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日経平均は続伸、円高一服で輸出株など見直しも持続性には疑問

2018/6/1 12:20 FISCO
*12:20JST 日経平均は続伸、円高一服で輸出株など見直しも持続性には疑問  日経平均は続伸。71.68円高の22273.50円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。  5月31日の米国市場でNYダウは反落し、251ドル安となった。トランプ政権が欧州連合(EU)やカナダ、メキシコ製の鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税発動を発表し、各国が報復措置を表明するなど貿易戦争への懸念が強まった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで75円安からスタートしたが、米関税発動はある程度織り込み済みとして売り込まれる流れにはならなかった。本日発表される米5月雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から円相場が伸び悩み、一時1ドル=109円台まで下落したことから自動車株などに買いが入り、日経平均はプラスに切り返して22316.91円(115.09円高)まで上昇する場面があった。  個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、アステラス薬<4503>が2-3%程度上昇し、堅調ぶりが目立った。アステラス薬は最大1000億円の自社株買いを実施すると発表し、買い材料視された。ソフトバンクG<9984>、東海カーボ<5301>、資生堂<4911>などは小じっかり。また、日本通信<9424>が商いを伴って急伸し、東証1部上昇率トップとなった。同社のフィンテックプラットフォームが金融庁の「FinTech実証実験ハブ」支援案件として決定したと発表している。一方、任天堂<7974>、武田薬<4502>、コマツ<6301>が2%超下げており、ファーストリテ<9983>、SUMCO<3436>、花王<4452>などもさえない。セクターでは、銀行業、輸送用機器、パルプ・紙などが上昇率上位。反面、電気・ガス業、その他製品、食料品が下落率上位だった。  イタリアではポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と極右「同盟」による連立政権が発足する見通しとなり、いったんは政治情勢の先行き懸念が和らぐ格好となっている。米金利低下と為替の円高進行も足元では一服しており、これまで株価下落の目立っていた輸出関連株を中心に見直し買いが向かいやすい状況だろう。しかし、米5月雇用統計の発表を前にした持ち高調整の動きにとどまる印象もある。イタリアではEU懐疑派による政権発足が「脱ユーロ」の流れにつながる懸念がなおくすぶり、米国の保護主義的な通商政策に対し相手国の対抗措置が広がれば世界経済の重しとなる。  新興市場ではマザーズ指数が小幅ながら反落している。前日に新規上場したラクスル<4384>の活況ぶりから個人投資家の資金余力の大きさや物色意欲の根強さが窺えたが、マザーズ指数の伸びが続かないあたりが個人投資家の警戒ムードの強さを映しているだろう。新興市場全体としては手控えムードが続き、強い値動きの銘柄に物色が集中する展開となりそうだ。(小林大純) 《AK》
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半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
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時価総額 6,511,709百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
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-5(%)
時価総額 2,835,742百万円
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4911 東証プライム
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大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5301 東証プライム
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炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6301 東証プライム
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7203 東証プライム
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時価総額 40,608,912百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
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1,768
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三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9424 東証プライム
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時価総額 22,566百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05
9983 東証プライム
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時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,981
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時価総額 13,202,025百万円
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