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ファーストリテ、安川電、三井金など

2018/4/13 15:41 FISCO
<3222> U.S.M.H 1373 -15反落。一昨日に発表した決算が引き続き買い材料視され、一時1414円まで上昇したが次第に利食い優勢に。前2月期営業利益は141億円で前期比2%減益、従来予想の148億円は下回ったが、第3四半期累計では前年同期比28%の大幅減であったため、12-2月期の収益は急回復する形となっている。今2月期も増益予想であり、信用取組が大幅な売り長状態にある中、業績悪化懸念後退で買い戻しの動きも強まったようだ。 <9983> ファーストリテ 46870 -30小反落。前日に第2四半期の決算を発表。累計営業益は1705億円で前年同期比30.5%増、12-2月期は566億円、同34.5%増となり、増益率は高まる状況となっている。国内ユニクロ、海外ユニクロ、ジーユー事業などが揃って好調。会社側では通期計画を従来の2000億円から2250億円へと、市場予想を上回る水準にまで上方修正しているが、急ピッチの上げに対する反動から次第に利食い売りが広がったようだ。 <6506> 安川電 4685 -75続落。前日に前2月期の決算を発表、実績営業利益は541億円で計画通りの着地、市場予想は20億円ほど下回ったとみられる。今期見通しは655億円としているが、こちらも700億円程度の市場予想は下回った。一方、発行済み株式数の0.75%に当たる200万株を上限に自社株買いを実施するとしており、株価の下支えになっている。 <7725> インターアク 1318 +264大幅反発。前日に発表した第3四半期決算が好感されている。累計営業利益は6.8億円で前年同期比2.3倍、通期計画7.1億円に対する進捗率は95%超に達している。第2四半期まででは同23.5%増益にとどまっていたため、12-2月期は想定以上に収益が拡大した形に。2月に通期予想を上方修正しているが、さらなる上振れ期待を織り込みに行く動きとなっている。 <2379> ディップ 2776 -489大幅続落で下落率トップ。前日に前2月期の決算を発表。実績営業益は108億円、従来計画の105億円をやや上回る着地となった。前期単独比では18%の増益となっている。今期見通しは116.3億円で前期比7.7%増益の見通し。年間配当金も前期の43円から45円に引き上げ計画。ただ、ここまで2ケタ増益基調が続くなど業績成長期待は高い銘柄であり、今期の増益率鈍化計画をネガティブに捉える動きが優勢のようだ。 <7599> IDOM 835 +42大幅続伸。前日に発表した決算が好感されている。実績営業利益は68億円で前期比51%増益、今期は76億円で同12%増益の見通しとなっている。前期実績は従来予想の51億円を大幅に上回る着地、全直営店の小売り台数が計画を上回る伸長となったことが背景。今期も新規出店の継続による小売台数の増加を見込んでおり、四季報予想の70億円などを上回るレベルとなっている。 <9740> CSP 3240 +402大幅続伸。前日に前2月期の決算を発表している。営業利益は17.3億円で前期比0.5%増益、3月26日の業績上方修正値水準で着地した。臨時警備の想定以上の発生や大口受注警備案件の受注獲得などが寄与した。一方、今期は25.2億円で同45.4%の大幅増益予想。大規模イベントに備えた警備強化や沖縄の海上警備などが寄与する見通し。想定を上回る大幅増益見通しにインパクトも強まる展開となっている。 <6050> EG 4150 -175大幅反落。21.9期をめどに営業利益を今期予想比1.6倍の15億円程度に引き上げる計画との報道が伝わっている。口コミサイトやSNSの増加を背景に投稿監視事業が伸長するもよう。この場合、年率平均の増益率は17%程度となるが、ここまでの急成長から判断すると想定線とも捉えられているようだ。株価は高値圏にあり、出尽くしムードが優勢となっている。 <5706> 三井金 4890 +150反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価は7000円としている。円高により業績予想を下方修正しているが、銅箔の成長シナリオの再確認、銅箔以外の機能材料の可能性、株価への悪材料の織り込み進展などを格上げの背景としているようだ。なお、資源関連株の堅調な流れなどもフォローとなっている。 <9765> オオバ 584 -72大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は5.7億円の赤字で、前年同期3億円の赤字から赤字幅が拡大している。12-2月期も一段と赤字幅は拡大する形に。また、株主優待制度の変更も発表、従来の1kg相当のおこめ券から保有年数に応じたクオカードに優待を変更。1年未満の株主は500株以上でないと優待権利がなく、ネガティブに受け止められているようだ。 <6489> 前沢工 469 +22大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業損益は2.8億円の黒字となり、前年同期7.5億円の赤字から黒字転換を果たしている。主力環境事業の収益改善が進んだもよう。同社は第4四半期に収益が集中傾向にあり、前期も3-5月期に10億円超の営業益を上げている。通期営業益予想の10.8億円には上振れ期待が高まる状況ともなっているもよう。なお、年間配当金も従来計画の8円から10円に引き上げている。 《DM》
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