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ニトリHD、ジンズメイト、郵船など

2017/12/25 16:36 FISCO
<9843> ニトリHD 16015 -1100大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、9-11月期は223億円で同5.9%増益となった。市場コンセンサスは280億円程度であり、大幅に下振れる形となっている。通期計画は990億円で前期比15.4%増益の見通しだが、これを達成するためには、12-2月期で286億円、前年同期比8割超の増益が必要となる。下振れ懸念が強まる状況で、来期に向けて32期連続増益達成への懸念も強まる格好に。 <9101> 郵船 2701 -94大幅反落。東海東京証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価は2830円としている。バリュエーションが短期間で大きく上昇してきたこと、物流事業、航空運送事業など非海運業の収益低迷が続いていること、コンテナ船事業統合後の利益成長に不透明感があることなどを格下げの背景としているもよう。なお、バルチック指数の下落もあって、海運セクターは業種別下落率のトップに。 <1805> 飛島建 180 +20急伸。業績予想の上方修正を発表している。通期営業利益は従来予想の44億円から65億円に増額、売上高の増加および工事採算の改善などが背景となっている。固定資産の減損を特別損失に計上するが、最終損益も33億円から43億円に上方修正。上半期は営業減益決算であったため、一転しての増益見通しにポジティブなインパクトが強まる形へ。 <7448> ジンズメイト 1230 +207大幅反発で上昇率トップ。先週末に発表した12月の月次動向が買い材料視された。既存店売上高は前年同月比13.2%増、5カ月連続でのプラス成長。前月は伸び率がほぼ横ばいに鈍化したが、再度2ケタ成長へと回帰している。客単価が同13.1%増と大きく伸びたことが主因。ナショナルブランドのカットソー、アウター類がけん引役となっているもようだ。 <3975> AOITYOHold 1318 +87大幅反発。大和証券が投資判断を新規に「2」格付けと買い推奨していることが買い材料となっている。ネット動画広告市場成長に伴うソリューション事業の拡大、主力のCM制作におけるシェアアップと堅調な市場推移を注目ポイントとしている。こうした理解が市場で進めば、PERレンジは今後切り上がっていくとみているもようだ。目標株価は1700円としている。 <5302> 日カーボン 5050 +330大幅反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。今12月期営業利益は従来予想の13億円から24億円に大幅上方修正、人造黒鉛電極の市況上昇、半導体関連市場の好況によるファインカーボンの堅調推移などが業績上振れの背景になっている。第3四半期の段階で通期予想は超過しており、上振れ期待は高かったものの、修正幅は想定以上との評価の動きが優勢に。 <4350> メディシス 599 -49大幅続落。メリルリンチ日本証券を割当先とする第三者割当で新株予約権を発行すると発表。新株予約権5000個(潜在株式数500万株)を割り当て、手取り概算32.9億円を調達する。医薬品などネットワーク事業のサービス強化および事業規模拡大のためのM&A資金などに充当するようだ。当初行使価額は654円。最大16.7%の希薄化が生じることになり、将来的な希薄化懸念が強まる格好となっている。 <6088> シグマクシス 1049 +67大幅反発。先週末に今3月期の収益予想上方修正を発表。営業利益は従来予想の8億円に対して、9.5億円から10.5億円のレンジになるとしている。サービス売上の伸長による利益増加、人員増に伴う内製化で利益率の改善が図れたことなどを上振れの背景としている。上半期実績からは大幅な上方修正も想定されていなかったとみられ、ストレートにポジティブに受け止められたようだ。 <3744> サイオス 577 -100ストップ安。業績予想を下方修正しており、ネガティブなインパクトが強まる形に。営業利益は5億円から3億円、前期比36.7%減益に減額修正へ。連結子会社において、主要顧客である金融機関の設備投資決定長期化の影響が響いているもよう。子会社の受注進捗状況などから、最大8.6億円の減損損失を計上することもあって、最終損益は3.2億円の黒字から7億円の赤字に下方修正。つれて配当も従来予想の5円から無配へ。 <9449> GMO 1936 -99大幅続落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に格下げ、フェアバリューを2100円としている。今12月期業績予想を引き下げて、営業利益は減益見通しとしているようだ。また、仮想通貨の採掘事業は業績押し上げのポテンシャルを有するが、仮想通貨の価格変動など不確定要素が多く、当面の業績予想には織り込んでいない。なお、足元でのビットコイン価格の調整も仮想通貨関連銘柄には逆風となっている。 《DM》
関連銘柄 10件
1805 東証プライム
1,439
9/26 15:00
+12(%)
時価総額 27,787百万円
土木に強い中堅ゼネコン。防災関連工事や不動産開発に力注ぐ。収益4Q偏重傾向。24.3期3Q累計は受注、完工高が堅調。だが販管費増が利益の重石に。総還元性向5割目標。今年10月メドに持株会社体制に移行予定。 記:2024/04/15
3744 東証スタンダード
383
11/29 15:24
+2(%)
時価総額 3,399百万円
HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」等を手掛けるオープンシステム基盤事業、システム開発・構築支援等を行うアプリケーション事業を展開。SaaS・サブスク事業の拡大、新規事業領域の取組みを強化。 記:2024/06/24
898
9/27 15:00
±0(%)
時価総額 22,060百万円
テレビCM制作で国内首位。広告主との直接取引拡大に力注ぐ。21.12期上期はコロナ影響が緩和。経費削減も効き黒字に。5月にMBO発表(TOB価格900円)。7月にTOBが成立し、9月28日付で上場廃止に。 記:2021/09/08
423
11/29 15:30
+5(%)
時価総額 12,962百万円
なの花薬局の運営、薬局等の経営支援、医薬品の製造・販売等を行う地域薬局ネットワーク事業が柱。賃貸・設備関連事業、給食事業等も手掛ける。医薬品ネットワーク部門ではサービス拡充で新規加盟店の獲得を図る。 記:2024/08/05
5302 東証プライム
4,385
11/29 15:30
+30(%)
時価総額 51,888百万円
1915年創業の炭素製品メーカー。1927年に日本で初めて人造黒鉛電極を製造。炭素繊維製品や特殊炭素製品、リチウムイオン電池用負極材等を手掛ける。電極材関連製品は製造コスト削減、適正売価による販売に注力。 記:2024/08/06
901
11/29 15:30
-11(%)
時価総額 40,095百万円
DX支援等のコンサルティングサービスの提供を行うシグマクシスが中核の持株会社。投資事業を手掛けるシグマクシス・インベストメントも傘下に持つ。コンサルタント数は600名超。SaaS化支援などは順調。 記:2024/08/27
7448 東証1部
243
3/29 15:00
-26(%)
時価総額 3,913百万円
RIZAP傘下で再建中のカジュアル衣料量販店。21.3期上期はEC伸長。だがコロナ禍で店舗販売が苦戦。販管費を抑制するも利益水面下に。通期計画は未定。21年4月にRIZAPグループの小売2社と経営統合へ。 記:2020/12/24
9101 東証プライム
4,796
11/29 15:30
-28(%)
時価総額 2,210,956百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
2,606.5
11/29 15:30
-4.5(%)
時価総額 284,570百万円
クラウド・ホスティング、決済関連サービス等のインターネットインフラ事業が主力。インターネット金融事業、インターネット広告・メディア事業等も。総還元性向50%目標。電子印鑑の契約社数は増加傾向続く。 記:2024/09/01
9843 東証プライム
19,225
11/29 15:30
+425(%)
時価総額 2,200,167百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13