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任天堂、東芝、郵船など

2018/6/13 16:10 FISCO
<9101> 郵船 2300 +53反発。UBS証券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も2550円から3000円に引き上げている。低収益の最大要因だったドライバルク船の赤字が想定以上のペースで縮小していること、事業移管に伴う一時費用の一巡で19年度に高い増益率が見込まれること、バリュエーションの割安感などを背景としている。利益安定度の高いとして「バイ」を継続している商船三井より投資妙味は高いと指摘。 <8725> MS&AD 3596 +57反発。大和証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も3900円から4200円に引き上げている。株主還元の新たな方針が示され、総還元額の見通しが拡大していることを評価。来期予想ベースの総還元利回りは6.5%まで上昇としている。なお、大和証券では、株主還元の魅力から保険セクターの判断は「強気」を継続しているが、株価の上昇を背景にSOMPOHDの投資判断は「1」から「2」に格下げしている。 <1848> 富士ピー・エス 747 +100ストップ高。前日に東証2部から1部への指定承認が発表されている。6月19日から東証1部へ鞍替えとなる。TOPIX連動型ファンドからの買い需要発生を見越して、先回り買いの動きが進む形になっているようだ。一部の試算では、12日の大引けで約49万株の買い需要が発生とされており、これは約19日分の買いインパクトとなる。株価は安値圏にあり、これまで期待感はそれほど織り込まれていなかったとみられる。 <3169> ミサワ 509 +80ストップ高。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利益は1億円で前年同期比2.2倍の水準となっている。上半期計画1.1億円に対する進捗率は93%にまで達しており、業績上振れの可能性が高いとの期待感が先行しているようだ。前期までは2期連続での赤字決算だったこともあり、収益モメンタムの回復が鮮明化する状況にもなっている。 <8515> アイフル 369 +15大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も415円から465円に引き上げている。今期ガイダンスは想定を上回る水準となっており、利益の期待成長率が他のノンバンクと比較しても高いという事実は確認できる内容と評価。一方、今期PERはアコムと変わらない水準であり、こうした相対的な成長期待は株価に織り込まれていないと指摘のようだ。 <7974> 任天堂 39120 -2590大幅反落。本日の未明、E3においてプレゼンテーション「Nintendo Direct: E3 2018」を実施、新作ゲームを発表しているが、大きなサプライズはなく、材料出尽くし感が一段と強まる形になっているようだ。信用買い残は高水準で需給面への懸念も強い状況とみられる。とりわけ、上半期のラインアップに見劣り感が強いもようで、短期的なスイッチの販売モメンタム悪化があらためて意識される形へ。 <3221> ヨシックス 3745 -325大幅反落で一時下落率トップ。前日に発表した5月の月次動向が嫌気されている。既存店売上高は前年同月比2.6%減で、2カ月連続の前年割れ。全店売上高は同16.4%増となっている。既存店増収率は前月の0.8%減も下回っているほか、ここ2カ月の全店売上高は会社側売り上げ計画を下回る推移ともみられる。5月末からの株価上昇の反動も強まる形になっている。 <7238> 曙ブレーキ 309 +80ストップ高。40年ぶりにブレーキの新たな基本構造を開発したと報じられており、期待材料視される展開になっている。従来よりもブレーキが安定するほか、最大3割軽量化できるもようで、2019年からの量産化を計画している。車の軽量化が求められ、世界的に進んでいる低燃費車や電気自動車へのシフトに対応するようだ。中期的な業績インパクトは大きくなるとの見方が先行へ。 <6502> 東芝 337 +21大幅反発。7000億円程度の自社株買いを実施する方針と発表、ポジティブなインパクトにつながっている。具体的な株式取得方法などは検討中だが、可能な限り早い時期に実施するとしている。東芝メモリ売却などによる財務体質の改善が背景にある。海外ファンドなどからの株主還元要求はあったが、直近の決算における分配可能額がマイナスのこともあって、想定よりも早いタイミングとの見方が強いとみられる。 <7965> 象印マホービン 1634 -91大幅続落。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げしていることが売り材料となっている。株価上昇を格下げの主因としており、目標株価は1550円を据え置いている。国内炊飯器の回復期待、中国の構造的な成長を市場は十分に織り込んだとみているもよう。中国以外のアジアでの成長の芽や、炊飯器/魔法瓶以外の成長の柱が現れることが次のカタリストと考えている。 《DM》
関連銘柄 10件
1848 東証スタンダード
403
11/27 15:30
-1(%)
時価総額 7,497百万円
土木工事中心の建設会社。道路や鉄道の橋梁に加え、マンションやオフィスビルの建築などを展開。太平洋セメントの持分法適用関連会社。関西地区でのNEXCOを中心とする大型工事等の進捗が順調。配当性向40%目安。 記:2024/09/06
3169 東証スタンダード
661
11/27 15:30
-24(%)
時価総額 4,701百万円
オリジナルの家具やラグ、カーテン、雑貨等を扱うライフスタイルショップ「unico」を展開。自社で商品を企画・開発し、生産は外部に委託。27.1期営業利益5.4億円目標。家具などで新商品開発を進める。 記:2024/10/24
3,085
11/27 15:30
-35(%)
時価総額 31,964百万円
関東以西で本格職人にぎりずし居酒屋「や台ずし」等を展開。直営店中心。均一低価格居酒屋「ニパチ」などの業態も。店舗数は320店舗超。25.3期は25店舗の新規出店計画。直営店の出店で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/25
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7238 東証プライム
112
11/27 15:30
-2(%)
時価総額 15,231百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
7965 東証プライム
1,520
11/27 15:30
-76(%)
時価総額 110,352百万円
1918年創業の家庭用品メーカー。炊飯ジャーなどで国内シェアトップクラス。調理家電の売上構成比率が高い。ステンレスボトル、ふとん乾燥機等も。配当性向は50%以上目安。価格競争力の強化などに取り組む。 記:2024/07/28
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8515 東証プライム
328
11/27 15:30
-2(%)
時価総額 158,955百万円
大手消費者金融会社。無担保ローンや事業者ローンの提供が主力。カードローンやキャッシングローン、事業サポート等の融資に関するサービスを提供。ビットキャッシュ買収。新規顧客拡大。タイは貸し倒れ増加。 記:2024/11/05
3,318
11/27 15:30
-115(%)
時価総額 5,336,054百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井ダイレクト損害保険などを傘下に収める。総資産は27兆円超。事業・リスクポートフォリオなどの変革で安定収益基盤の構築を図る。 記:2024/10/09
9101 東証プライム
4,800
11/27 15:30
-72(%)
時価総額 2,212,800百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04