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米株高好感の買いは一巡か

2019/7/4 12:27 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;21699.93;+61.77TOPIX;1587.68;+8.14 [後場の投資戦略]  週初から日経平均は5月7日から8日にかけて開けたマド(21514-21875円)のなかでの推移が継続している。今晩は独立記念日の祝日で米国株式相場は休場となる関係上、海外勢のフローが限られるなかで、週末には米労働省が5日に発表する6月米雇用統計も控えている。このような外部環境のなかで、新規材料難の現状では前述のマド埋めの展開は想定しにくいだろう。また、市場では、7月上旬に決算日で決算期日を迎える上場投資信託(ETF)による分配金支払基準日を前にしたキャッシュ作りの来週初に約5000億円規模の売り需要を警戒する向きもあり、売買代金2兆円割れの営業日が依然として目立つ東京市場にとっては、上値を抑える一因としても意識されよう。  6月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+16万人程度失業率は3.6%と予想されているが、非農業部門雇用者数が市場予想を下回った場合、株高でも長期金利の低下を意識してドルの上値は一段と重くなる可能性がある。また、トランプ米大統領は「中国と欧州は大々的に為替操作ゲームをしており、われわれも対抗すべき」との見方を示していることもドル売り材料となりやすく、為替相場の円高基調も目先の日経平均にとっての重しとなろう。物色としても輸出関連中心に広がりは期待しにくく、後場にかけても、中小型株や内需・ディフェンシブ系銘柄への消去法的な商いに留まりそうだ。 《AK》