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日経平均は4日ぶり大幅反落、戻り売り圧力根強い

2020/3/26 12:16 FISCO
*12:16JST 日経平均は4日ぶり大幅反落、戻り売り圧力根強い  日経平均は4日ぶり大幅反落となり、前日比743.34円安の18803.29円(出来高概算8億6572万株)で前場の取引を終えた。25日の米国株式市場では、救済資金の速やかな供給や法案の文言訂正などで採決が遅れていることは重しとなったが、ひとまずトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達したことを好感する向きがやや優勢であった。米主要3指数は高安まちまちとなるなか、前日までの3営業日で3000円近い上昇かつ節目の19000円を回復したことによる短期的な達成感などから本日の東京市場には利食い売りの動きが先行した。前場中ごろより開始されたアジア株式市場が総じて寄り付きから下げ幅を縮小しており、投資家心理の下支え要因となっているもようで、日経平均は前引けにかけて下げ渋りをみせる展開になっている。  業種別では、鉄鋼が6%安、海運業が5%になったほか、不動産業、ゴム製品、鉱業がさえない一方で、パルプ・紙や水産・農林業は上昇。売買代金上位銘柄では、ムーディーズが格付けを2段階引き下げたことが嫌気されたソフトバンクG<9984>が7%安になったほか、ファーストリテ<9983>、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>、オリエンタルランド<4661>、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、村田製作所<6981>、アドバンテスト<6857>、リクルートホールディングス<6098>、三菱商事<8058>など全般さえない。一方で、NTT<9432>やNTTドコモ<9437>、小松製作所<6301>は上昇。  依然として足元の新型コロナウイルスの感染拡大は収束しておらず、25日に1日あたり最多の41名の感染者が確認された東京都で週末の外出自粛が要請された。消費動向などに対する先行き警戒感は根強いとみられ、足元で大幅上昇をみせる日経平均がいったん調整したタイミングにも拘らず、押し目買いの動きは限定的となっているもよう。また、足元の売り方の急速な買い戻しによる相場上昇は、節目の19000円を回復したことで一服している可能性もあり、本日のところは戻り売り圧力に押された形であろう。  新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、日経平均が本格的な下げを見せ始めた2月下旬以降における価格帯別売買動向において商いが最も集中している水準は21000-21500円の水準となっており、今後は強烈な戻り売りに押される地合いも想定しておく必要がありそうだ。政府による50兆円超の経済対策が報じられており、前日につけた安値水準である18446円レベルを前に下げ渋りをみせたことはひとまず戻りトレンドの継続及び市場にとっての安心感に繋がろう。  しかし、海外投資家による本格的な資金回帰のシナリオを想定するうえでは、日本による経済対策の一段の具体化及び実現性追求は必須である。現状、明日の権利付き最終日を控えた高配当・優待銘柄に対する物色も積極的にはみられておらず、投資家のスタンスとしては、引き続き上昇の目立つ巣ごもりテーマ銘柄を中心とした資金の逃げ足の速さを意識した取引の継続は注視しておきたいところだ。 《AK》
関連銘柄 14件
4661 東証プライム
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東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
9,824
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時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,664.5
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-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,646.5
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時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
156
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-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9437 東証1部
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時価総額 12,527,081百万円
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9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17