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日経平均は続伸、1月以来の円高水準で輸出関連手がけにくい

2019/6/20 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は続伸、1月以来の円高水準で輸出関連手がけにくい  日経平均は続伸。130.23円高の21464.10円(出来高概算4億9612万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、注目の連邦公開市場委員会(FOMC)にて政策金利は据え置かれたものの、当局者の約半数が利下げを支持され、利下げ期待から発表後に主要3指数は上昇。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の21285円となった。本日の東京市場は、シカゴ日経225先物清算値の水準を上回って買い先行でのスタートになった。その後は、前場中ごろから開始された中国・上海総合指数がプラスに転じて上げ幅を拡大するなか、225先物に対しても海外短期筋による断続的な買いが観測され、日経平均は前引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大した。  セクターでは、不動産業や海運業、水産・農林業、その他製品、精密機器が1%超の上昇となった一方で、輸送用機器や鉱業は軟調。売買代金上位銘柄では、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、NTT<9432>、みずほ<8411>、コマツ<6301>などが堅調。一方で、今期減益の見込みとして国内証券による投資判断格下げが観測されたキーエンス<6861>、円高進行を受けたトヨタ自動車<7203>、米アップルによるiPhoneの中国生産集中回避報道を受けた村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>などは軟調であった。  19日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の据え置きが賛成多数で決定されたが、7月利下げの可能性は高まった。公表されたFOMC声明では、「景気拡大を維持するために適切に行動する」との見解が表明されており、金利調整で「辛抱強く対処する」との文言は削除された。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会見で、「成長を持続させるために適切な行動をとる」と指摘しており、金利引き下げに前向きであることを市場に伝えた。  これを受け、現状はドル売りが優勢の需給状況となっている。また、本日の東京市場開始直後から米10年債利回りが2%台を割り込んでおり、これを受けてドル円も1ドル=107円台半ばまで調整し、現状は1月以来の円高・ドル安水準に位置する。中国をはじめとしたアジア市場が堅調さを保っていることから、225型銘柄の底堅さは意識されているものの、前述した急速な米長期金利低下に伴う円高進行を受けた自動車関連などの輸出関連や金融セクターは手がけにくいだろう。そんななか、後場の物色としても内需・ディフェンシブセクターや円高メリット銘柄に対する消去法的な商いに留まるとみられる。なお、日本銀行が本日まで開いた金融政策決定会合で、現行の政策維持を決めたが、これに対する市場反応は限定的のようだ。 《AK》
関連銘柄 12件
6301 東証プライム
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時価総額 4,502,747百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
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世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
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時価総額 17,265,336百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6976 東証プライム
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電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
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時価総額 5,778,213百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
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自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
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時価総額 10,132,379百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
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時価総額 17,327,796百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
2,997.5
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時価総額 7,611,402百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9432 東証プライム
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時価総額 15,330,168百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9983 東証プライム
42,060
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時価総額 13,384,375百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,038
5/7 13:54
+245(%)
時価総額 13,849,104百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10