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日経平均は続伸、支援材料が散見されるも決め手欠く

2019/12/6 12:22 FISCO
*12:22JST 日経平均は続伸、支援材料が散見されるも決め手欠く  日経平均は続伸。61.19円高の23361.28円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えている。  5日の米株式市場でNYダウは続伸し、28ドル高となった。11月30日までの1週間の新規失業保険申請件数が予想より減少し、10月の製造業受注が増加に転じたことなどは好感されたものの、米中貿易協議の動向を見極めたいとの思惑からもみ合う展開となった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで47円高と小高くスタートすると、米中協議の進展や政府による経済対策への期待を背景に一時23412.48円(112.39円高)まで上昇。ただ、一段と上値を追う動きは乏しく、買いが一巡すると伸び悩んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の5割強、対して値下がり銘柄は4割強となっている。  個別では、エーザイ<4523>が7%高と急伸。認知症治療薬の試験データが好材料視された。また、村田製<6981>や太陽誘電<6976>などの電子部品株、コマツ<6301>などの建設機械株の堅調ぶりが目立つ。ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>といった日経平均寄与度の大きい値がさ株は小じっかり。中小型株では業績上方修正を発表したノーリツ<5943>、好決算のラクーンHD<3031>などが大きく買われ、木村化工<6378>が東証1部上昇率トップとなった。一方、任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などはさえない。ブリヂス<5108>は外資系証券の格下げ観測があり軟調。ニチコン<6996>は転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を発表したが、潜在的な株式価値の希薄化懸念から東証1部下落率トップとなった。セクターでは、鉄鋼、建設業、証券などが上昇率上位。反面、ゴム製品、パルプ・紙、水産・農林業などが下落率上位だった。  前場の日経平均は小高くスタートすると、上げ幅を3ケタに広げる場面があった。政府が5日、事業規模26兆円となる経済対策を閣議決定したことに加え、オブライエン米大統領補佐官が中国との通商協議は「第1段階」の合意に近いと述べたことが株式相場の支援材料として意識されたようだ。ただ、買いが一巡すると伸び悩んでいる。前引け時点でエーザイとファーストリテの2銘柄が日経平均を約34円押し上げており、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながらマイナスで前場を折り返した。相場全体の地合いは良好と言いづらい。ここまでの東証1部売買代金はおよそ8500億円にとどまっており、引き続き盛り上がりに欠く。  アジア市場に目を向けると、香港ハンセン指数や韓国の総合株価指数(KOSPI)がしっかりといったところだが、中国の上海総合指数は伸び悩み。為替市場では円相場が下げ渋りとなっており、強弱混在で決め手に欠く。米中協議の行方に不透明感が残るうえ、今晩の米国では11月雇用統計の発表が予定されている。個別材料株の物色こそ散見されるが、後場に入ると週末を前に模様眺めムードが強まり、日経平均は小高い水準でのもみ合いになるとみておきたい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
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アパレル・雑貨等の事業者専用卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の運営等を行うEC事業が主力。企業間の後払い決済サービス、売掛保証サービス等も。引き続き顧客獲得ペース向上による事業規模の拡大図る。 記:2024/08/09
4523 東証プライム
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5108 東証プライム
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11/22 15:30
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5943 東証プライム
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6301 東証プライム
4,116
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+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6378 東証スタンダード
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時価総額 19,900百万円
1924年創業の総合プラントエンジニアリング会社。兵庫県尼崎市に本社。化学プラントや原子力装置の設計・製作、メンテナンス等を行う。阪本薬品工業などが主要取引先。化工機事業はメンテナンス工事などが順調。 記:2024/08/27
6758 東証プライム
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-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6976 東証プライム
2,149
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時価総額 279,838百万円
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6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
6996 東証プライム
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7203 東証プライム
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-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
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世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
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