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カブコム、国際帝石、東海カーボなど

2019/2/13 16:08 FISCO
<8703> カブコム 560 +31大幅反発。KDDI<9433>が同社のTOB実施を正式に発表、TOB価格559円にサヤ寄せする動きとなっている。買付予定数の下限は4575万8400株、同社の非公開化を企図しているため上限は設定していない。同社ではTOBに対して賛同の意を表明している。1月24日の報道でKDDIの出資意向が伝わり株価は急伸、TOB実施可能性は高いとの見方から、その後も高値圏での推移が続いていた。 <6300> アピクヤマダ 538 +80ストップ高。新川<6274>がTOBを実施して完全子会社し、共同持ち株会社を設立すると伝わっている。また、ヤマハ発動機<7272>が第三者割当増資を引き受けて、新川を子会社化することで、共同持株会社はヤマハ発動機の傘下に入ることになる。同社株価は新川によるTOB価格570円に完全サヤ寄せを目指す動きに。一方の新川もヤマハ発動機傘下入りを好感して大幅高となっている。 <1605> 国際帝石 1128.5 +125.0急騰。前日に第3四半期決算を発表、通期予想の修正も発表している。通期純利益は従来予想の600億円から820億円、前期比2.0倍の水準に上方修正している。油価前提の引き下げなどマイナス材料はあったものの、イクシスLNGプロジェクトの利益貢献を100億円から400億円に引き上げており、上方修正の主因となった。同プロジェクトの期待値は高まっていたが、想定以上の利益貢献として評価の高まる展開に。 <5301> 東海カーボ 1607 -11反落。前日に前12月期決算を発表。営業益は753億円で前期比6.8倍、第3四半期決算時に上方修正した水準での着地に。また、今12月期は987億円で同31.1%増益予想、配当金は前期比倍増となる48円を計画。ただ、先の観測報道で今期営業益は1000億円弱になる見通しと伝わっており、短期的な出尽くし感が先行。なお、ジェフリーズ証券では、明日公表の中計で自社株取得方針が盛り込まれるとみている。 <3405> クラレ 1613 -33反落。前日発表の業績予想の下方修正が嫌気されている。12月期通期営業益は従来予想の770億円から657億円に下方修正、一部製品の販売伸び悩みや原燃料価格上昇によるコスト上昇、買収に伴うのれんの償却などが背景。第3四半期までの状況から、大幅な下方修正にはネガティブサプライズも。また、プランティック事業や米国工場火災に係る損失を特別損失として計上、最終利益は490億円から335億円に減額した。 <3978> マクロミル 1392 -206急反落。前日発表の上期決算を嫌気。営業益は40.1億円で前年同期比9%増、10-12月期は24.3億円で同6%増となり、市場予想を2.5億円ほど下回った。また、通期予想(EBITDA)は従来の101.6億円から91.5億円に下方修正、日本及び韓国では、AccessMillの増収鈍化や減価償却費増加などの影響を織り込み、その他海外事業では、対ユーロの為替前提を円高に修正したことが響くもよう。 <3672> オルトプラス 366 +45急伸。カドカワ<9468>の完全子会社やトライフォートと『RELEASE THE SPYCE secret fragrance』の配信を前日から開始と発表。同作は、昨年10月から12月にかけて放送されたアニメ『RELEASE THE SPYCE』を原作としたゲーム。アニメの企画原案を手がけるタカヒロ氏がゲームオリジナルとなるストーリーを監修しているもよう。なお、明日に決算発表を予定している。 <9449> GMO 1740 +153急伸。前日に前12月期決算を発表。営業利益は218億円で前期比23.5%増だが、10-12月期は44.7億円で同20.9%減、市場予想を20億円弱下回った。マイニングの収益性悪化による仮想通貨事業の営業損失計上が下振れの背景に。ただ、仮想通貨事業はすでに今期からの再構築を発表済であり、他の主力事業の堅調推移を評価する動きが先行。また、上限250万株、31.1億円の自社株買いも発表した。 <9517> イーレックス 810 +107急騰。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は28.4億円で前年同期比14%減益となった。一方、10-12月期は9.9億円で同19%の増益に転じている。高圧小売、低圧小売とも売上が順調に拡大している。上半期決算時には通期予想を下方修正するなど、足元の業績に対する警戒感も強まっていたとみられ、目先の安心感へとつながる格好のようだ。 <6440> JUKI 1260 +101急伸。前日に前12月期決算を発表、営業益は91.5億円で前期比12.1%増、従来予想の76億円を大きく上回る着地になった。非マウンタ製品の売上増加、為替の円安推移などにより粗利益率が改善したもよう。配当金も25円から30円に引き上げている。今期営業利益は73億円で同20.2%減と減益に転じる見込みだが、事業環境の悪化は想定線、むしろ前期上振れによってコンセンサスは切り上がっているもようだ。 《US》
