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米中協議巡る不透明感も大型の経済対策が下支え

2019/12/6 8:42 FISCO
*08:42JST 米中協議巡る不透明感も大型の経済対策が下支え  6日の日本株市場は、米中通商協議の動向を見極めたいとの思惑から、こう着感の強い相場展開が続きそうである。5日の米国市場はNYダウは28ドル高だった。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、10月製造業受注が増加に転じたことが材料視されたが、上値の重い展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の23330円。円相場は1ドル108円70銭台で推移している。  昨日はリバランス中心であろうが、米株高の流れを受けて日経平均は25日線を回復した。ただし5日線との攻防となっており、5日線と25日線とのデッドクロスが接近している状況でもあり、神経質にならざるを得ないだろう。テクニカル面とはいえ、シグナルが悪化してくると、リバウンド機運は高まりづらいところ。物色としてもやや内需志向のようにみられ、個人主体のマザーズ指数は下落しているところをみると、オーバーウィークのポジションを避ける流れから、利食いの動きが意識されそうである。  米中通商協議を巡る不透明感から積極的な売買が手控えられようが、米雇用統計についてはADP雇用報告の弱い内容だったこともあり、それほど警戒する流れにはなりそうもないと考えられる。一方で、想定内とはいえ、政府は5日、国や地方からの財政支出が13.2兆円となる経済対策を閣議決定した。政府が経済対策を打ち出すのは16年8月以来3年強ぶりとなることもあり、大型の経済対策が下支えとなろう。  内需志向とはいえ、日経平均が高値圏でのこう着が続く中、低迷していたセクター等には買い戻しが意識されるほか、需給良好な銘柄などに資金が集中しやすいだろう。また、マザーズは下落しているものの、出遅れ感の強い銘柄や業績成長が期待される銘柄などへは、利食いをこなしながらの物色が意識される。また、個別ではエーザイ<4523>と共同開発のアルツハイマー薬について、バイオジェンが研究再開と伝えられている。エーザイに関心が集まる中で、他のバイオ株への波及が意識されやすいだろう。 《AK》
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国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29