防音個室ブース「テレキューブ」等も。イベントDX事業は生成AI活用等で製品力を強化。 記:2024/10/05
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
3963 東証プライム
417
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 11,310百万円
飲食店開業・運営支援サイト「飲食店ドットコム」の運営等を行うメディアプラットフォーム事業が主力。M&A仲介事業も手掛ける。有料ユーザー数は1万2500件超。求人広告サービスは直販・代理店ともに順調。 記:2024/06/24
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9416 東証プライム
1,412
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 70,870百万円
グローバルWiFi事業、移動体通信サービスの加入取次業務などを行う情報通信サービス事業が柱。グランピング施設の運営等を行うグランピング・ツーリズム事業も。訪日外国人向け日本用Wi-Fiレンタルは順調。 記:2024/10/10