関連銘柄 14件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
3405 東証プライム
2,023
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 717,890百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
3672 東証スタンダード
91
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 1,787百万円
ソーシャルゲームの企画・開発、運営を行う。運営タイトルは「ヒプノシスマイク」など。ゲーム支援事業なども手掛ける。他社タイトル等の開発受託、運営受託の拡大進める。ゲーム支援事業は事業運営体制を見直し。 記:2024/06/24
3978 東証プライム
1,203
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 48,699百万円
総合マーケティング支援企業。マーケティングリサーチが主力。オンライン・マーケティング・リサーチ市場で国内トップシェア。顧客数は約4000社。グローバルリサーチ、コンサルなどを戦略投資領域に位置付け。 記:2024/07/08
5301 東証プライム
933.9
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 210,074百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
748
5/22 15:00
+1(%)
時価総額 34,577百万円
ボンディング装置の総合メーカー。ワイヤボンディング装置で世界シェア上位。為替差損計上。20.12期1Qは損益苦戦。売上原価、販管費の増加が響く。ヤマハ発動機のTOB成立。20年5月25日付けで上場廃止へ。 記:2020/05/12
6300 東証2部
568
7/29 15:00
-1(%)
時価総額 7,366百万円
半導体後工程用装置が主力。金型から装置までの一貫生産に強み。ヤマハ発動機が新川を子会社化し、ヤマハスーパーロボティクスHDに社名変更した新川が同社をTOBする形で3社が事業統合へ。7月30日付で上場廃止。 記:2019/07/13
6440 東証プライム
406
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 12,129百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
7272 東証プライム
1,335.5
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 1,403,146百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
557
8/28 15:00
-1(%)
時価総額 188,674百万円
三菱UFJ証券HDの連結子会社。ネット証券唯一の完全システム内製化と唯一のメガバンクグループ。KDDIによるTOB成立。19年8月29日付けで上場廃止予定。受入手数料は減少。19.3期通期は業績伸び悩む。 記:2019/07/09
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
2,576.5
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 281,295百万円
クラウド・ホスティング、決済関連サービス等のインターネットインフラ事業が主力。インターネット金融事業、インターネット広告・メディア事業等も。総還元性向50%目標。電子印鑑の契約社数は増加傾向続く。 記:2024/09/01
9468 東証プライム
4,291
11/22 15:30
+163(%)
時価総額 608,395百万円
旧KADOKAWAとドワンゴが経営統合。出版・IP創出事業が主力。アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、通信制高校の運営等も。中計では28.3期売上高3400億円目標。出版IP数の拡大などに取り組む。 記:2024/06/13
9517 東証プライム
623
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 46,364百万円
相対や取引所を通じて調達した電力を小売販売。自社でバイオマス発電所も。大口の高圧顧客伸ばす。逆ざや販売も解消。ベトナムなどアジア諸国で発電所建設へ。JFEエンジ等4社引受先に第三者割当増資し財務改善。 記:2024/08/26