マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,675.68
+450.02
暗号資産
FISCO BTC Index
5/7 5:25:24
9,752,740
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

「手掛けられる銘柄」選別はシビア

2021/2/4 12:18 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;28516.00;-130.50TOPIX;1872.32;+1.23 [後場の投資戦略]  本日の日経平均は3ケタの下落で前場を折り返した。今週に入ってからの3日間で1000円近い大幅上昇となり、1月28-29日の下落分を全て埋めたことから、目先の利益を確定する売りが出るのもやむを得ないだろう。また、中国人民銀行(中央銀行)による金融引き締め観測も引き続き重しになっているとみられる。春節前の需要に対応した人民銀による資金供給は足元一服し、人民銀が過剰流動性への懸念を強めているとの見方から香港ハンセン指数はここ2日、朝方軟調な場面が見られる。ただ、短期金融市場が比較的落ち着いた反応を示していることもあって、香港ハンセン指数は朝安後に下げ渋っており、今のところ過度に警戒する必要はないだろう。  とはいえ、当局の「バブル抑制」意向が意識されてか、中国ハイテク株には引き続き売りが出ているもよう。前日には米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2%を超える下落となった。本日の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、値がさハイテク株が軟調だ。東証1部全体としては値上がり銘柄の方が多く、東証株価指数(TOPIX)も0.07%の上昇で前場を折り返したが、こうした値がさハイテク株の下落が日経平均を押し下げている。  それに前週後半の波乱相場を経験した直後だけに、高値圏の銘柄に対する警戒ムードも残るのだろう。本日は1月に調整を強いられていた海運業など一部バリュー(割安)セクターの上昇が目立つことからもそれが窺える。また、マザーズ市場では売買代金上位銘柄を中心に値動きの荒さが見られ、個人の投資資金も足が速い印象だ。  ここ数日の国内外市場における株価の戻りから、現物株の根強い買い意欲が改めて確認されたが、「手掛けられる銘柄」の選別はよりシビアになってきていると考えた方がよさそうだ。海外市場の動向に加え、個別の決算なども睨みつつ、目先の日経平均は高値圏でのもち合いになるとみておきたい。なお、本日は武田薬<4502>、伊藤忠<8001>、ソフトバンク<9434>などが決算発表を予定している。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 3件
4502 東証プライム
4,125
5/2 15:00
-18(%)
時価総額 6,526,884百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
8001 東証プライム
7,331
5/2 15:00
+200(%)
時価総額 11,618,829百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
9434 東証プライム
1,898
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 9,086,001百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04