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エーザイ、ソフトバンクG、ルネサスなど

2019/10/23 17:03 FISCO
<4523> エーザイ 6534 +1000ストップ高比例配分。米バイオジェンがFDAに、同社と共同開発したアルツハイマー病治験薬「アデュカヌマブ」の新薬承認を申請すると伝わっている。これまで2度の臨床試験がともに低調な結果となっていたが、データを新たに解析して有効性が示されたもようだ。3月には有効性が確認できないとして臨床試験の中止を発表していただけに、ポジティブサプライズとなっている。バイオジェンの株価は前日に一時4割超の上昇。 <6723> ルネサス 685 -38大幅続落。米TIが前日に決算を発表、業績見通しが市場予想を下回り、時間外取引で一時10%急落し、同社など国内半導体関連株にもネガティブな影響を与えた。10-12月期EPSは0.91-1.09ドル、売上高は30億7000万-33億3000万ドルとしており、上限水準でも市場予想の1.28ドル、35億9000万ドルを下回った。足元では半導体業界の先行き改善期待が高まっていただけに、嫌気された形だ。 <4005> 住友化 491 -16大幅続落。一昨日に業績予想の修正を発表。上半期コア営業利益は従来予想の800億円から840億円に上方修正も、通期では2050億円から1600億円に下方修正、また、最終利益も1000億円から500億円に下方修正している。健康・農業や石油化学の落ち込みに加えて、繰延税金資産の取り崩しなども下振れ要因に。通期下方修正に伴って、期末配当金11円を未定と変更していることもネガティブなインパクトに。 <9984> ソフトバンクG 4190 -108大幅続落。シェアオフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーの経営権取得に関して、株式取得などの提案が取締役会で承認を得たもようと米紙で報じられている。支援額は総額95億ドルにのぼるなどとも伝わっている。ウィー社は年内にも資金不足に陥るとの見方も出ており、再建が順調に進まないと、今回の支援負担は大きな重荷になるとの警戒感が先行する展開のようだ。 <5301> 東海カーボ 1094 -24続落。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価も1250円から1100円に引き下げた。2019年下期に入って黒鉛電極セクターを取り巻く事業環境は厳しさを増しており、需要の弱さが顕著となっていることから、20年下期と予想していた黒鉛電極の本格回復は21年にずれ込む可能性があると分析する。20年12月期営業利益は、市場コンセンサス680億円に対して540億円を予想。 <9739> NSW 2537 +192急伸。一昨日に上半期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の14.8億円から18.7億円に増額、企業のIT投資需要の拡大を背景に、ITソリューションならびにサービスソリューション事業が好調に推移、高採算案件の検収があったことも利益押し上げ要因になっているもよう。第1四半期も大幅増益であったが、その後の株価パフォーマンスが低調だったことで、上方修正にストレートな反応を見せる形になっている。 <4506> 大日住薬 1797 +47反発。21日に上半期業績の上方修正を発表、営業益は従来の560億円から668億円に増額した。各セグメントの堅調推移に加え、販管費の進捗も想定を下回った。また、ボストン・バイオメディカルやトレロ・ファーマシューティカルズの買収に係る条件付対価公正価値が大きく減少し、減損損失を上回る戻入益を見込むことも上振れ要因だが、開発品の価値減少を意味するとしてポジティブに捉えにくいとの見方もでている。 <6222> 島精機 2551 -94大幅反落。一昨日に業績予想の下方修正を発表。上半期営業損益は4億円の黒字から27億円の赤字に、通期では40憶円の黒字から36億円の赤字に減額した。アジア地域のOEM型生産工場を中心に、大量生産型のコンピュータ横編機への投資が低調だった。また、円高の影響、トルコ販売代理店向けの貸倒引当金計上なども収益押し下げ要因。第1四半期決算から下振れは想定線だが、修正幅は想定以上との見方も。 <4761> さくらKCS 984 +150ストップ高比例配分。一昨日に上半期業績予想の大幅な上方修正を発表している。営業利益は従来予想の0.9億円から4億円にまで増額している。顧客の情報化投資が増加基調にあるなか、消費税率引き上げに伴うシステム機器販売案件の前倒しや消費税軽減税率制度対応案件が想定以上に増加したようだ。第1四半期は赤字が継続していた。一時的増加要因の剥落で通期予想は据え置きとしているが、保守的とする見方も優勢に。 <4755> 楽天 1040 -24反落。10月から開始した携帯電話の試験サービスにおいて、消費者から「接続できない」との相談が相次いでいることが分かったと報じられている。これまで4500人以上に契約者情報を記録した「SIMカード」を発送したが、2割近くが通信サービスを起動していないもよう。安定した通信網の構築状況に対する不安感から、本格サービス時期の遅れや需要確保に対する懸念が強まる形に。 《US》
関連銘柄 10件
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4755 東証プライム
879.4
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
4761 東証スタンダード
1,087
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 12,174百万円
システム構築、システム運用管理等を手掛ける総合情報サービス企業。SMBCグループ。三井住友銀行、富士通が主要取引先。情報セキュリティの強化等に取り組む。SMBCグループ向け取引ではシステム構築等が順調。 記:2024/10/28
5301 東証プライム
933.9
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 210,074百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6222 東証プライム
1,092
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 39,094百万円
コンピュータ横編機が主力の機械メーカー。和歌山県和歌山市に本社。コンピュータ横編機は全世界で高シェア。自動裁断機「P-CAM」等も。27.3期売上高550億円目標。自動裁断機事業の拡大などに取り組む。 記:2024/06/28
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
9739 東証プライム
3,060
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 45,594百万円
独立系ITソリューションプロバイダ。システム開発ソリューション、組込み開発、デバイス開発、データセンターサービス等を手掛ける。NECグループなどが主要取引先。選択と集中による収益力の強化等に取り組む。 記:2024/10/06
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17