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金利低下続くなか米雇用統計見極め

2019/7/5 12:25 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;21691.72;-10.73TOPIX;1589.27;-0.51 [後場の投資戦略]  前日の米株式市場は休場だったうえ、本日は米6月雇用統計の発表を控えている。東京市場でも売買低調、方向感に乏しい値動きとなるのは致し方ないところだろう。今回の雇用統計に関する市場予想は、非農業部門雇用者数が前年比16万人程度の増加、失業率が5月と同じ3.6%、平均時給が前年比3.2%の増加などとなっているが、先に発表された米雇用サービス会社ADPの全米雇用リポートは市場予想を下回る内容だった。今晩発表される雇用統計が市場予想水準なら経済の堅調さが意識され、大きく下回った場合は米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が一段と高まりそうだ。  4日の欧州市場で独10年物国債の利回りが過去最低を更新するなど、引き続き世界的に金利低下圧力が強まっている。ただ、再び金融緩和に傾く主要国・地域と比べ、日銀は緩和余地に乏しいとみられている。たびたび指摘しているとおり、世界的な利下げ機運の高まりは円高圧力につながりやすい。今回の雇用統計に対する債券、為替市場の反応はしっかり見極めたいところだ。日本株全体として方向感がつかみにくいなか、国内の大型イベントや都市再開発が追い風となるディスプレイ大手の乃村工芸といった良好な業績モメンタムが期待できる銘柄を個別物色する動きが続きそうだ。(小林大純) 《AK》