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第一三共、三菱UFJ、サムコなど

2019/9/11 15:45 FISCO
<4568> 第一三共 6678 -34続落。前日に肺がん患者を対象とした抗体薬物複合体、DS-1062とU3-1402のフェーズ1試験の用量漸増パートにおける最新データを明らかにしている。ともに有効性の面で有望な結果となったが、6月初めの米国臨床腫瘍学会で発表されたデータと比べて大きな変化はなかったもよう。市場の期待値も高まっていたことで、出尽くし感なども先行する状況になっているようだ。 <8306> 三菱UFJ 570.0 +24.2大幅続伸。米国市場で強まっていたバリュー株とモメンタム株のリバランスの動きが、昨日からは東京市場でも本格的に波及する形となっている。銀行株もバリュー株買い戻しの流れに乗る格好へ。リバランスのきっかけとなった米長期金利上昇は昨日もその傾向が継続、長期金利は1カ月ぶりの高値水準となっている。本日も銀行セクターは業種別上昇率のトップと強い動きが目立っている。 <9692> シーイーシー 2115 -117大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業利益は30.8億円で前年同期比21.4%増益となり、従来予想の25.5億円を上振れた。上半期上振れを反映して、通期予想は51.5億円から57.5億円、前期比15.4%増益にまで上積みした。ただ、第1四半期が好スタートだったこともあり、業績上振れは想定線とも捉えられ、全般的なリバランスの動きが強まる中、次第に材料出尽くし感が強まる状況に。 <9743> 丹青社 1233 -22続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は25.1億円で前年同期比12.1%減益、8月30日に発表した上方修正水準で着地したが、2ケタの減収減益となっている。商業その他施設事業などを中心に受注高は同13%増、受注残高は前年同期末比27%増と拡大傾向が確認されているものの、通期業績計画は据え置いており、短期的な出尽くし感にもつながる形のようだ。 <6387> サムコ 978 +150ストップ高。前日に19年7月期の決算を発表、営業利益は3.3億円で前年同期比48.6%減益、8月20日に下方修正した水準での着地となった。一方、20年7月期は7.5億円で同2.3倍と急回復の予想となっている。通信系レーザー用途、パワーデバイス、各種センサー用途などで商談が進んでいるほか、アクアプラズマなどの販売活動も推進していくもよう。想定以上の業績回復見通しにサプライズが先行する。 <3880> 大王紙 1390 +17続伸。2月6日の年初来高値を一時更新している。リクルート株の売却価格決定に伴い、投資有価証券売却益を特別利益に計上、上半期最終利益を従来予想の40億円から80億円に上方修正している。売却益は67億円となる見込み。方向性は織り込まれていたとみられるが、本業ベースの業績計画などは据え置かれており、目先の安心感にもつながっているようだ。 <2695> くら寿司 4280 -175反落。第3四半期決算発表後は、四半期ベースでの増益転換を好感して反発力を強めてきたが、本日はいちよし証券がレーティングを「A」から「B」に格下げしており、戻り売りにつながっている。いちよし証券では、国内店舗の苦戦を考慮して今期期以降の業績予想を下方修正、19年10月期営業利益は会社計画71.3億円に対して56億円まで減額。なお、フェアバリューも6600円から5300円に引き下げのもよう。 <7649> スギHD 5740 +120大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価も5700円から6400円に引き上げた。調剤のプレゼンスが上昇するなか、処方箋枚数が堅調に推移するなど、新たにドラッグストア業界の勝ち組企業として認知されるだけの強みが増してきた可能性があるとしている。なお、前日に発表した8月の月次動向も、既存店売上が前年比プラス基調をキープするなど順調な推移が確認されている。 <8252> 丸井G 2241 +48続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断「買い」、目標株価2800円を継続し、コンビクション・リストに新規採用としている。第1四半期決算を受けた株価調整場面は買いの好機と判断しているもよう。メインカード化/キャッシュレス化の恩恵を享受して取扱高成長率はクレジットカード業界内で突出し、小売事業の安定成長、フィンテック事業の拡大で今後も順調な収益成長が期待できるとみているようだ 《US》
関連銘柄 9件
2695 東証プライム
3,840
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 158,976百万円
回転寿司チェーン「無添 くら寿司」を国内外で展開。大阪府堺市に本社。化学調味料など添加物を排除した商品を提供。出店形態は直営店のみ。店舗数は国内外で660店舗超。国内では人気アニメ等とのコラボ企画実施。 記:2024/09/01
3880 東証プライム
812
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 137,239百万円
製紙メーカー大手。1943年設立。新聞用紙などの紙・板紙部門、衛生用紙や紙おむつなどのホーム&パーソナルケア部門が柱。「エリエール」ブランドで知名度。海外事業における商品戦略及び販売戦略の再構築図る。 記:2024/10/13
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6387 東証プライム
2,968
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 23,872百万円
電子部品製造装置メーカー。CVD装置、ドライエッチング装置、ドライ洗浄装置等の製造・販売を行う。京都府京都市に本社。プラズマを用いたプロセス技術が強み。海外販売の拡大、成膜装置の販売強化などに注力。 記:2024/10/04
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
8252 東証プライム
2,418
11/22 15:30
+22.5(%)
時価総額 504,540百万円
商業施設の賃貸・運営管理等を行う小売事業、エポスカードのクレジットカード業務等を行うフィンテック事業が柱。1931年創業。DOE8%程度目安。エポスカードの会員数は750万人超。分割・リボ取扱高は拡大。 記:2024/07/29
1,825
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9692 東証プライム
2,110
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 79,336百万円
独立系システムインテグレーター。1968年設立。ICTサービスの提供等を行うサービスインテグレーション事業が柱。トヨタグループなどが主要取引先。モビリティサービスではビッグデータ分析基盤構築などが順調。 記:2024/10/29
9743 東証プライム
817
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 39,562百万円
ディスプレイ業界2強の一角。商業施設や博物館等の内装・展示デザインなどを手掛ける。プロジェクト数は年間6000件超。飛騨高山美術館などで実績。商業その他施設事業は受注順調。27.1期売上高860億円目標。 記:2024/10/29