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買い一巡後は上値重い、決算前の先回り物色を注視

2019/7/25 12:17 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;21781.85;+72.28TOPIX;1578.02;+2.93 [後場の投資戦略]  東京市場では本日、昨日決算を発表した信越化やアドバンテストによりアク抜け感が強まる展開となったが、朝方の買い一巡後は次第に上値の重い展開となっている。日経平均は足元の3営業日で5-200日移動平均線が集中するレンジを一気に上抜けたものの、5月7日から8日にかけて開けたマド(21639-21875円)埋めを前に上ヒゲをつける形になった(前引け時点)。先物手口においても、クレディ・スイス証券が23日に約2700枚、24日に約1400枚も差し引きで買い越し、連日で225先物の買い方筆頭となっている一方で、東証1部の売買代金は引き続き2兆円割れが継続中だ。これを踏まえると、やはり海外短期筋によるショートカバーの動きが現状の日経平均を押し戻しているといった構図である点は否めないだろう。  また、週後半から来週にかけては、26日に米4-6月期国内総生産(GDP)など米国の経済指標の発表が複数あるほか、翌週の日銀金融政策決定会合(29−30日)や米連邦公開市場委員会(30−31日)などが控える。市場の視線はこれらイベントへと注がれており、決算反応が一巡した現状は東京市場にも買い見送りムードが台頭しているようだ。全体として上昇圧力の強さに欠ける展開のなか、後場にかけての個別物色としては、決算を控えた銘柄に対する先回り物色が主体となろう。(雲宮 祥士) 《AK》