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押し目狙いのタイミングを冷静に待ちたいところ

2020/2/17 8:54 FISCO
*08:54JST 押し目狙いのタイミングを冷静に待ちたいところ  17日の日本株市場は、新型コロナウイルスによる肺炎への警戒感を一段と強めているなか、こう着感の強い相場展開が続きそうである。14日の米国市場では、NYダウが25ドル安、ナスダックは19Pt高と小動きだったが、日本では新型肺炎の感染者が拡大しており、センチメントは悪化傾向に振れやすいところではある。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の23535円。円相場は1ドル109円70銭台で推移している。  日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行の展開となり、テクニカル面では支持線として意識されていた25日線を割り込んできそうである。ギャップスタートとなることで、上にアイランドリバーサル形状を残す格好となり、直近の上昇でシグナル好転をみせていたが、一転、シグナルが悪化する可能性もある。  米国市場は17日がプレジデンツ・デーの祝日で休場となるため、海外勢のフローも限られてくる。これにより、薄商いの中を短期筋の先物主導のインデックス売買に振らされやすくもなりそうである。ただし、週末でのコロナウイルス報道リスクは引き続きあったため、若干弱含みの相場展開は想定内といったところであろう。また、楽観はできない状態ではあるものの、市場はパニック的な流れにはなっていないとみられる。  市場の関心は新型肺炎の封じ込めであり、感染者がピークアウトするようであれば、押し目を待ち構えていたヘッジファンドなどのロングポジションが積み上がる可能性もあるだろう。先週までで決算発表が一巡し、今後は3月末に向けた権利・配当取りを意識した流れも出てくるところである。今回の決算ではイレギュラー的に売られた銘柄も多いとみられるため、こういった銘柄へは押し目を窺う流れも意識されてくる可能性がありそうだ。  不安定な相場環境ではあるが、しばらくは押し目狙いのタイミングを冷静に待ちたいところである。 《AK》