マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/19 4:24:09
10,412,081
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

相次ぐ重要指標を前に様子見ムード、アフターコロナ関連に注目

2021/5/31 12:22 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;28928.69;-220.72TOPIX;1935.86;-11.58 [後場の投資戦略]  日経平均は、前週に週間で831円と大幅に上昇し、29000円を回復。今後は29000円台を新たに下値支持とした動きとなるかが注目されていただけに、週明け早々に29000円を割り込んでしまったのはやや残念。日足チャートでも、75日移動平均線に頭を押さえつけられるような格好となっており、テクニカル的にも上値の重さが意識されやすい形状。しかし、前週末の1日だけで600円と急反発していた後の反動安が想定されていただけに、200円程度の下げは健全な調整の範囲内であり、そこまでのネガティブ視も不要だろう。  今週は、6月1日に米ISM製造業景況指数、2日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、3日にISM非製造業景況指数、ADP全米雇用リポート、そして、週末4日に米雇用統計と、今後のFRBの金融政策に関する議論に影響力の大きい重要指標が多く予定されている。週末の雇用統計がとりわけ重要なだけに、週を通して様子見ムードが強く、積極的な売買は手控えられそうだ。  今晩の米国市場がメモリアルデーの祝日で休場となるため、手掛かり材料に欠けるなか、後場も積極的な売買は想定しにくい。下落して折り返してきている日経平均やTOPIX(東証株価指数)とは対照的にプラスで返ってきているJASDAQやマザーズなど、新興市場への幕間つなぎの物色にとどまりそうだ。  本日は、鉄鋼をはじめとした景気循環株が売られている一方、半導体関連をとしたハイテク株の一部に買いが見られているが、国内でのワクチン接種体制の整備進展を背景に、旅行関連などのアフターコロナ関連銘柄も、前週に引き続き賑わっている。東証1部では、エアトリ<6191>やオープンドア<3926>、新興市場ではベルトラ<7048>などが大幅に上昇しており、上放れでチャート形状も良好だ。同様の背景から前週に持ち直しの動きが強かった空運のJAL<9201>、ANA<9202>なども本日はまちまちな動きとなっているが、底堅い動きを見せている。国内でのワクチン接種の遅れというネガティブな影響は既に織り込み済みで、今後はむしろワクチン接種スピードの加速を見込んだ買いが期待されるなか、今週も、これらアフターコロナ関連銘柄の動きを注視しておきたい。 《AK》
関連銘柄 5件
3926 東証プライム
667
5/17 15:00
+25(%)
時価総額 20,850百万円
旅行サイト会社。1500以上の旅行サイトを一括検索できる「トラベルコ」を運営する。多言語で掲載する「Traveiko」も運営する。今期3Q累計は3割の増収、利益は黒字転換した。コロナ禍の落ち着きが追い風。 記:2024/02/10
6191 東証プライム
1,375
5/17 15:00
+9(%)
時価総額 30,465百万円
航空券予約サイトを運営。訪日客向けWi-Fi貸出やITオフショア開発、投資事業なども。まぐまぐ等を傘下に収める。エアトリ経済圏の強化図る。旅行需要の回復で取扱高は大幅増。24.9期1Qは大幅営業増益。 記:2024/04/14
7048 東証グロース
435
5/17 15:00
+13(%)
時価総額 15,366百万円
海外の現地体験型オプショナルツアー予約サイトを運営。ツアーの販売価格から仕入れ代金を引いた手数料が収益柱。旅行需要の回復等により、23.12期通期は大幅増収、損益改善。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/08
9201 東証プライム
2,709
5/17 15:00
+11.5(%)
時価総額 1,184,223百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9202 東証プライム
3,005
5/17 15:00
+3(%)
時価総額 1,455,303百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03