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日経平均は大幅に3日続伸、米中部分合意で9月高値に迫るが

2019/10/15 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は大幅に3日続伸、米中部分合意で9月高値に迫るが  日経平均は大幅に3日続伸。375.58円高の22174.45円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えている。  米中が11日まで行った貿易協議で部分的な合意に達したと伝わり、日本の3連休中に海外株は大きく上昇。円相場もリスク回避ムードの後退で1ドル=108円台前半に下落しており、連休明けの日経平均はこうした流れを好感して264円高からスタート。節目の22000円台をおよそ3週間ぶりに回復すると、先物の買い戻しや短期筋の追随買いを巻き込んで上げ幅を広げ、一時22204.98円(406.11円高)まで上昇した。東証1部の値上がり銘柄は全体の9割弱、対して値下がり銘柄は1割弱となっている。  個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>が堅調。ソフトバンクGは米シェアオフィス大手への追加支援が報じられており、3%高で前場を折り返した。SUMCO<3436>などの半導体関連株や安川電<6506>などの設備投資関連株も上げが目立つ。その他売買代金上位は任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、村田製<6981>など揃って上昇。決算発表銘柄ではクリレスHD<3387>が大きく買われた。また、日基礎<1914>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではリクルートHD<6098>が逆行安となり、太陽誘電<6976>や7&iHD<3382>は小安い。利益確定売りがかさんだコロプラ<3668>や業績下方修正のチヨダ<8185>は急落し、インターアク<7725>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がプラスとなり、海運業、建設業、ゴム製品、非鉄金属、金属製品などが上昇率上位だった。  米中協議が部分合意に至ったことを好感し、連休明けの日経平均は窓を開けて急伸。節目の22000円台を回復してスタートすると、取引時間中としては9月20日以来となる22200円台まで上昇する場面があった。先週10日ごろまで協議の先行きに対する懸念が根強く、東証1部売買代金は2兆円を割り込む日が続いていた。個人投資家を中心に積極的な売買は手控えられていたため、連休明けの急伸を受けて追随する動きも少なくないようだ。日経レバETF<1570>の活況ぶりからもそれが窺える。今回の協議を通じ、「景気減速への懸念から米中はひとまず妥協する」との市場の期待に沿った動きが確認できたことは安心感につながるだろう。  とはいえ、日経平均は9月高値22255.56円(取引時間中)を前に上げ一服となっている。海外メディアが「中国は合意文書にサインする前に一段の協議を望んでいる」と報じ、合意について米中の間に認識の差があるとの指摘も見られる。米中摩擦への懸念が払拭されたとまでは言えないようだ。中国では上海総合指数が反落しており、先行きへの楽観ムードは続いていないもよう。また、今週は米中で主要経済指標の発表が予定されており、米国では決算発表が本格化。17日からは英国の離脱を巡り欧州連合(EU)首脳会議が開かれるなど、引き続きイベントが多く控えている。日経平均が直近高値近辺まで値を戻したところで、これらの内容を見極める格好となりそうだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 15件
1914 東証スタンダード
616
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時価総額 18,077百万円
開発現場の基礎工事専門の建設会社。新国立競技場などで施工実績。官公庁やゼネコン各社などが主要取引先。防災・減災対策、環境・汚染対策等も。25.3期は増収増益計画。大型工事継続で米国現地法人の増収見込む。 記:2024/07/05
2,556.5
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+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
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11/22 15:30
-1(%)
時価総額 245,375百万円
ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋「磯丸水産」などのブランドを保有。連結店舗数は1100店舗超。業務受託店舗などを積極出店。 記:2024/10/28
3436 東証プライム
1,253
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+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3668 東証プライム
471
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 61,256百万円
スマホ向けゲームなどの開発・運営を行うエンターテインメント事業を手掛ける。魔法使いと黒猫のウィズ、白猫プロジェクトが代表作。投資育成事業も展開。ブリリアンクリプトトークンは上場地域の拡大等に取り組む。 記:2024/08/23
9,824
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+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6506 東証プライム
4,157
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時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6976 東証プライム
2,149
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-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,562
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-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7725 東証プライム
1,005
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時価総額 11,568百万円
検査用光源装置と瞳モジュールを主力とするIoT関連事業が柱。CCD・C-MOSイメージセンサ向け検査用光源装置で世界トップシェア。精密除振装置等も手掛ける。瞳モジュールは新製品の共同開発を推進。 記:2024/10/24
7974 東証プライム
8,166
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-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8185 東証プライム
1,375
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時価総額 53,089百万円
靴専門店「シュープラザ」や「東京靴流通センター」などを全国展開。店舗数は880店舗超。カジュアル衣料品店を展開するマックハウスを傘下に収める。セダークレストが主力PBブランド。販売チャネルの拡大推進。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
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時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17